「アーバン(都市型)ワイナリー」として、名古屋のワイン文化の発信拠点に。

今年3月、名古屋市内に新たなワイナリー「WINAR(ワイナル)」が誕生する。

このワイナリーは郊外に多いブドウ畑に隣接するワイナリーとは異なり、名古屋市の中心でワインづくりを行う。

3月16日(日)には初ヴィンテージも披露する予定だ。詳しく紹介しよう。

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名古屋のアーバンワイナリー「WINAR」が誕生

「WINAR」は、名古屋市緑区に広がる自社畑で栽培したブドウを使用し、地域密着型の「名古屋ワイン」を醸造するワイナリー。

ワイナリーの名前は「Winery Nagoya Residents」の頭文字を組み合わせた造語となっており、「名古屋市民のためのワイナリー」と「市民参加型のワイナリー」という2つの意味合いが込められている。

名古屋初のアーバンワイナリー「WINAR」が3月にオープン、初ヴィンテージも披露

ワイナリーの2階には系列のビストロ「commone(コモン)」も併設。ここでは名古屋ワインと地元食材を活かした料理とのペアリングを楽しめる。

初ヴィンテージがいよいよ披露

WINARの誕生の裏には、多くの人々の支援があった。

2021年、ワイナリーの運営元であるヴェレゾン社はワインの醸造に向けたクラウドファンディングを実施。その時点では初ヴィンテージのリリースが4年後という状況にも関わらず、100名を超える支援者が集まった。

その資金をもとに、同社は名古屋市緑区にブドウ畑を開設。2022年には白ワイン用のアルバリーニョと赤ワイン用のシラーの定植作業を行い、2024年8月に初めての収穫を迎えた。

名古屋初のアーバンワイナリー「WINAR」が3月にオープン、初ヴィンテージも披露

そうしてWINARではこのブドウを使い、記念すべき初ヴィンテージを醸造。

市民の手が加わりながら育まれた名古屋ワインが、いよいよ日の目を浴びる。

名古屋初のアーバンワイナリー「WINAR」が3月にオープン、初ヴィンテージも披露

WINARは前述の通り3月16日(日)にオープンするが、この日はビストロ「commone」で初ヴィンテージのリリース記念パーティーも実施予定だ。

ヴェレゾン社では今後も、単にワインをつくるだけでなく、名古屋のワイン文化を代表する存在となることを目指してWINARの活動の幅を広げるという。日本ワイン好きは同社の動向から目が離せない。

名古屋ワイナリー「WINAR」
所在地:愛知県名古屋市西区那古野1-2-12 1F
公式サイト:https://winar-nagoya.com/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000089562.html

(IKKI)

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