京都にある“アートコレクターの住まい”をコンセプトとする「node hotel(ノードホテル)」1階のギャラリースペースで、写真家の渡部さとる氏の個展「inception(インセプション)」を開催。

同展覧会の期間は、8月14日(木)から9月14日(日)まで。

初日にはトークショーも行われる。なお、出品作品は全て購入が可能だ。

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『inception』60×80cm、インクジェット、撮影年2021、プリント年2025

アートコレクターの住まいのようなホテル

京都の中心部である四条烏丸エリアに位置する「node hotel」は、暮らしの中でアートを身近に感じられる、アートコレクターの住まいのようなホテルとして、非日常の贅沢ではなく、理想の暮らしが体験できるホテルだ。

ホテル内には世界中からコレクションしてきたアーティストの作品が飾られており、シンプルなたたずまいの中にアートが調和。オーセンティックな家具や装飾品が洗練された空間を演出している。

渡部さとる氏の作品30点あまりを展示

展覧会タイトルであり、写真家・渡部さとる氏の2024年出版の写真集タイトルでもある「inception」は、「開始・始まり」「発端」という意味だ。

同展覧会では、渡部氏が初期の頃から発表している銀塩写真に加え、作品としての発表は初めてとなる写真集『inception』まで、30点あまりの作品を展示する。

また、展覧会初日の8月14日(木)には、映画プロデューサー石井朋彦氏とのトークショーも開催。人数限定で予約を受付中だ。

写真家・渡部さとる氏の個展「inception」|アートを身近に感じる京都「node hotel」にて開催
『inception』100×150cm、インクジェット、撮影年2021、プリント年2025

『inception』100×150cm、インクジェット、撮影年2021、プリント年2025

夢の中の風景のような、焦点の合っていない写真

写真家の渡部さとる氏は、山形県米沢市出身。日本大学芸術学部写真学科を卒業後、新聞社の写真部に配属。退職後に「スタジオモノクローム」を設立し、2006年より作家活動を本格的に開始した。

『inception』という写真集について、渡部氏は次のように語る。

「人の気配が消えた海岸の砂浜に力メラを向けると設定が室内で撮ったままになっていたせいで、画面は白くてフォーカスも全く合っていなかった。

今までだったら合わせ直すところなのだが、焦点がどこにも合っていない画像が春の海岸の暖かさを伝えていた。それ以来“温度”を撮るために焦点を合わせない写真を撮り続けた」

「『inception』の意味は“はじまり”。止まっていた時間が動き出し、新しい“はじまり”を感じる本を作ろうと思った」

写真家・渡部さとる氏の個展「inception」|アートを身近に感じる京都「node hotel」にて開催
『da.gasita』40×50cm、銀塩プリント、撮影年2009、プリント年2023

『da.gasita』40×50cm、銀塩プリント、撮影年2009、プリント年2023

アートを感じるホテルで、渡部氏の写真と向き合ってみたい。

inception
開催期間:8月14日(木)~9月14日(日)※会期中無休
会場 : node hotel 1F
所在地:京都府京都市中京区四条西洞院上ル蟷螂山町461
開催時間:11:00~17:00
入場料:無料
node hotel公式サイト : https://nodehotel.com

渡部さとる×石井朋彦 トークショー
開催日時:8月14日(木)15:00~
参加:先着30名完全予約制
参加費:3,000円(税込・1ドリンク込)
詳細・予約ページ:https://voyages.theshop.jp/items/114697610

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000053249.html

(田原昌)

※諸事情により内容が変更になる場合あり

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