音楽家・山本啓氏と写真家・中島光行氏が手がけた『Hear and There』が、滋賀・高島市に開業予定の複合施設「TaLaVoyage」から1,000部限定で登場した。
“写真を聴き、音を見る”をテーマに、フィールドレコーディングと撮り下ろし写真を掛け合わせた同作は、造本にも徹底的にこだわっており、想像力を刺激する新たな読書体験を届ける。
photo by Mitsuyuki Nakajima
山本啓氏×中島光行氏、異分野の共作が実現
同作を手がけたのは、インストバンド「NABOWA」で活動するバイオリニスト・山本啓氏と、寺院や建築の撮影で知られる写真家・中島光行氏。
山本啓氏
中島光行氏
異なる感性を持つ二人がタッグを組み、“見えない滋賀”を音と写真で可視化した。
1年かけて採集した“滋賀の音と風景”
制作は2024年から1年間にわたり実施。霊仙山、余呉湖、信楽、琵琶湖などを訪れ、バイノーラルマイクや水中マイクを使って自然音を収録した。
photo by Mitsuyuki Nakajima
photo by Mitsuyuki Nakajima
中島氏の写真と山本氏の楽曲が呼応するよう構成され、静かな旅の記憶を描き出している。
手元で体験する“音楽と写真の対話”
書籍の判型はレコードジャケットと同サイズ(310mm角)。
photo by Mitsuyuki Nakajima
photo by Mitsuyuki Nakajima
レコード(LP)と写真集がセットになっており、ページをめくるとニス印刷で楽曲の波形が浮かび上がる仕掛けなど、視覚と聴覚の融合を意識したデザインが随所に施されている。
TaLaVoyage──琵琶湖畔の“対話型”複合施設
『Hear and There』をリリースした「TaLaVoyage」は、2025年夏に滋賀・高島市で開業予定の複合施設。宿泊棟、カフェ、サウナを備え、「Talk by the Lake.(私と、あなたと、語り合う。)」をコンセプトに、人と自然の対話を育む場を目指している。
photo by Mitsuyuki Nakajima
自然と感性が交わる、“もうひとつの滋賀”を知るための一冊。限定1,000部の同作を通じて、五感で旅するような読書体験を味わってみてはいかがだろうか。
Hear and There
価格:22,000円(税込)
仕様:LPレコード+104Pフォトブック/310mm角・コデックス装・フルカラー・ニス印刷仕上げ
発行日:5月1日(木)
発行者:本間太郎
発行元:TaLaVoyage
発行部数:限定1,000部
商品ページ:https://tala.theshop.jp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000160910.html
(山之内渉)