心に静けさをもたらす“日本茶”。東銀座・築地の一角に、そんな日本茶体験の新拠点「cafe侘び寂び-wabisabi-」が誕生した。

味、香り、空間、所作、すべてを通じて茶の本質に触れる、新しい日本茶の世界が広がっている。洗練された和モダンな空間で、お茶を理解する時間が、日々に余白をつくり出してくれるだろう。

東京 築地|日本茶を理解するための静かな時間。「cafe侘び...の画像はこちら >>

丁寧に、ゆっくりと。「お茶を淹れる」という豊かさに触れる

cafe侘び寂びのテーマは、「お茶の理解度を上げる」こと。提供される日本茶は、全国の茶農家から選りすぐった茶葉ばかり。

煎茶、ほうじ茶、玄米茶など、注文ごとに異なる茶葉の特徴をスタッフが丁寧に説明し、温度や蒸らし時間の違いで生まれる味の変化までも体感できるスタイルが採用されている。実際に急須を使ってお茶を淹れるこのプロセスは、単なる飲食以上の体験だ。

東京 築地|日本茶を理解するための静かな時間。「cafe侘び寂び-wabisabi-」で茶の奥深さを味わう

忙しない都心にありながら、時間の流れが緩やかに感じられるのは、茶を味わうという行為が自然と心を整えるからだろう。手を動かし、湯を注ぎ、香りを感じながら一煎に集中するその時間には、日常の喧騒では得られない種類の充足がある。

茶が教えてくれる、美意識の深度

同店の魅力のひとつが「抹茶たて体験セット」。専用の茶器を使い、自ら点てた抹茶をいただくこの体験は、まるで小さな茶会のよう。立てたての抹茶を口に運ぶ瞬間、口当たりの滑らかさと香ばしさ、余韻の長さが心を打つ。

日本茶とスイーツのペアリングセットにも注目したい。

たとえば、抹茶には濃厚なチョコブラウニー、ほうじ茶にはきなこのポルボロンといったペアリングが用意されており、甘味との組み合わせによって、茶の個性が一層際立つ。

東京 築地|日本茶を理解するための静かな時間。「cafe侘び寂び-wabisabi-」で茶の奥深さを味わう

築地「cafe侘び寂び」で日常と距離を置く

cafe侘び寂びは、築地駅から徒歩2分という好立地にありながら、モダンで静けさを感じられる空間になっている。カウンター、テーブル、座敷を備えた18席は、どこに座っても“静けさ”が自然と心に沁み込むような設え。朝8時からオープンしており、始業前のひとときや午後の気分転換にもふさわしい。

東京 築地|日本茶を理解するための静かな時間。「cafe侘び寂び-wabisabi-」で茶の奥深さを味わう

今後は全国の茶農家とのコラボによるワークショップ開催や、地域との連携による体験型イベントも予定されており、日本茶文化の発信地としての役割も担っていくという。カフェという枠を超えた体験を通じて、訪れる人の感性に静かに語りかける――そんな場所である。

cafe侘び寂び-wabisabi- 東銀座築地店
所在地:東京都中央区築地3-17-10 BANHOTEL 11F
アクセス:築地駅から徒歩2分
営業時間: 8:00~20:00(L.O.19:30)

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000162076.html

(Fumiya Maki)

編集部おすすめ