日本の伝統技術で新たなものづくりを行うikiri社は、世界最大級のクラウドファンディングサービス「Kickstarter(キックスターター)」にて、伝統と革新が融合した新しい「金継ぎアート」のプロジェクトを開始した。
雅やかな美しい「金継ぎアート」を手に取り、日本の風情を感じてみてはいかがだろうか。
江戸時代の美意識“粋”の真髄が宿る「金継ぎアート」
「イキリ(Ikiri)」とは、大阪弁で「粋がって、自分を格好良く見せようとする様、その人」を指す。
現代では否定的な意味で使われることが多い「イキリ」だが、本来は江戸時代に生まれた日本の美意識“粋”の真髄を言う。
日本各地に存在する素晴らしい伝統工芸やアート、プロダクトの中から、見つけ、組み合わせ、新たな命を吹き込むー未来に繋げたい日本の技術と「粋」を、世界に発信するために生まれたのが、この「金継ぎアート」だ。

同プロジェクトに宿るのは、江戸時代の美意識“粋”の真髄であり、日本の魂である。
現代のライフスタイルに溶け込む日本の伝統技術
ikiri社が展開する金継ぎアートは、継ぎ師・木村いよ氏監修のもと、日本の伝統工芸「金継ぎ」をより多くの人に親しんでもらうために制作されたもの。

通常、金継ぎには本漆が使用されるが、同作品では、より手軽にその魅力が感じられるよう漆を使わない技法を採用。本漆の技法を深く理解する金継ぎ師が手掛けることで、伝統の美意識を大切にしながらも、新しい表現としての金継ぎを追求した。

素材の新たな可能性を引き出し、現代のライフスタイルにも溶け込むアート作品として仕上げている「金継ぎアート」。古き良き文化と革新的な技術が交差する幽寂閑雅な響きが、心を満たすことだろう。
日本古来の伝統「金継ぎ」の美を世界に
同プロジェクトは、金継ぎの魅力を世界に広め、金継ぎ業界全体を盛り上げることを目的としている。

そして、次世代を担う若手金継ぎ師の育成にも力を入れ、伝統を未来へとつなげる新たな試みとして展開しているプロジェクトでもある。
壊れたものを修復し、新たな価値を見出す「金継ぎ」。その日本独自の精神を守りながら、時代に合わせた形で進化させることで、より多くの人々に感動を届けるプロジェクトなのだ。

日本の“もったいない精神”とでも言うべき古き良き精神を受け継ぐ「金継ぎアート」を手に取り、静けさを感じるのも風流だ。
金継ぎアート
プロジェクト期間:実施中~6月13日(金)
価格:梅花柄呼継ぎ湯呑み 10,800円、松柄呼継ぎ皿 18,000円、縁起牣柄九谷焼金継ぎ皿 27,000円
Kickstarterプロジェクトページ:https://www.kickstarter.com/projects/ikiri/kintsugi-tableware-a-fusion-of-traditional-and-modern-art?ref=45w5ce
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000147157.html
(みくと)