一般に中古車は年月や走行距離がかさむごとに新車価格から比べると値が下がっていくものですが、国内外で人気のスポーツタイプの自動車の中には逆に新車価格を大きく超えて取引されているケースもあります。

特に製造から25年が経過している自動車については、アメリカのクラシックカーを救済する法律、いわゆる「25年ルール」というものがあり、アメリカでは新車では登録できない右ハンドル車も25年を過ぎていれば登録できるようになるとあって、一気に価格が高騰するケースがあるようです。国産車の中古価格に関するこんなポストが注目されていました。


X(旧ツイッター)ユーザーの「野原しんのすけ青年期 (@shinnosuke521)」さんが

「S Zeroがほぼ1億で出てきたー!
説明文読んでるだけで知らなかったこと知れるね笑」

というコメントと共に1997年式のホンダのスーパーカー「NSX タイプS・Zero」の支払総額がほぼ1億円という中古車情報を投稿し、記事作成時で5千に迫る「いいね」を獲得していました。

ホンダ「NSX」は1990年に発売開始され、2005年まで生産されたホンダが誇る最高峰のスポーツカー。「NSX タイプS・Zero」は1997年にマイナーチェンジされた際に新たに設定されたスポーツドライビングを楽しむために軽量化された「NSX タイプS」をベースに、エアコンやオーディオなども非装着するなど、サーキット走行用のニーズに応えるべく設定されたストイックなモデルでした。

新車価格は軽量化のために外されたパーツ代もあってか「タイプS」より50万円ほど安い985.7万円(税込)でしたが、ストイックすぎなためか販売台数はわずか14台だったというまさに「幻」の自動車となりました。


この投稿を見たを見たXユーザーからは、こんな声があがっていました。


・高っ❗

・値段がバグってる

・グランツーリスモで存在は知ってたが、そんなに貴重とは知らなんだ

・33台しか製造してないのは驚き。
タイプRの二番煎じ的な扱いだったのか

・Szeroってそんなにレアだったのか…
エアコンやオーディオ、HIDすら付いてないとは…

・コレの現車、ディーラーの外からですが見ました。カッコ良すぎてヤバかったです笑(語彙力…)。こんな値段してたんですね…

・あの頃買えたら。こんなものに化けてるとは思わないよな。買えたのに

・20年位前にイモラのs-zero400万で迷ったけど、修復有りで辞めたんだよなぁ。。もしや

・歴有りで億は無くないかぁ

・修復箇所が知りたいんですけどー

・正面から見ると眠たそうな顔でかわいいね^^


ということで、ものすごくレアな車なのでこの値段に納得という層もいる一方、修復箇所はどこなのか、修復有りでこの値段はどうなのかと「修復有り」が気になるという意見も出ていました。どのみち購入はできそうにありませんが、一目見てみたいものですね。

(いまトピ編集部:クロスブ)
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