高輪ゲートウェイ駅からほど近い「ニュウマン高輪」のSouthにオープンしたレストラン「800°DEGREES TAKANAWA」にて、UMITO SEAFOODが紹介する鹿児島・吹上浜のツキヒガイを使ったメニューの提供が始まる。日本各地の生産者と連携し、地域の食材をクラフトピッツァや料理に仕上げる同店の新たな挑戦に注目したい。

ニュウマン高輪|「800°DEGREES TAKANAWA」...の画像はこちら >>

「日本のクラフト」をコンセプトに掲げる新店舗

「800°DEGREES TAKANAWA」は、ルミネ最大規模の新施設「ニュウマン高輪」に誕生したレストラン。同店のコンセプトは、「ひとさらに込めた、日本のクラフト」。華氏800度の薪窯を使い、料理人の技術と各地の食材を融合させることで、日本の風土を表現する。店内は約70席を備え、高輪ゲートウェイ駅から徒歩1分という利便性も大きな魅力である。

今回、UMITO SEAFOODが紹介する吹上浜のツキヒガイがグランドメニューに加わることは、単なる料理の一品にとどまらない。生産者の想いと物語を皿の上で伝えるという、店舗の哲学を象徴する試みといえる。

ニュウマン高輪|「800°DEGREES TAKANAWA」に鹿児島・吹上浜のツキヒガイを使用した新メニューが登場

濃厚な旨みを堪能できるツキヒガイ料理の数々

今回提供されるのは、ツキヒガイを用いた前菜とパスタの2品だ。前菜は「月日貝と山芋の薪火ロースト 海藻のエマルジョンソース」で、薪窯で焼き上げた山芋とツキヒガイに、海藻を使ったソースを合わせ、素材の持ち味を引き立てている。もう一品は、「ボンゴレ 4種の貝と海藻のマキアートソース ショートパスタ“カヴァテッリ”」。ツキヒガイを含む多彩な貝とショートパスタを組み合わせ、旨みを重層的に楽しめる仕立てとなっている。

ニュウマン高輪|「800°DEGREES TAKANAWA」に鹿児島・吹上浜のツキヒガイを使用した新メニューが登場

ツキヒガイは、表が太陽のような緋色、裏が月のように白い美しい二枚貝。大きな貝柱には濃厚な甘みと旨みが凝縮され、地元で古くから親しまれてきた。こうした個性が、同店の料理において一層引き立てられるだろう。

ニュウマン高輪|「800°DEGREES TAKANAWA」に鹿児島・吹上浜のツキヒガイを使用した新メニューが登場

食べて支えるサステナブルな漁業にも注目

吹上浜では、ツキヒガイの漁獲量がかつての半分にまで減少している。

現地で真鯛やシラスなどを漁獲する江口漁業協同組合は、禁漁期や操業ルールを設け、さらに若手漁師を中心に鹿児島大学や水族館と協力して生態調査や海底モニタリングを進めている。持続可能な漁業を実現する取り組みは、地域と海の未来を守るための挑戦だ。

こうした漁師を消費者や飲食店と結びつける役割を担うのが、UMITO SEAFOOD。ツキヒガイを食べるという選択そのものが、地域漁業の存続を後押しし、サステナビリティにつながる。外食を通じて社会に参加する新しい形が、新たに高輪の地から広がっていく。

ニュウマン高輪|「800°DEGREES TAKANAWA」に鹿児島・吹上浜のツキヒガイを使用した新メニューが登場

「ニュウマン高輪」に誕生した「800°DEGREES TAKANAWA」は今後、料理の楽しさと社会的意義を同時に体験できる場となることが期待される。そのような場において、吹上浜のツキヒガイは、味覚を満たすだけでなく、未来の漁業を支える一口となる。同店を訪れる人々がその物語を味わい、共有することに期待したい。

800°DEGREES TAKANAWA
所在地:東京都港区高輪2-21-2 ニュウマン高輪 South 1F
席数:約70席

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000104554.html

(kyoko.)

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