もしも巨匠パブロ・ピカソが、葛飾北斎の生きた江戸時代を旅したなら──。そんな“幻想”の世界を、現代アーティスト・TERÁN(テラン)氏がアートとして描き出す。
同氏の日本初個展「Fantasías de Picasso(ピカソの幻想)」が、4月27日(日)より東京・神宮前「Galerie GEEK/ART」で開催。独自の創造力が生み出した新作群が、ギャラリーを幻想的に彩る。
ピカソが北斎の世界を旅する幻想絵巻
同展で描かれるのは、ピカソが江戸時代の日本に迷い込み、北斎の描いた風景や人物と出会うという幻想的なストーリー。
浮世絵に象徴される流麗な線や構図を、TERÁN氏独自の“ポップ・リアリズム”と融合。波に挑み、春画と戯れ、富士の麓で遊ぶ……そんな“旅人ピカソ”が、異文化との対話を重ねながら、作品の中で新たな表現を開花させていく。
伝統×革新の美学──TERÁN氏とは何者か
チリ生まれ、スペイン在住のアーティスト・TERÁN氏。都市の風景や視覚的記憶をテーマに、伝統と現代性を融合させた作品を発表し、国際的に高く評価されてきた。
ピカソやシャガール、フォンタナなど、巨匠たちへのオマージュとして描かれたシリーズ『Tribute to the Geniuses』はその代表作のひとつ。2022年にはユネスコ・パリ本部「ラテンアメリカウィーク」に参加、2024年に発表した『Making-of』も各地で好評を博している。
様々なスタイルを交錯させながら絵画のコードを再構築する同氏は、まさに現代絵画の可能性を探求し続けるアーティストだ。
アーティストトーク&ライブペイントも開催
同展に先立ち、4月26日(土)にはTERÁN氏本人が登壇するアーティストトーク&ライブペイントのオープニングイベントを開催。カタログの販売も予定されており、より深く彼の世界に触れることができる貴重な機会となる。
この春、“ピカソの幻想”に浸る特別なアート体験を、神宮前で味わってみてはいかがだろうか。
Fantasías de Picasso(ピカソの幻想)
会期:4月27日(日)~5月25日(日)
時間:14:00~18:00
定休日:水曜日
会場:Galerie GEEK/ART
所在地:東京都渋谷区神宮前6-23-6 1F
入場料:無料
オープニングイベント
日程:4月26日(土)
時間:15:00~18:00
会場:LIVE ART BOOKS Event Space
所在地:東京都渋谷区神宮前2-4-11 Daiwa神宮前ビル1F
参加費:無料
イベント特設ページ:https://geek.art/exhibition/fantasias-de-picasso/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000253.000046517.html
(山之内渉)