5月18日(日)、大阪・関西万博のEXPOホール「シャインハット」にて、ウズベキスタン国立交響楽団による特別コンサート「Threads of Two Lands」が開催される。

中央アジアと日本の伝統が音楽で交わるこの舞台は、成熟した感性をもつ大人のための、心を揺さぶる芸術体験となるだろう。

一日限りの特別なコンサートを紹介しよう。

大阪・関西万博|5月18日に中央アジアを代表するウズベキスタ...の画像はこちら >>

世界で活躍する音楽家たちが一堂に会す、一期一会のコンサート

「Threads of Two Lands」と題された同公演は、ウズベキスタン国立交響楽団と、現代クラシック音楽の旗手である世界的ピアニスト「Kirill Richter and Richter Trio(キリル・リヒター&リヒター・トリオ)」による共演を実現する稀有な舞台だ。

指揮を務めるのは、ウズベキスタン共和国功労芸術家であり、国立交響楽団の首席指揮者アリベク・カブドゥラフマノフ氏。2019年の就任以降、同楽団を世界水準へと導いてきた人物であり、数々の現代作品の世界初演を手がけるなど、音楽界からの信頼も厚い。

大阪・関西万博|5月18日に中央アジアを代表するウズベキスタン国立交響楽団の特別コンサート開催

演奏プログラムの注目すべき点は、日本とウズベキスタンの文化的交差点として特別に作曲された新曲『天翔神楽(Amatobu Kagura)』の世界初演だ。伝統と現代性が融合した音像は、参加者に深い余韻を残すに違いない。

文化を旅する視点で楽しむ、万博のもうひとつの醍醐味

万博といえばパビリオン巡りが主軸になりがちだが、今回のコンサートは「音楽という文化の言語」を通じて、ウズベキスタンの精神性や芸術的な気質に触れるまたとない機会となる。

演奏を担うウズベキスタン国立交響楽団は、1937年創設の老舗オーケストラ。フランス、ドイツ、ロシアなど各国での公演実績があり、ベクゾド・アブドゥライモフ氏やアンドレア・ボチェッリ氏といった著名音楽家とも共演歴を持つ実力派だ。伝統と国際感覚を両立しながら、教育プログラムや若年層への普及活動にも積極的に取り組んでいる。

共演するキリル・リヒター氏は1989年生まれ、パリを拠点とする作曲家兼ピアニスト。彼の率いるリヒター・トリオは、チェロとヴァイオリンを加えた三重奏で、彼自身のオリジナル楽曲を軸に演奏活動を展開。現代音楽の可能性を追求するアプローチは、欧州の音楽フェスティバルで高く評価されている。

大阪・関西万博|5月18日に中央アジアを代表するウズベキスタン国立交響楽団の特別コンサート開催

この日限りのプログラムを体験することで、自身の世界観が広がるのはもちろん、万博という空間そのものに対する視点が変わるかもしれない。

「知の庭」を歩いた後は、音楽という感性の旅へ

ウズベキスタンパビリオンのテーマは「知の庭:未来社会の実験室」。現地の伝統と最先端の芸術が融合する展示空間を巡ったあとに、この特別コンサートで文化の本質に触れる。そんな一日は、成熟した大人ならではの感性が活きる時間となるだろう。

大阪・関西万博|5月18日に中央アジアを代表するウズベキスタン国立交響楽団の特別コンサート開催

感動に飢えた週末を、感性を揺さぶる体験で彩ってみてはいかがだろうか。

特別コンサート「Threads of Two Lands」
開催日時:5月18日(日)14:00~15:00
場所:大阪・関西万博 EXPOホール「シャインハット」
参加費:無料

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000155628.html

(Fumiya Maki)

編集部おすすめ