1956年に登場したライカの名レンズ「Rigid」を再構築した現代の交換レンズが、焦点工房より発売される。

オリジナルの6群7枚のレンズ構成、手にした瞬間に伝わる質感、ファインダー越しに立ち上がる描写力。

写真に深みを求める大人の感性に響く一本だ。

ライカ名玉を現代に再構築。LIGHT LENS LABの新5...の画像はこちら >>

Rigid復刻に込められた美学と精度

今回展開される「LIGHT LENS LAB M 50mm f/2 Rigid」は、1956年に登場したライカ初代Rigidの設計と外観を再現した交換レンズ。鏡筒は真鍮製で、手にした瞬間に感じる重みが、クラシックな魅力を伝えてくる。

ローレット加工、指標刻印の美しさ、クリック感のある絞りリングなど、細部まで作り込まれた質感は、操作する悦びを感じさせる。

ライカ名玉を現代に再構築。LIGHT LENS LABの新50mmが登場

同モデルでは、オリジナルと同様に6群7枚のレンズ構成を採用し、豊かなボケ味と繊細な描写力を実現。10枚の絞り羽根を使用し、F2開放で美しい円形ボケが得られ、ポートレートやスナップで被写体の存在感を引き立てる。

撮影の自由度を高めた、現代仕様のこだわり

現代の撮影環境に合わせ、最短撮影距離は従来の1mから0.7mに改良。これにより、室内撮影や物撮りなどにも柔軟に対応できる。フォーカスはマニュアル仕様だが、距離計連動型のため、素早いピント合わせが可能だ。

ライカ名玉を現代に再構築。LIGHT LENS LABの新50mmが登場

また、フルサイズセンサーに対応し、周辺減光やケラレを抑えた設計により、最新のライカMマウントのカメラとの組み合わせでも性能をフルに発揮。描写と操作性の両面で、往年のレンズが持っていた「道具としての美しさ」を現代の撮影者に伝えてくれる。

選べるカラーと満足度の高い付属品

レンズの仕上げは3種類。クラシックな「シルバー」、重厚感のある「ブラックペイント」、そして味わい深い「ブラスゴールド」。それぞれが異なる表情を持ち、所有する満足感も得られる。

焦点工房オンラインストアでは、129,600円~143,100円という価格帯で販売。金属製キャップやレンズフード、専用ケースが付属する。

ライカ名玉を現代に再構築。LIGHT LENS LABの新50mmが登場
掲載元:公式オンラインストア

掲載元:公式オンラインストア

LIGHT LENS LABは、レンズ愛好家の情熱から生まれたブランド。ズミクロン35mm F2の復刻版「周八枚」で話題を集めたこのブランドが、Rigidの再構築に挑んだ意味は大きい。単なる復刻にとどまらず、使う者の撮影体験を洗練させるレンズとして再設計されている点に注目したい。

ライカ名玉を現代に再構築。LIGHT LENS LABの新50mmが登場
サンプルフォト

サンプルフォト

クラシックなフォルムとモダンな機能性を併せ持つこのレンズは、日常に少しの緊張感と創造の喜びを与えてくれる。ライカで写真を撮るという趣味に、もう一段階の深みを求める人にふさわしい選択だ。

LIGHT LENS LAB M 50mm f/2 Rigid
対応マウント:ライカM
対応撮像画面サイズ:35mmフルサイズ
焦点距離:50mm/最短撮影距離:0.7m
レンズ構成:6群7枚
フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)※距離計連動型
絞り:F2-F16/絞り羽根:10枚
フィルター径:39mm(E39)
サイズ・質量:約径52×43.5mm(マウント部・突起部除く)・約266g
付属品:レンズフード(L-E39-A)、前後キャップ(金属製)、レンズケース
焦点工房 公式オンラインストア:https://www.stkb.jp/shopdetail/000000002193

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000458.000071960.html

(Fumiya Maki)

※価格はすべて税込

編集部おすすめ