「ACTUS(アクタス)」は5月30日(金)より、デンマークの家具ザイナー、ハンス J.ウェグナー氏がデザインした名作「CH24(Yチェア)」に奄美大島の伝統染色技法「泥染め」を取り入れたリミテッドモデル「DORO-ZOME AI(藍)」を数量限定で販売する。
同製品は全世界で同ブランドのみの、300脚限定販売となるため、確実に手に入れてインテリアのアクセントとしたい。
奄美大島で生まれた伝統染色技法「泥染め」
同製品に使用されている「泥染め」は、世界で唯一鹿児島の奄美大島に存在する、約150万年前の粘土地層由来の泥を使用した染色技法。奄美大島の泥には多くの鉄分が含まれており、草木に含まれるタンニンと反応することで、深みのある色へと変化する。
今回染色に使われている泥には、奄美大島土着の車輪梅(しゃりんばい)が化学反応した色素と、藍が含まれている。熟練した職人がこの泥を、同製品のビーチ材のフレームにひとつひとつ手で数回塗布していくという手間のかかる工程を踏むことで、深みのある藍色に仕上がる。自然由来の色と染色方法によって、木目が生かされたほかにはない風合いが生まれた。

染色を手がけるのは建材屋「TIMBER CREW」
染色を手がけるのは、東京・調布を拠点に活動する、特注色塗装やエイジング加工を得意とする建材屋の「TIMBER CREW(ティンバークルー)」。今回の特別モデルは、内装材の製造・販売だけでなく、加工や仕上げにおいて評価が高い同店と、大島紬などで知られる奄美大島の染色人であり、今も残る伝統染色技法「泥染め」を継承する「金井工芸」の金井志人氏協力のもと実現した。
デンマーク本国より取り寄せたチェアのフレームに1脚ずつ泥を塗布し、乾拭きして乾燥後、再度水洗いするという工程を繰り返しおこなうことで、一般的なウレタン塗装では出せない、木の質感を残した味わいあるフレームに仕上がる。
塗装後、日本国内のカール・ハンセン&サン ジャパン社の熟練した職人の手で、ペーパーコードのシートを編み上げて完成。北欧の伝統的なデザインと日本古来から継承されてきた技法が融合した、「アクタス」でしか出会えない貴重なチェアだ。

1950年から愛され続けるデンマークの名作チェア
同製品のベースとなっている「CH24」は、北欧デザイン界の巨匠、ハンス J. ウェグナー氏によってデザインされ、1950年から生産され続けている名作チェアだ。
Yの字に見える背もたれの形状から「Yチェア」の愛称で親しまれ、美しい後脚のフォルムや丸棒を曲げて形作られた笠木の優美なラインなど、同氏によるデザインの特徴がよく表れている。座面は職人の手仕事によるペーパーコード張りで、柔らかな座り心地が魅力だ。

世界中に300脚しかない、特別なモデルの名作チェアを、この機会に忘れずに手に入れておきたい。
CARL HANSEN & SØN×ACTUS×TIMBER CREW CH24 BEECH DORO-ZOME SUMI(泥染め/藍)
予約開始日:5月30日(金)
限定販売数:300脚
価格:121,000円(税込)
取り扱い店舗:「アクタス」直営店、公式オンラインショップ
公式オンラインショップ:https://online.actus-interior.com
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000071744.html
(kyoko.)