7月18日(金)から10月5日(日)まで、東京・日本橋三井ホールにて、没入型展覧会「クリムト・アライブ 東京展」が開催される。19世紀末ウィーンの美を現代に呼び起こす、まったく新しい芸術体験であり、今回が世界初開催となる。
黄金の光に包まれ、五感すべてでアートを味わう本展は、静かな感動を求める大人の時間にふさわしい。この夏限定の特別なイベントとして、ぜひ注目したい。
©Grande Experiences
巨匠・クリムトの世界に身体ごと浸る、没入型展覧会の真骨頂
同展は、世界初公開となる全身没入型のデジタルアート展だ。手がけるのは、世界200都市以上で280回を超える展示を行い、2,500万人以上を魅了してきたオーストラリアの企画会社「Grande Experiences(グランデ・エクスペリエンセズ)」。代表作には「ゴッホ・アライブ」や「モネ&フレンズ・アライブ」がある。
高さ7メートルの真っ暗な大空間に巨大スクリーンを設置し、クリムトの代表作『接吻』『ユディト』『死と生』などが圧倒的スケールで映し出される。映像はGrande Experiences独自の技術「SENSORY4」によって、マルチチャンネルの高精細映像にサラウンド音響、香りまでを融合。視覚と聴覚、そして空間の質感そのものが、まるで作品の中に身を置いているかのような体験を実現する。

©Grande Experiences
この展覧会の魅力は、単なる鑑賞にとどまらない点にある。クラシック音楽に身を委ね、金箔を思わせる光彩に包まれながら、19世紀末のウィーンの空気を味わう。そんな感覚が自然と呼び起こされるだろう。
オリジナルグッズ付きの早割券を手に入れる
入場チケットは、4月28日(月)から「早割券」の販売がスタート。一般料金は2,500円で、早割で7月中に来場した方にはオリジナルポーチのプレゼントも用意されている。なお、早割券の入場対象期間は7月・8月の平日のみとなる。
また、会場内は全エリアで写真・動画の撮影が可能。スマートフォン片手に、自らの視点で作品世界を切り取る楽しみが広がる。没入型の展示ならではの、能動的な鑑賞体験を味わってほしい。

©Grande Experiences
日常を離れ、アートの世界に沈む
「クリムト・アライブ」には、目を奪われるだけでなく、身体の奥深くに静かに響く時間がある。金と装飾に彩られたクリムトの世界は、ただ華美なのではなく、その奥にある哲学、時代の息吹をまるごと体感させてくれる。

©Grande Experiences
このイベントの本質は、見ることを超えて、体験するという点にある。空間全体がひとつの作品であり、訪れる者自身がその一部となる。静かで、密度の高い時間。
芸術と自身の感性を、改めて結び直す機会と言えるだろう。
クリムト・アライブ 東京展
会場:日本橋三井ホール
所在地:東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1・4F
会期:7月18日(金)~10月5日(日)
開館時間:10:00~18:00 ※最終入場は閉館の60分前まで
料金:(早割券)4/28(月)~6/1(日)一般/2,500円、(前売券)6/2(月)~7/13(日)一般/2,800円、(日時指定券)7/14(月)~ 一般/3,000円
公式サイト:https://klimtalive.jp
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000161174.html
(Fumiya Maki)
※早割券は7、8月の平日のみ入場可能