任天堂の2017年3月期第2四半期決算説明会にて、代表取締役社長の君島達己氏が質問に答える形で、「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」についてコメントしました。

Nintendo Switchを紹介する初公開映像に登場した人物にティーンや大人が多かったことから、「ターゲット層をどうみているのか」という質問に対して君島氏は、任天堂が掲げている基本戦略となる「ゲーム人口の拡大」は、Nintendo Switchにおいても変わることはないとし、子供も含めた幅広い層に提供していきたいと返答。


続いて、「Wii Uの反省をどう活かすのか」との発言には、まだNintendo Switchの仕様などを話せる段階ではないためWii U との違いを説明できないとしながらも、「切り替える」という特徴的な要素から得られる娯楽体験がWii Uと大きく異なると説明。そして価格に関しては、「基本的に赤字で発売するつもりはない」「お客様の当社製品に対する期待値などを加味して(価格を考えて)いきたい」としています。

既に数多くのソフトメーカーから積極的な参加意向が示されているとも明かしており、Wii Uでネックとなったソフトラインナップの拡がりに関して力を入れる姿勢を伺わせました。この点については、来年1月に開催されるプレゼンテーションや体験会で、より詳しく判明することでしょう。

Nintendo Switchとスマートデバイスの連携に関しては、他の仕様と同様に現時点では詳しく話せないとし、My Nintendo(マイニンテンドー)と Nintendo Switchの連携を改めて述べるに留まりました。また、今期中にNintendo Switchを200万台出荷するという見通しについて、11月に発売されたWii Uが翌年3月までに350万台弱を出荷した件を踏まえた上で、「Nintendo Switchは、期末に当たる来年3月に発売予定で、単月のみの出荷になるという点を考慮しますと、200万台という数量はそれなりに意味があると思います」と答えました。

任天堂がリリースする新たなハードであり、これまでにない要素を加えた家庭用据置型テレビゲーム機となるNintendo Switch。その意欲的な挑戦に大きな関心が寄せられていますが、全容はまだ掴みがたいのが現状です。まずは、様々なポイントが明らかになるであろう来年1月のプレゼンテーションや体験会を楽しみにしておきましょう。

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