ウイスキーの製造を手がける兵庫・明石の「江井ヶ嶋蒸留所」が、新たなブランドとなるシングルモルトジャパニーズウイスキー「香掬(カスク)」を、5月20日(火)より出荷し、全国の酒販店と同酒造の公式オンラインショップにて販売開始する。

樽が主役となった2種類のシングルモルトウイスキーを、この機会にチェックしておきたい。

「江井ヶ嶋蒸留所」より誕生のウイスキー新ブランド「香掬」。樽...の画像はこちら >>

樽からインスピレーションを受けた新ブランド

今回販売されるシングルモルトウイスキーの新ブランド「香掬」は、同酒造がウイスキー原酒の熟成における最小単位であるカスク(樽)からインスピレーションを受けたことによって誕生した。

同蒸留所は1919年にウイスキー製造免許を取得し、1961年から本格的な製造を開始。これまでに40種類以上ものカスクを駆使し、伝統的なバーボン樽やシェリー樽はもちろん、日本酒カスク、ポートワインカスク、栗カスクなど、樽の個性を活かしたウイスキー造りを続けてきた。

同ブランドは、この多彩な樽で熟成した原酒、それぞれの特性や香りの複雑さを職人の技で丁寧に掬い上げることを目指した、同蒸留所だからこそ造ることができる特別なウイスキーだ。

単一カスクでは過去最高の15年熟成

同蒸留所がリリースしてきたシングルモルトの中でも、単一カスクでの熟成としては過去最長の15年熟成の「香掬 オールドシェリーバット 15年」。商品名にもなっている「オールドシェリーバット」は、シェリー樽の輸入が禁止される以前である40年以上前に、シェリー酒の熟成に使用されていた、世界的にも希少な樽だ。

15年のあいだに失われるエンジェルズシェアのため、ボトリング数502本と限られた貴重な1本。長期熟成が生みだす、まろやかさと奥深さを堪能できるウイスキーに仕上がった。

「江井ヶ嶋蒸留所」より誕生のウイスキー新ブランド「香掬」。樽が主役の香りに注目

果実感とスモーキーフレーバーが調和

フェノール値50ppmのヘビーピート麦芽を原料に用い、オロロソシェリー樽で5年間熟成させた「香掬 オロロソシェリーカスク5年ピーテッド」。同蒸留所の大きな特徴である、シェリー樽熟成が生みだす芳醇な果実感と、ピートの効いたスモーキーフレーバーとが調和した1本となっている。

「江井ヶ嶋蒸留所」より誕生のウイスキー新ブランド「香掬」。樽が主役の香りに注目

日本でも数少ない老舗の「江井ヶ嶋蒸留所」

同ブランドを手がける「江井ヶ嶋蒸留所」は、1980年代の地ウイスキーブームを経て製造を続けている、日本で数少ない老舗蒸留所のひとつ。その出発点は1919年のウイスキー製造免許取得にあり、長きにわたって設備・技術を継承し続けてきた。

代表ブランドである「あかし」は、現在でも国内・海外ともに幅広く出荷されている。2019年には、ホワイトオーク蒸留所から現在の社名である「江井ヶ嶋蒸留所」に名称を変更。2022年より、ブレンダーによるヴァッティングシングルモルトウイスキーシリーズ「EIGASHIMA」を発売し、国内外のウイスキー品評会で金賞を受賞するなど、品質の高さが評価されている。

「江井ヶ嶋蒸留所」より誕生のウイスキー新ブランド「香掬」。樽が主役の香りに注目

同ブランドの2種類のウイスキーは、5月20日(火)より全国の酒販店やオンラインショップにて販売されるため、ウイスキーファンであれば確実に押さえておきたい。

香掬(カスク)
発売日:5月20日(火)
種類:香掬 オールドシェリーバット 15年、香掬 オロロソシェリーカスク5年ピーテッド
容量:各500ml
希望小売価格:香掬 オールドシェリーバット 15年 33,000円、香掬 オロロソシェリーカスク5年ピーテッド 9,350円
公式オンラインショップ:https://shop.ei-sake.jp/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000125284.html

(kyoko.)

※価格はすべて税込

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