ウイスキー愛好家は“自分の樽を持つ”夢を叶えるチャンスだ。ガイアフロー静岡蒸溜所では、自社製造のウイスキー原酒を樽ごと予約販売する「プライベートカスク2025」を4月1日(火)より開始した。
大麦麦芽、蒸留機、樽などを自由に選び予約すれば、最短3年、熟成の時を経てボトリングした個性豊かな1本が届く。樽オーナーへの扉を開いてみては。
静岡県の地元に根ざしたウイスキーづくりを行う蒸留所
静岡県静岡市内の山間部・葵区にあるガイアフロー社の静岡蒸溜所。同社では、2016年の創業当初より実施しているウイスキーの樽オーナーになれる「プライベートカスク」プログラムが人気で、今年はさらにグレードアップした。
今回は、大麦麦芽が1種類から3種類に増え、2タイプある初留蒸留機もどちらかを選択できる。樽のサイズも180Lのバレル樽と50Lのオクタヴ樽があり、よりカスタマイズ感が高まった。

自分の好みで選べるのが嬉しい、大麦麦芽・蒸留機・樽
それぞれの選択肢の種類を紹介しよう。
風味に影響する3種類の大麦麦芽
産地による麦の味わいがウイスキーの風味に影響すると考え、麦芽は3種類を用意する。
泥炭を焚かずに製⻨した「日本産ノンビート麦芽」は、癖のない 穏やかで繊細な味、「英国産ノンビート麦芽」は厚みのある味だ。イギリスで泥炭を焚き製⻨したモルト「英国産ピーテッド⻨芽」は、スモーキーで個性的な味わいなので、好みの麦を選ぼう。

“初留”を行う蒸留機は、2タイプから選択
シングルモルトウイスキーは、単式蒸留機で2回蒸留するのが基本だ。同蒸留所では、WとKという2つの蒸留機で、1回目の“初留”を行う。“薪直火加熱”の「W」はヘビーでパワフル、香ばしい甘さを持った味わいが特徴で、“蒸気間接加熱”の「K」は軽やかで華やか、フルーティーな香りだ。仕上がりを想像して選びたい。

樽のサイズは、バレルとオクタヴの2種類から選ぶ
そして、最後は、唯一無二の自分だけのウイスキーを熟成してくれる、大切な“樽”を2種類のサイズから選ぼう。
1つは、180Lの「バレル」だ。アメリカのケンタッキー州から輸入した新樽に、シングルモルトを詰めて熟成したものを使用する。新樽は成分が強すぎる可能性があるため、まず同蒸溜所の原酒を詰め木材と原酒を馴染ませ、プライベートカスク用の樽にするのだ。
もう1つは、バレルの約1/4サイズの50L 「オクタヴ」。スコットランドの樽メーカーから到着後、同蒸留所のブレンデッドウイスキー「ブレンデッドM」の原酒を熟成に使用し、一定期間の熟成を経て木材と原酒が馴染んでから、プライベートカスク用にする。
同原酒は、モルト原酒本来の味わいを大切にした仕上がりのノンピート、ほんのりスモーキーなピーテッド、穀物感や複雑味が感じられるグレーンの3種類。直前に熟成した原酒が樽のアクセントとして残るため、好みの仕上がりをイメージでして樽のタイプを選べるのも嬉しい。

左:バレル/右:オクタヴ
丁寧に選んだ自分の物語を樽に託し、熟成の時を経てボトリングした個性豊かな1本が届く。ウイスキーならではの浪漫ある夢を叶えよう。
ガイアフロー静岡蒸溜所 静岡プライベートカスク2025プログラム
開始期間:4月1日(火)~
申し込みサイト:
バレル https://shizuoka-distillery.jp/products/private-cask/privatecask2025-barrel/
オクタヴ https://shizuoka-distillery.jp/products/private-cask/privatecask2025-octave/
公式サイト:https://shizuoka-distillery.jp
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000160191.html
(ERIKO T)