長野に拠点を置くNozawa Onsen Distillery社は、昨年好評を博した蒸留士・富井亮太氏が手掛ける「Absinthe(アブサン)」を、今年も数量限定で販売した。

アブサンは、自家焙煎自家栽培のニガヨモギをベースに和ハッカや抹茶などを配合したお酒。

その危険なまでの美味しさが、多くの人をトリコに。

今年は発売後、即完売してしまい、すでに販売を終了している。残念ではあるが、この“マッド”な人気ぶりの「Absinthe」の魅力を紹介したい。

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ニガヨモギの花が香る魅惑のお酒

19世紀末の芸術家たちを中毒にし禁じられた酒が再販

アブサンは、19世紀末の芸術家たちを中毒にし、20世紀に入り多くの国で“危険な飲み物”として禁じられた歴史を持つお酒だ。

“精神の境界をわずかに緩める鍵”とも言われ、飲む者の内にある創造力、あるいは破滅願望を、やさしくあぶり出す液体(お酒)として多くの愛好家が存在する。

野沢温泉蒸留所で2024年に野沢温泉のマッドサイエンティスト蒸留士・富井亮太氏の手により開発された初代アブサンは、定番商品のジンと同じく野沢温泉の湧き水を使用。

研ぎ澄まされた滑らかさにより、発売後まもなくして完売した。

再販の声も多く上がっていたことから今年、2代目の販売を決定したのだ。

19世紀の芸術家をトリコにしたお酒「マッドサイエンティスト・アブサン」に注目

数量限定で販売された「マッドサイエンティスト・アブサン」

マッドサイエンティストが完成させた2代目のアブサン

アブサンの製造を手がけたのは、昨年に続きマッドサイエンティストの称号を得た、蒸留士の富井亮太氏。

自家焙煎自家栽培のニガヨモギをベースに、スターアニス、和ハッカ、抹茶という日本を感じるボタニカルを配合。

これらのボタニカルの作用により“欧州の幻想に和の静けさと鋭さをぶつけた異種交配型アブサン”に仕上がった。

今年は、ニガヨモギの花を乾燥させたものを、ボタニカルとして使用。口に含んだ瞬間のフローラルな香りが味覚と嗅覚に広がっていく。

19世紀の芸術家をトリコにしたお酒「マッドサイエンティスト・アブサン」に注目

マッドサイエンティスト・アブサンの開発者 富井亮太氏

アブサンを多彩に楽しむおすすめの飲み方

「伝統方式ラ・ルーシュ/La Louch」は、シュガースプーンに角砂糖を置き、冷水を一滴ずつ垂らして白濁させる。

最も幻想的で化学反応が見える方法だ。

フルーティな仮面の下に隠れる狂気が舌を刺激する「ゆず酒×アブサン」は、アブサン30mlに、ゆず酒30~60mlを調合してつくる。

清涼感と炭酸の刺激がニガヨモギの苦味を際立たせる「アブトニック」は、“目が覚めるのに、現実が遠ざかる”という奇妙な感覚を味わえる。調合配分は、アブサン30mlにトニックソーダ200ml以上を混ぜ合わせたら完成だ。

そのままでも、何かと調合しても、幻想的で刺激的な感覚を楽しめるアブサン。

この機会に、野沢温泉蒸留所でマットサイエンティストによってつくられた、危険なまでに美味しいお酒の味を堪能してみてはいかがだろうか。

19世紀の芸術家をトリコにしたお酒「マッドサイエンティスト・アブサン」に注目

野沢温泉蒸留所の外観

マッドサイエンティスト・アブサン
容量:500ml
希望小売価格:6,300円(税込)
アルコール度数:63%
品目:スピリッツ
野沢温泉蒸留所公式サイト:https://nozawaonsendistillery.jp/products/absinthe

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000089162.html

(みくと)

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