淡路島は瀬戸内海の東部に位置し、瀬戸内海に数々ある島の中では最大である。古来より食材に恵まれた地で、数々の食材や水を朝廷に納めていたという。
淡路島の東海岸にある洲本温泉は海岸沿いに位置する淡路島でも最大の温泉地だ。温泉宿が立ち並び、家族連れやグループ旅行に賑わっている。とはいえ、日頃の喧騒から離れしっとりとした贅沢な時間を過ごしたいという方にもワンランク上の宿も揃っているので宿の選択肢は多い。
今回は淡路島の東海岸にあるホテルニューアワジの別亭「淡路夢泉景」を紹介しよう。
宿泊したのは淡路夢泉景の特別フロア「里楽」の露天風呂付きの1室。窓の外に海が広がり、オーシャンビューのテラスに出るとシャワーブースの隣に陶器製の露天風呂に湯がたっぷりと満たされている。

部屋の露天風呂も良いが、系列のホテルが回廊で繋がれているため、温泉湯めぐりも楽しめる。海と空と温泉が一体となったメゾネットタイプの展望露天風呂「天宮の雫」、スパテラス水月の「棚田の湯」と「くにうみの湯」(時間により男女入れ替え)、貸切露天風呂「夢風泉」と入りたい放題。お気に入りの湯を探してのんびりと寛ぎたい。


旅先でのもう一つの愉しみはなんといっても食事である。個室料亭か部屋食が選択できるので部屋食でお願いした。
淡路島の食料自給率はなんと107%だそうだ。
四方を海で囲まれており、春は桜鯛、夏は鱧、秋は紅葉鯛、冬は河豚といった海の幸、知る人ぞ知る風味豊かでサシの綺麗な淡路牛、玉ねぎをはじめとした島野菜、そして香り高い淡路米。食材の宝庫である淡路島だからこそできる料理がテーブルに並び口に運ぶとその新鮮さに頬が緩む。


心もお腹も満たされ、部屋の露天風呂に浸かって横になればきっと今夜はいい夢が見られるに違いない。
住所:兵庫県洲本市小路谷1052-2
電話:0799-22-0035
淡路夢泉景サイト:http://www.yumesenkei.com/
(小椚 萌香)
【参考】