1908年に創業した石川発の陶磁器メーカー「ニッコー」と、1943年創業の化学素材メーカー「小松マテーレ」は、紙コップをオマージュした磁器製のカップと、高機能な布製スリーブを組み合わせた、サステナブルなテーブルウェア「like a Paper Cup(ライク・ア・ペーパー・カップ)」を共同開発した。
紙コップをベースにさらに洗練させたデザインにも注目。
金沢文化と素材の技術が融合したデザイン
カップには、ニッコーが長年にわたり培ってきたファインボーンチャイナを使用。軽量でありながら丈夫で、なめらかな口当たりと透き通るような美しい白さが特徴だ。デザインは、金沢駅のシンボル「鼓門(つづみもん)」と、茶屋建築に見られる「出格子(でごうし)」の2種類。それぞれに金線あり・なしのバリエーションを設け、全4種から選べる。白地にマットと盛りの技法で繊細に仕上げられた同商品はいずれも、現代的で上質な印象を与える。
さらに、同社はファインボーンチャイナの製造過程で生じる規格外品を再資源化し、リン酸三カルシウムを主成分としたリサイクル肥料「BONEARTH(ボナース)」として再活用する取り組みも推進中。これにより、廃棄物を最小限に抑えた循環型ものづくりを実現している。

スリーブは環境配慮と高機能を両立
スリーブには、小松マテーレの素材「KONBU」を採用。「KONBU」はナチュラルでドライな風合いと硬度からくる自立性、驚くほどの軽量さと強さが特徴だ。綿のキャンバス地のように重みがあるように見えて、持つと驚くほど軽い素材となっている。
また、染色には、廃棄されるタマネギの皮などの植物由来成分を活用した環境配慮型素材「Onibegie(オニベジ)」の染色技術が使用されている。縫製においても、テキスタイルを裁断して縫製することに比べてカットロスや縫い代を削減する手法を用いており、素材から加工に至るまで徹底したサステナビリティ志向を貫く。
同スリーブは全4色展開で、ライフスタイルやインテリアに合わせて選択可能だ。

地元企業の強い想いで生まれたプロジェクト
同商品は、地元・石川を“ものづくりの力”で盛り上げていきたいという両社の共通の想いからスタートしたプロジェクト。異業種ながら同じ地域に根差す、両社それぞれが長年培ってきた技術と理念を掛け合わせることで、新たな価値を持つアイテムが誕生した。
両社に共通するのは、「無駄を生まない」サステナブルなものづくりへの真摯な姿勢。素材・加工・製造に至るまで、環境への配慮を貫いている。日々の暮らしに寄り添う同商品を通して、「使い捨て」を見直し、より持続可能で豊かなライフスタイルを実現するきっかけとなることを目指す。

ギフトとしても最適なユニバーサルデザインに仕上げられた同商品は、さまざまな空間に自然と馴染み、ライフスタイルをより豊かに彩るアイテムとして、永く愛用できるだろう。
like a Paper Cup
カップ:全4種/鼓門(金線あり・なし)、出格子(金線あり・なし)
スリーブカラー:ライトグレー、オニオン、オリーブ、インディゴ
価格:3,410円~11,550円(スリーブ単体:各1,485円)
販売場所:石川県/Tableware shop & cafe 白磁、まてーれ金沢ひがし茶屋街、小松マテーレファクトリーショップ mono-bo
東京/mate-monoショールーム(東京・南青山)
ニッコー公式オンラインショップ:https://www.nikko-tabletop.jp/
小松マテーレ公式オンラインストア:https://komatsumatereonlinestore.jp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000106.000031345.html
(kyoko.)
※価格はすべて税込