香りと物語を紡ぐブランド「HAYAMA AROMANCE」から、ルームフレグランス「LAYERED AROMA SOUND(レイヤード アロマ サウンド)」が誕生する。音楽と香りを重ね合わせ、日本古来の“聞香”を現代的に表現した作品だ。
音楽を香りに重ねた「LAYERED AROMA SOUND」
「HAYAMA AROMANCE」が生み出す「LAYERED AROMA SOUND」は、調香師・森日南雄氏が特定の楽曲を聴きながら紡ぎ出した香りである。ブランドを象徴する「Imperial Villa」を基調とし、その上に二つの旋律を重ね合わせた。ひとつはジャズの名曲“Stardust”をテーマにした「JAZZ-STARDUST」。もうひとつはフレンチ・バロックの“Les Sauvages”をモチーフにした「CLASSIC-Les Sauvages」である。
「JAZZ-STARDUST」は、コニャックやカカオの深みとカーネーションのアクセントが生む、メランコリックでグルマンなフゼア調。夜の静けさや大人の哀愁を纏う香りが特徴だ。一方の「CLASSIC-Les Sauvages」は、ベルガモットやラベンダーの爽やかさに、ジャスミンやイランイランが加わることで、懐かしさと気品をあわせ持つフローラルなフゼア調を描く。まるで二つの異なる旋律が響き合うように、それぞれの香りは独立しながらも対比を織りなす。
さらに注目すべきは、ボトル裏面に搭載されたICチップである。スマートフォンをかざすと、その香りの着想源となった楽曲を実際に体験できる仕組みが施されている。香りと音楽が相互に作用し、消えゆく一瞬の芸術を立体的に楽しめる点は、従来のルームフレグランスにはない新しさである。
香りに宿る物語とブランドの世界観
同ブランドは2022年3月の“ミモザの日”に、葉山で誕生したブランドである。
これまでブランドの核となってきたのは3つの香りだ。御用邸の苔むす庭園を舞台にした「Imperial Villa」、葉山の海岸とコートダジュールの風景を重ね合わせた「Le Rivage」、そしてオードリー・ヘプバーンを想起させる「Aromance Audrey」。いずれも四季の移ろいの中で生まれる香りを「織物=香織(カオリ)」として紡ぎ出してきた。
今回のコレクションは、香りと音楽という二つの儚い芸術を融合させることで、さらに物語性を強調している。香りが音楽を想起させ、音楽が香りをより鮮烈に記憶へ刻む。この双方向の体験は、ブランドが追求してきた「日常を物語で彩る」という理念を象徴するものだ。

同ブランドが提示する「LAYERED AROMA SOUND」は、香りと音楽が重なり合う唯一無二の作品である。日常に特別な物語を添えるこの新作は、五感で味わう贅沢なひとときを演出してくれるだろう。
LAYERED AROMA SOUND
発売日:9月14日(日)
種類:JAZZ-STARDUST、CLASSIC-Les Sauvages
金額:各9,800円(税込)
容量:50ml
公式サイト:https://hayama-aromance.jp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000099615.html
(kyoko.)