5月23日(金)、日本独自の製鉄技術「たたら」の歴史を辿る、長屋仕立ての古民家宿「RITA 雲南吉田」が、島根県雲南市にてグランドオープンを迎える。

同施設では、ミニたたらキットで鉄を作り、その鉄からアクセサリーを作る体験なども提供。

たたらの歴史が色濃く刻まれた土地を巡る旅は、日本のものづくりの根幹を知る一歩になるはずだ。

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コンセプトは「森とたたらの記憶をたどる」

かつて全国有数のたたら経営者だった、田部(たなべ)家に仕える人々が暮らしていた長屋をリノベーションした同施設。

たたらの歴史を辿る、長屋仕立ての古民家宿「RITA 雲南吉田」が5月23日にグランドオープン

そこでは、「森とたたらの記憶をたどる」をコンセプトに、鉄づくりを支えた雲南吉田の豊かな自然と歴史を感じながら、過去と現在をつなぐ特別な滞在を提供していく。

たたらの歴史を辿る、長屋仕立ての古民家宿「RITA 雲南吉田」が5月23日にグランドオープン

たたら製鉄では膨大な木材を使用するため、田部家は日本最大規模の「山林王」でもあったという。そして、約30年サイクルで木を循環して使い、砂鉄を採るために削った山は棚田となり、今では美味しいブランド米が作られている。

専用サウナや“ごろ寝室”などを備えた風情のある客室

同施設は、長屋(4室・122平米~139平米)+はなれ(1室・90平米)で構成。もっとも広い客室の「江戸彼岸(定員6名)」には、専用のサウナや水風呂、縁側や涼み台を備えた庭などを完備する。

たたらの歴史を辿る、長屋仕立ての古民家宿「RITA 雲南吉田」が5月23日にグランドオープン

また、庭とつながる半露天の風呂を備える「こうほね(同6名)」には、専用のサウナや水風呂に加え、掘り炬燵や“ごろ寝室”などが設置されている。

たたらの歴史を辿る、長屋仕立ての古民家宿「RITA 雲南吉田」が5月23日にグランドオープン

その他の客室ならびに「はなれ」には、専用のキッチンやワークスペースなどを備え、様々な宿泊スタイルに対応する。

たたらの歴史を辿る、長屋仕立ての古民家宿「RITA 雲南吉田」が5月23日にグランドオープン

全室共通で提供されるウェルカムギフトにも注目で、現在は田部竹下酒造の「理八」と、奥出雲前綿屋の「ままたまごぷりん」が用意されている。

たたらの歴史を辿る、長屋仕立ての古民家宿「RITA 雲南吉田」が5月23日にグランドオープン

たたらの歴史を辿る、長屋仕立ての古民家宿「RITA 雲南吉田」が5月23日にグランドオープン

夕朝食は、連携先の飲食店「割烹すぎ原」にて提供。石畳の古き良き町並みを歩きながら、当時の暮らしや日本のものづくりの根幹に思いを馳せてみたい。

RITA 雲南吉田
所在地:島根県雲南市吉田町吉田2547-1
アクセス:「出雲縁結び空港」からクルマで約30分
施設構成:2棟5室(長屋:4室、はなれ:1室)
料金:29,700円/人(素泊まり)、33,550円/人(朝食付き)、48,070円/人(夕朝食付き)
※いずれも2名1室利用時
公式サイト:https://www.rita-community.jp/unnan-yoshida/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000106710.html

(zlatan)

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