六本木にあるチャイニーズレストラン「虎峰(こほう)」では、5月よりコース構成を大きく見直し、新たなスタイルでの提供を開始した。
これまで同店の特徴であった“少量多皿”スタイルから一歩踏み出し、一皿ごとの完成度と印象をさらに高めた全13品の構成へと刷新した。
厳選された一皿一皿で紡ぐ、新たな中華のかたちを堪能しよう。
稚鮎のフリット椒麻ソース
一皿ごとの完成度と印象をさらに高めた全13品
新たなコースは伝統的な中華の技法に加え、和食などの要素も取り入れながら、馴染みある料理に虎峰ならではの解釈を加えた内容へと進化した。
メニューの1部を紹介しよう。
稚鮎のフリット椒麻ソース
今が旬の稚鮎を、和食の技法「のぼり串」で仕立てた「稚鮎のフリット椒麻ソース」。
表面には、香ばしさと食感を引き立てるコーングリッツ(トウモロコシの粉)を纏わせ、丁寧に火入れし、福岡県産の万能葱と高知県・仁淀川の山椒を使用した爽やかな椒麻ソースを合わせた。
林檎北京ダック
北京ダックといえば、胡瓜と葱を添えるのが一般的だが、同店ではその代わりに林檎を使用。みずみずしい酸味と自然な甘みが鴨肉の旨味を引き立てる。
本来の北京ダックが、林檎の木で燻されるという中国の伝統的な製法に着想を得て、果実そのものを組み合わせることで、味わいに奥行きと軽やかさを添えた。
さらに、中国式の揚げパン「油条(ヨウティアオ)」を合わせ、香ばしさとリズムのある一皿に仕上げた。

乳鳩フォアグラ
「乳鳩フォアグラ」は広州産の乳鳩を使い、骨を丁寧に取り除いた身に、フォアグラ餡を詰めた虎峰のスペシャリテだ。
南乳で下味をつけ、麦芽糖を纏わせて一晩陰干しにしたのち、低温でじっくりと火入れし、仕上げに高温の油をかけて香ばしくクリスピーに。
香港の漁師風ミックススパイス「避風塘」をアクセントに添えた、食感と香りが際立つ一皿。

海老サンバル
「海老サンバル」は、千葉県産の伊勢海老を贅沢に使用した、虎峰流“海老チリ”。
ソースにはタイのマッサマンカレーをベースにしたスパイシーなチリソースを採用し、深みのある辛さと香りを演出。
甲羅の中には伊勢海老の味噌とジャスミンライスで仕立てたリゾットを忍ばせ、余すことなく伊勢海老の旨味を堪能できる一皿。

ココナッツアイス
デザートは、香港の伝統的スイーツ「楊枝甘露(ヨンジーガムロ)」を虎峰流にアレンジした「ココナッツアイス」。
旬の八朔とココナッツアイスに、杏仁風味のクランブルを添え、マンゴーソースとタピオカをたっぷりとかけた華やかな一品だ。

調理人の技をダイレクトに楽しむ
店内は広く作られたコの字のカウンターとなっており、目の前で調理人の手捌きや音、香りなどをダイレクトに感じることができるのも魅力のひとつ。

料理に合わせたワイン中心のアルコールペアリングや、中国茶を中心としたティーペアリングも楽しめる。
同店は完全予約制で、18時からと19時30分からの2部制となっている。
五感を通じて、虎峰が目指す深化した中華の世界を堪能しよう。
虎峰
所在地:東京都港区六本木3-8-7 PALビル 1F
営業時間:18:00スタート/19:30スタート(2部制)
定休日:毎週日曜日・不定休
公式サイト:https://www.koho-roppongi.com/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000945.000005340.html
(MOCA.O)
※定休日、キャンセルポリシー等の詳細は公式サイトにて要確認