暑い季節にこそ美味しくなる、食べるサウナ。
創業は26年前。
「銀座・天丹」の名物女将・黒瀧丹さんは中国上海生まれ。かつて中国四川で味わった火鍋の美味しさが忘れられず、現地の火鍋専門店で修行した。
その後1967年に、当時まだ日本で馴染みがなかった四川火鍋を名物とする現在の 「天丹」を東京・銀座コリドー街に出店。以来、名物女将として店を切り盛りしてきた。
銀座という場所柄、政財界のみならず、タレントやアスリートなど多くの著名人からも愛され続けて現在に至る。

「銀座・天丹」の火鍋は、素材からこだわり調合した20種類以上の香辛料、身体のことを考えて貫く完全無添加の麻辣スープや秘伝の自家製ダレが自慢。
夏の蒸し暑い季節には、柑橘系の皮から作る「陳皮」を多めに入れて、爽快な味わいに仕立てる。また、冬の寒さが厳しい時期には、唐辛子など発汗作用のある香辛料を多めに入れて、食べたらポカポカ温まるように。
季節に応じて香辛料や調味料を調整し自然なかたちで健康をサポートする力も、「銀座・天丹」の火鍋には隠されている。”食べるサウナ”とも言われ、辛いけれど箸が進む奥深い味わいは、リニューアル後も変わらず提供する。

リニューアル後のキッチン横では、中国料理には欠かせない豆苗をLED水耕栽培で自家栽培する。

リニューアル後の店内は個室も含め、よりラグジュアリーな空間へと進化。モダンでありながらどこかシノワズリーな雰囲気漂う店内は、デートから会食、商談、祝いの席など様々なシチュエーションにマッチしそうだ。

時代とともに移り変わり、この先20年、30年と続く店を目指すという「銀座・天丹」。暑い季節に爽やかな火鍋を食べたくなったら、この店を訪ねたい。
天丹 銀座本店
所在地:中央区銀座7丁目2番地コリドー通り202
営業時間:午前11時30分~午後2時30分/午後5時~午後11時30分
(土日祝)午前11時30分~午後10時
公式サイト:https://ginza-tentan.co.jp/
(冨田格)