ロンドンのミシュラン星付きレストラン「Endo at The Rotunda」の系譜を受け継ぐ新店「祇是(ぎぜ)」が、6月12日(木)、三宮にオープンした。

ヘッドシェフを務めるのは、デンマーク出身のキャスパー・エリック・ソレンセン氏。

茶道の哲学に通じる“今この瞬間に最上を尽くす”という精神のもと、兵庫の大地が育んだ食材を繊細な感性で一皿に昇華させる。

ロンドンの名門が選んだ、神戸という舞台

新たに誕生する「祇是」を手がけるのは、ロンドンを拠点とするCreative Restaurant Group。フラッグシップ店である「Endo at The Rotunda」は、ミシュラン一つ星を獲得し、2024年にはイギリスNo.1レストランとして評価された実績ももつ。

今回の日本初出店に際し、ヘッドシェフとして白羽の矢が立ったのが、キャスパー・エリック・ソレンセン氏。

かつて京都で料理人として暮らしていた彼は、兵庫の食材がもつ多様性と力強さに魅せられ、「いつかこの地でレストランを」と想いを温めてきたという。

茶道の精神に根ざした“OMAKASE”

店名の「祇是(ぎぜ)」は、「今この瞬間に最上を尽くす」という茶道の哲学に由来し、総料理長・遠藤和年氏から贈られたもの。全12席のカウンターで繰り広げられるのは、兵庫の海・山・大地の恵みに寄り添うOMAKASEコース。

生産者との対話を大切にし、その想いとともに食材を仕立てる料理は、シェフの確かな技術と繊細な感性によって一皿ずつ構築されていく。コースの締めくくりには、神戸ビーフを用いた贅沢な一皿も。

神戸の“今”を味わう、特別なひとときへ

「祇是」は、日々変わる自然と向き合いながら、料理の在り方を問い直す場でもある。

その日の“最上”を追い求める祈りのような営みが、兵庫の四季と文化を映し出し、訪れる人の記憶に静かに刻まれていく──。

完全予約制のこの一軒は、神戸に新たな美食の物語を紡ぎ始める。

祇是(ぎぜ)
オープン日:6月12日(木)
所在地:兵庫県神戸市中央区生田町2丁目2−7 LIVE DESIGN square 1F
営業形態:完全予約制/カウンター12席
価格:祇是OMAKASEコース/19,800円(税込)※6月限定価格

公式サイト:https://gizekobe.com/
Instagram:https://www.instagram.com/gizekobe/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000163749.html

(山之内渉)

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