“香水を通して心に火をつけたい”――そんな思想を体現する日本発のメゾンフレグランスブランド「KOHSHI」が、3月22日(土)、京都・中京区に直営店「pallumer(パリュメ)」をオープンした。代官山に続く2店舗目の拠点だ。
今回の新店舗では、“無骨さと繊細さの共存”というブランドの根底にある価値観を空間全体で表現している。
撮影:Satoshi Shigeta
香りの哲学を空間に昇華
コンクリートの断面を剥き出しにした壁、重厚な黒革鉄、柔らかな光を受けて輝くガラスボトル──。店内には、無骨さと繊細さが交錯する独自の世界観が広がる。
撮影:Satoshi Shigeta
ホワイトアッシュ材の格子や、液体の持つ透明感がディスプレイ全体に表情を与え、静けさの中に熱を宿すような佇まいを演出。京都という街の歴史と空気感に敬意を払いながら、現代的な香りの美学を提示している。
香水の数だけ、物語がある
店頭に並ぶのは、ストーリー性あふれる香りの数々。たとえば、「absinthe fraise」はアブサン酒と苺のマリアージュが官能的に香る一本。「anthology」は、ジャスミン畑の熱気を想起させる芳醇な甘さが広がる。
kilesa オードパルファム 50ml 18,700円 / 10ml 8,800円
これらはすべて「kilesa」シリーズの一部で、月に1本というペースで新作が追加され、最終的には全108種類を目指すという。価格は50mlで18,700円、持ち運びに便利な10mlサイズ(8,800円)にはレザーケースが付属する。
インセンスペーパー(45枚入り) 4,180円 / インセンスホルダー 4,800円
そのほか、日本の伝統をテーマにした「L’Héritage」シリーズや、日常使いに適した「kohshi」シリーズなど、計80種類以上がラインナップ。香水以外にも、香りを楽しむペーパーインセンス(45枚入り 4,180円)、フレグランスルームタグといった雑貨も展開されており、ギフトにも最適だ。
“火を灯す”香りを纏う場所
「pallumer(パリュメ)」という店名は、フランス語で“火をつける”という意味の「allumer」と、香水を表す「parfum」を組み合わせた造語。“香水を通して心に火を灯したい”という想いが込められている。
香りが自己表現の手段であり、記憶と結びつく繊細な体験であることを再認識させてくれるこの空間で、自分だけの1本に出会ってみてはどうだろう。
pallumer 京都店
オープン日:3月22日(土)
所在地:京都府京都市中京区東洞院通三条下る三文字町200 ミックナカムラ1F
アクセス:地下鉄「烏丸御池駅」5番出口より徒歩3分
営業時間:11:00~19:00
定休日:水曜日
公式サイト:https://kohshi.jp/about.html
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000158327.html
(山之内渉)