ユニクロの無地でシンプルなワンピース水着(税抜2,990円)がかわいいと話題になっている。特に、「クリストフ・ルメール」の可憐なオフショルダーっぷりや、「プリンセス タム・タム」の背中の開いたバッククロスタイプのスタイリッシュさが、古き良き女優風でシックだと人気沸騰中。



グレーのシンプルなローレグでも、スクール水着のようにならないデザイン性の高さで、大人の女性のみならず若い女性向け雑誌にも掲載され早くも大ヒットの予感。



モデルの少女のかわいさも相俟って男性受けも上々で、長く続いたビキニ全盛時代を終わらせかねない売れ方をしている。



今回は、そんなレトロでキュートなユニクロのワンピース水着の着こなしの参考になりそうな、40年代~60年代の水着やファッションをチェックしてみた。

■30年代風の赤い水着のイラスト。前から見たデザインは、まさに今回ユニクロが「プリンセス タム・タム」とコラボした水着の色違いのよう。パンプス風のデザインのマリンシューズが欲しくなる着こなし。



■ブリジット・バルドーも、ユニクロの「クリストフ・ルメール」コラボとよく似た形の水着を着用。胸の大きい若い女性がワンピール水着を着るとセクシーという見本ような写真。



■同じくブリジット・バルドー。大ぶりのイヤリングでアクセントをつけた、オフショルダーの着こなしのお手本的な1枚。





■水着の歴史を遡ると、1940年代の流行とよく似ており、映画『ラ・ラ・ランド』のヒットなどレトロファッションブームの流れを感じる。



■紺のものは右の女性のように、赤の入ったアイテムとの相性が良さそう。



■首周りのエレガントさと、背中の空いたセクシーさ……。リバイバルしたら爆売れしそうなオシャレすぎる60年代水着。クレージュやTOCCA風の、品の良いかわいさ。



■髪を編む小さなブリジット・バルドー。着用しているのはビキニだが、水着と無造作に編んでまとめた髪型の相性は良さそう。



■海辺を歩くブリジット・バルドー。ユニクロの「クリストフ・ルメール」コラボ水着も、ファッション誌で、スカートとあわせて着用するスタイリングも提案をされていた。リゾートなどでボトムにチュールスカートを重ね、日傘をさして海辺を歩いたら淑女風で可憐な姿に…。



「若い女性はビキニ」という時代が長く続き、ワンピースは競泳用やお腹周りの気になる大人の女性のもの、という意識がすりこまれている昨今。そんな流行をガラリと変えかねないほどキュートなユニクロのプチプラワンピース水着。

むしろ、スタイルの良い若い女性こそ「ボディコンシャス」感覚でセクシーに着こなせるデザイン性の高いユニクロ水着。この夏は、水着のヴァリエーションも多様になり、「布一枚を隔てて見えるボディライン」の美しさを再確認でき、夏の海が楽しくなりそうだ。


(星野小春)



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