東京・江東区の風情ある下町の雰囲気が魅力の深川エリアがアートに包まれる「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭2025」が、今年も10月に開催される。

東京都現代美術館でのセレモニー、街なかに展示される個性豊かな作品群、そして自然と歴史が息づく庭園の空間。

芸術と都市が交差するこの祭典は、感性を研ぎ澄ませたい大人にふさわしいひとときを提供してくれるだろう。

東京・深川の風情ある下町風景がアートに包まれる。「アートパラ...の画像はこちら >>

街が美術館になる9日間、700点を超える作品が息づく

今年で6年目を迎える「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」は、障がいのあるアーティストの作品で街全体を美術館にするユニークな催しだ。今回は、門前仲町、清澄白河、森下を会場に個性豊かな作品が並び、繊細かつ力強い表現が都市の風景に彩りを加える。

メインビジュアルや展示される一部作品は、過去の公募展入賞作を高精度で複製したもので、アートをより身近に感じられる点も魅力。視覚から始まる対話は、無言のメッセージとして心に響く。

街なかで偶然出会うアートが、ふとした感情の扉を開くこともあるだろう。

東京・深川の風情ある下町風景がアートに包まれる。「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭2025」開催
ウルシマトモコ『⻘とはさみの会話<4card 9 message> 』

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現代美術の聖地で幕を開ける上質なアート体験

本祭の幕開けを飾るのは、10月18日(土)に東京都現代美術館で行われるオープニングセレモニー。ここでは、アーティストや文化人、地元民らが一堂に会し、芸術祭の幕開けにふさわしい洗練された雰囲気の中、特別な時間が流れる。

同会場では、「アートパラ・マーケット・フェア(AMF)」も開催され、2024年の公募展入賞作家による原画作品が披露される。これらはオンラインでも購入可能で、売上は作家本人に還元される仕組みとなっている。アートを支え、育てるという喜びを、静かに共有する文化的贅沢がここにある。

さらに、開催前にはプレイベントも実施され、作品オークションなども予定。芸術と経済が交差する場としても注目されているのだ。

深川庭園の静謐さと、秋の空気に包まれる

会場のひとつである清澄白河エリアには、庭園や水辺空間が点在しており、アートと自然が交錯する美しい風景を形成している。

中でも人気なのが、庭園の静謐な空間に設置された作品群だ。池の水面に揺れる影、木漏れ日の中に佇む彫刻。都市の喧騒を忘れ、心の奥にある静けさと向き合える時間がそこにある。

東京・深川の風情ある下町風景がアートに包まれる。「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭2025」開催
掲載元:アートパラ深川公式

掲載元:アートパラ深川公式

芸術とは、感性の贅沢である。「アートパラ深川」では、その感性を刺激する仕掛けが、街の至るところに配されている。華やかさや派手さではなく、内面に響く本質的な美を求める人にこそふさわしい芸術体験を、じっくり味わってみてはいかがだろうか。

アートパラ深川おしゃべりな芸術祭2025
日程:10月18日(土)~26日(日)/プレイベント9月20日(土)~27日(土)/オープニングセレモニー10月18日(土)午後2時より東京都現代美術館にて
会場:門前仲町、清澄白河、森下、豊洲
深川不動堂ロータスホール(江東区富岡1-17-13)ほかを予定
公式ホームページ:https://artpara-fukagawa.tokyo/
※会場は後日確定

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000155842.html

(Fumiya Maki)

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