北海道仁木町に2019年にオープンした複合型ワイナリー「NIKI Hills Winery(ニキヒルズ ワイナリー)」が醸造する「Chardonnay 2023」が、世界最大級の国際ワインコンテスト「Decanter World Wine Awards 2025(デキャンター ワールドワインアワード)」にて金賞を受賞。
世界から高く評価されたその1本を見てみよう。
準限界集落の活性化を目指すワイナリー
「NIKI Hills Winery」は、2019年7月、北海道余市郡仁木町にオープンした複合型ワイナリーだ。
準限界集落となった仁木町の再生に向け、広告会社のDACグループが2014年に事業をスタート。2015年からは、仁木・余市町の契約農家のブドウを使ったワインの醸造を開始し、2019年からは自社畑のブドウによるワイン造りを始めた。
同ワイナリーでは、北海道らしさや仁木町旭台の風土から生まれるブドウのポテンシャルを最大限に引き出し、個性を引き立てて「香り」から楽しめるワイン造りを行っている。
また、33ヘクタールの敷地に醸造所、ブドウ畑、ナチュラルガーデン、森、レストラン、宿泊棟を備えており、国内外の観光客を誘致することで仁木町を活性化することを目指す。
世界最大のワインコンテストで評価されたシャルドネ
「Decanter World Wine Awards 2025」は、イギリスの月刊ワイン雑誌『デキャンター』が、2004年から毎年開催している国際ワインコンテストだ。
2014年には出品数が世界一となり、「世界最大のワインコンテスト」といわれている。
「Chardonnay 2023」は、同コンテストで96点を獲得し、金賞を受賞。国際品種「シャルドネ」品種スティルワインにおける同コンテストの金賞受賞は、「Chardonnay 2023」が日本初となった。
世界中で栽培されているシャルドネ
シャルドネは世界中で広く栽培されており、栽培される場所や醸造方法によってさまざまな表情を見せることが特徴だ。
同ワイナリーは、日本のワインと北海道仁木町の魅力を世界へ発信したいという想いから、国際ワインコンクールに挑んでいる。
受賞ワイン「Chardonnay 2023」の魅力
同ワインは自社畑のシャルドネを100%使用して醸造した。
2023年は夜温度が下がらず、ブドウの成熟が厳しく試されたヴィンテージとなった。そのため糖度が伸び悩んだが、補糖補酸は行わず果汁を凍結させ、濃縮した部分のみを使用する「冷凍果汁仕込」を行って発酵させている。
出来上がったワインは、トロピカルフルーツとハーブの清涼感に、ジャスミンなどの甘やかさと華やかさ両方を備えた香りが楽しめる。
ドライでほんのり塩味を伴ったミネラルを感じ、クリアな酸味が口中を引き締め、後味に心地よい苦味がある。

北海道で育てられたシャルドネを、この機会に楽しんでみては。
「Chardonnay 2023」NIKI Hills Winery
品種:シャルドネ(仁木町産)
アルコール度数:13%
容量:750ml
飲み口:辛口
価格:6,600円(税込、送料別)
販売サイト:https://shop.nikihills.co.jp/collections/white-wine/products/chardonnay2023
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000027751.html
(田原昌)
※同商品は在庫がなくなり次第販売終了