焦点工房社は、LIGHT LENS LABの交換レンズ「M 50mm f/1.5 Z21 ピアノブラック」を、7月25日(金)より発売した。
高級感を演出するクラシカルな見た目に、芸術的なセンスと現代の技術が融合した同製品。
「詩的な光」を描き出す写真表現の本質的価値に着目
「50mm f/1.5 Z21」は、フランスの銘玉「Angenieux 50mm F1.5 Type S21」を現代の光学技術と新素材によって再構築した特別なモデルだ。Z21の「Z」は、設計者・周(Zhou)氏の頭文字に由来し、オリジナル「S21」を手がけた開発者たちの精神を受け継ぐという想いが込められている。

同レンズは、クラシックなダブルガウス構成を継承しつつ、「S21」の特徴的な外観を追求するために、新たに設計を見直した一本。柔らかさと芯のある描写は、まさに往年の銘玉を彷彿とさせる。
また、単に解像力を追求するのではなく「ボケ味」や「収差の美しさ」といった、写真表現における本質的な価値に注目した。
他社が収差を取り除く中、あえて収差を残すこのレンズは、深い光学的理解と大胆な芸術的挑戦があってこそ実現した、数値だけでは語れない「詩的な光」を描き出す。

サンプルフォト
高級感あふれるピアノブラックのクラシカルな見た目
レンズ外観は、クラシカルな雰囲気を重視しながら、緻密なヘリコイドや絞りリングの操作感にこだわった。伝統的な歴史のある「S21」のスタイルと、現代ならではの使いやすさが融合したレンズだ。

また、製造に高度な技術を要する、光沢仕上げの「ピアノブラック」バージョンを採用しており、艶やかで高級感のある外観が、所有する喜びと満足感をいっそう高めてくれる。
なお、ピアノブラックバージョンは、世界限定600本の希少モデルとなる。

オリジナルの風格と新時代の性能の融合
プロ用測定機器を使用して徹底的に補正値を分析し、歴史的な資料やサンプル画像から得られるオリジナルの描写傾向を忠実に再現。一方で、画面中心から周辺にかけて、中央部30%においては、オリジナルを約10%上回る光学性能を実現した。
また、新素材・新設計による高い描写力も特徴の一つである。
シャープネスとコントラストを高めながらも、「S21」のような独特の柔らかなトーンやボケ味を活かした描写を叶える。

サンプルフォト
周辺光量もオリジナルよりわずかに向上し、より自然な周辺描写が可能となった。
イメージサークルは、オリジナルよりも一回り大きく設計されている。44×33mmフォーマットの撮像素子でも、近~中距離であればケラレを気にせず使用が可能だ。
同カメラで、数値では語れない「詩的な光」の描写を楽しんでみてはいかがだろうか。
オンラインストア商品ページ:https://www.stkb.jp/shopdetail/000000002265/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000516.000071960.html
(みくと)