歴史的建築を未来につなぐ──そんな発想から生まれた投資・運用プラットフォーム「kessaku(ケッサク)」。名建築を“泊まれる文化資産”として再生し、投資・宿泊・運用の対象へと転換する仕組みが広がりを見せている。
kessakuは、このたび資金調達を実施。関連プロジェクトの累計資金流入は1億円を突破した。
誰もが名建築を“所有・運用”できる時代へ
kessakuは、老朽化や空き家化が進む歴史的建築に新たな価値を与え、世界中の誰もが気軽に関われる文化資産へと再構築することを目指す。
建物の再生だけにとどまらず、宿泊施設としての運用と収益化までを一体で設計。文化の継承とビジネスを両立させる新たなモデルを提示している。
再生された物件は、オーナー投資家が保有しながら宿泊施設として稼働。利用者には唯一無二の体験を、投資家には文化資産としてのリターンを、それぞれもたらす仕組みだ。
矢掛・五箇山に続き、京都や金沢にも拡大中
これまでに、岡山県矢掛町の宿場町に佇む豪商の邸宅や、富山県南砺市の屋敷林を有する明治期の古民家などを対象としたプロジェクトを展開。いずれも2026年の開業を予定しており、着実に整備が進められている。
今後は、京都市壬生や石川県金沢市、静岡県熱海市などへも展開を予定。歴史ある町並みを舞台に、kessakuが手がけるプロジェクトは広がりを見せている。
地域・投資・観光をつなぐ“文化資産の新しい循環”
今回の第三者割当増資は3,000万円で、THESEED3号ファンドからの出資により実施された。これにより、kessaku関連プロジェクトへの累計資金流入額は1億円を突破した。
今後は、設計・施工・運営体制の強化に加え、海外投資家や宿泊者への訴求、地域との共創による観光資源化にも注力していくという。
文化財としての価値と、ホスピタリティ産業としての可能性。両者を交差させながら、“建築が受け継がれる仕組み”を社会に根づかせようとするこの取り組みに、注目が集まっている。
名建築の未来に、あなたも一歩踏み込んでみては。
kessaku 公式サイト:https://kessaku.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/kessaku.casa
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000139542.html
(山之内渉)