透明感あふれるタッチで日本の四季を描き続けてきた水彩画家・免田信親氏の画集『やすらぐ透明水彩画集』が、10月16日(木)にパレードブックスよりAmazon限定で発売された。

長年にわたり描きためた風景画の中から、心に残る場面を厳選して収録。

時の流れとともに変化してきた表現の軌跡を、一冊にまとめた集大成となっている。

四季の記憶を、透明な筆で綴る。免田信親『やすらぐ透明水彩画集...の画像はこちら >>

『安らぐ透明水彩画集』(著・免田信親)

40代の英国赴任が導いた、水彩との再会

子どもの頃に夢中で描いていた絵筆を、再び手にしたのは40代での英国赴任中。

免田氏は現地で透明水彩の名手アルウイン・クローショー氏の作品と出会い、その世界に魅了されたという。帰国後は小林修一氏に師事し、基礎から学び直した。

定年後には個展を開くほか、服部緑地公園を拠点にスケッチ会を主宰。季節の移ろいを感じながら、仲間と筆を重ねる日々を続けている。

写実から心象へ。描くほどに深まる“やすらぎ”

本書には、初期の写実的な風景から、印象や記憶をもとに描いた近年の作風までを収録。筆を重ねるごとに変化していった、作家の内面や視点の移ろいが感じられる。

「以前は風景を忠実に写し取っていましたが、今は自分の感じた“心象”を描くようになってきました」──免田氏の言葉が示すように、本書には“観察から表現へ”と進化した水彩画の深みが詰まっている。

穏やかな筆致に宿る、人生の彩り

これまで免田氏は、道頓堀「ギャラリー香」や千里文化センター「コラボ」などで個展を開催。「透明水彩によるスケッチ原画と作品展」など、多彩な活動を重ねてきた。

画集『やすらぐ透明水彩画集』は、その歩みを静かに辿る記録であり、四季とともに生きる“心の風景”を映した一冊でもある。

穏やかな筆致に宿る時間の流れと、四季のうつろいを、ページをめくりながら感じてみてはいかがだろうか。

『やすらぐ透明水彩画集』
著者:免田信親
出版社:パレード
発売日:10月16日(木)
仕様:A4判/並製/82ページ
価格:2,860円(税込)
ISBN:978-4-86522-463-4

Amazon販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4865224637
パレードブックスの書籍紹介:https://books.parade.co.jp/category/genre03/978-4-86522-463-4.html

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000523.000046294.html

(山之内渉)

編集部おすすめ