滋賀県にある観光庭園「English Garden ローザンベリー多和田」が、待望のバラのシーズンを迎えた。3つのエリアはそれぞれ違った特徴を持ち、多彩な薔薇の魅力を堪能できる。
また5月14日(水)~6月1日(日)は「朝バラガーデン」も開催。朝日が差し込む神秘的な庭で、美しく咲き誇るバラを楽しめる。
採掘場からイングリッシュガーデンへ
「English Garden ローザンベリー多和田」は、オーナーの大澤惠理子氏が作り上げた理想の庭だ。「いつか自分の庭を造りたい」と思い続けていた大澤氏は、当時コンクリート会社の採石場だった多和田を開拓するところから庭造りを始めた。
開拓から23年目を迎える今年は、5月に福山市で開催される「第20回 世界バラ会福山大会2025」のポストツアー先にも選ばれるなど、海外からも注目を集めている。
5月中旬からは、朝日の中で神秘的なバラを楽しめる「朝バラガーデン」も開催。
園内は、3つのエリアで構成される。
「バラと宿根草の庭」
「バラと宿根草の庭」では、色とりどりの華やかなバラが調和する。「English Garden ローザンベリー多和田」象徴するメインガーデンだ。メタセコイヤや枝垂れカツラ、フラミンゴカエデ、菩提樹など緑豊かな木々がエリアを取り囲む。その中にはクレマチス、ハナショウブ、ルリトラノオなど沢山の宿根草(ペレニアル)が植栽されている。
周りの山々も借景にした風景は圧巻で、アンブレラのようにバラが仕立てられている空間も見どころ。また小さな小道がいくつもあり、思い思いにガーデン散策を楽しむことができる。

「ローズガーデン」
イギリスの伝統技法「ドライストーンウォーリング」の石積みに囲まれた中には、約60種類のイングリッシュローズを中心に植栽されている。
エリア内は中国のアンティークレンガで歩きやすく舗装され、ゆっくりと寛げるベンチも設置。

「アジアンローズガーデン」
バラ研究家上田善弘氏が収集した中国、ラオス、インドの貴重な野生種を中心に植栽したエリア。中国のバラが中心で、四季咲きの現代のバラの起源になる中国の栽培バラ、さらにその基になる中国の野生のバラをメインに植栽している。
貴重な野生種に出会えるエリアで、園芸品種よりも早く咲く品種が多い。5月上旬~下旬に見ごろとなる。

バラのトンネルを走る電車も人気
約100m続くバラのトンネルでは、電車に乗ってゆっくりと楽しむのがおすすめ。「ローザン鉄道ミルキーウェイ」として人気を集めている。

バラの季節ならではのグルメも充実。花と緑が奏でる湖国の庭園で、心癒される特別なひとときを過ごしてみてはいかがだろうか。
English Garden ローザンベリー多和⽥
所在地:滋賀県⽶原市多和⽥605-10
営業時間:10時~17時
⼊園料:1,900円※バラシーズン2,200円
休園⽇:毎週⽕曜⽇(祝⽇、バラシーズンは休まず営業)
朝バラガーデン
開催:5月14日(水)~6月1日(日)※火曜日・5月28日(水)は開催なし
時間:7時~9時30分(9時最終受付)
料金:早朝入園料 1,200円
公式サイト:https://www.rb-tawada.com/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000064412.html
(春緒)