長野県の日本酒専門店「坐kura(くら)」から、新酒の「理 KOTOWARI」が発売される。
8月1日(金)より限定300本で販売される同酒は、現役最高位の刀匠である宮入法廣(みやいり・のりひろ)氏の作刀哲学を一滴一滴に凝縮させた純米大吟醸酒だ。
柔らかな甘みと米の複雑な旨味が奥行きをもって舌に層を成す上質な味わいを、この機会に試してほしい。
「理KOTOWARI 」
「歴史ある米どころ×刀鍛冶の里」から生まれた限定酒
同酒の原料には、標高700mにある信州・八重原の水田で自家栽培した、最上等級の酒米のみを使用している。
地元の老舗酒蔵である大信州酒造によって「全量袋絞り」「無加圧・無濾過原酒」でつくられた純米大吟醸は、愛酒家の刀匠・宮入氏本人が感動するほどの研ぎ澄まされた味わいとなった。
グラスに注いだ瞬間、苺を思わせる繊細なアロマ、わずかにライチやラムネを想起させるニュアンスが立ち上がる。
口に含むと、柔らかで丸みを帯びた甘みと米の複雑な旨味が、奥行きをもって舌の上に層を成す。清涼感のある酸が輪郭を引き締めつつ、ボリューム感のある味わいを軽やかに支え、余韻には品のある苦みとともに透明感が残る。
全量袋搾り・無加圧・無濾過原酒ならではのクリアで立体的な味わいは、一口ごとに表情を変え、飲み手に深い余韻と再訪したくなる感動を残す。静と動が共存するような味の構造が、この酒の持つ“理”を静かに物語っている。

左から、宮入法廣刀匠、 ㈱ 太陽と大地 柳沢謙太郎、大信州酒造 ㈱ 田中隆一
作刀にかける精神を日本酒で表現
現役の刀匠をモチーフにするという、他に類を見ないコンセプトの「理 KOTOWARI」。
その誕生のきっかけとなったのは、2024年に長野県東御市で開催された、地元ゆかりの刀工をテーマとした企画展だった。
宮入法廣氏のものづくりに深く共感した「坐kura」が、「この作刀にかける精神と技のすべてを、日本酒で表現したい」と決意。
次の人間国宝と目されながらも飾らない人柄の宮入氏が、同じ八重原で日本古来のものづくりに向き合う同志として、同店に協力した。
刀匠・宮入法廣と「理 KOTOWARI」のコンセプト
宮入法廣氏は、江戸時代からつづく日本刀の名門・宮入家に生まれながら、流派の異なる備前伝・隅谷正峯氏に師事。
史上最年少の39歳で刀匠の最高位「無鑑査刀匠」に認定され、2010年には刀匠界の最高権威「正宗賞(まさむねしょう)」を受賞した。
長野県東御市の八重原地区に鍛錬場を構え、国宝「国俊写小太刀」の復元や宮家の御守刀(おまもりがたな)など、日本の宝となる刀づくりに挑んでいる。
その制作における“理(ことわり)を知り、品格をきわめる ”ものづくり精神が、「理 KOTOWARI」のコンセプトになった。
「理 KOTOWARI」という名前には、美味しさを楽しむだけでなく、日本のものづくりの素晴らしさを体感できる酒でありたい、という願いが込められている。
この機会に、磨きあげられた味わいを確かめてほしい。

理 KOTOWARI
希望小売価格:22,000円(税込)
原料米:米・米麹
使用米:長野県東御市八重原産100%
瓶詰タイプ:火入瓶貯蔵
飲酒適温(冷/温):10℃ / –
内容量:720ml
購入方法:ネットショップ「STORES 坐kura」にて抽選応募券を入手の上、専用サイトで購入
特設サイト:https://thekura.jp/kotowari/(8月1日12:00公開)
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000116225.html
(みくと)