ゲームハードをまたいだということもあり、インクを塗り合うバトルは『スプラトゥーン2』から始めたという人も多いのではないでしょうか。前作『スプラトゥーン』と比べると『スプラトゥーン2』はいろいろ進歩しており、当たり前のように見える環境も変化した結果なのです。


そんなわけで今回は、前作を未プレイの方に向けて「以前のスプラトゥーンはこんな感じだった!」ということを伝える特集記事をお届けします。前作には、めちゃくちゃ強いスペシャルウェポンや、ブキを強くできるギアパワーなんてものもあったんですよ。

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◆攻撃力アップ・防御力アップというギアパワーがあった
『スプラトゥーン2』では消えましたが、前作では攻撃力アップと防御力アップというギアパワーがありました。これは名前からわかるように、ブキの攻撃力が上昇したり、あるいは相手から受けるダメージを減らすことができるのです。もちろん限度はありますが、相手を倒すために必要な弾数が変わることすらありました。

また、攻撃力アップをつけることでチャージャーがフルチャージせずとも相手を倒せるようになったり、あるいはブラスター系列が直撃を取らずとも一撃で倒せる、なんて夢のようなケースもあったのです(ブラスターは後に調整され、そのようなことはなくなりました)。
ただし後期になると防御力アップのほうが注目されたりもしました。

◆復活時間短縮が大人気だった
『スプラトゥーン2』でもにわかに注目を集めている復活時間短縮というギアパワーですが、前作の後期はこれが本当に大人気でした。条件なしで復活時間が短縮されたのでこれでゾンビのような戦法を取ることになり、しかもその対抗策も復活時間短縮になっていたのです。

また、ステルスジャンプの性能もかなり強く、『スプラトゥーン2』と異なり近くに行っても着地点のマーカーが見えなかったのです。復活時間短縮との相性の良さは言うまでもありませんね。

◆ギアパワーのかけらがなかった
溜めれば好きなギアパワーをつけることができる「ギアパワーのかけら」は本当にありがたいですよね。
でも、前作はこのシステムがなかったのです。ではどうやってギアパワーを揃えるのかといえば、注文で目的のものを頼むか、あるいはスロットをつけ直すことで運良く目的のものを手に入れるしかなかったのです。

いやはや、そう考えると欲しいギアを手に入れるのは本当に気が遠くなるような運を掴まねばならなかったわけですね(ただし、スロットの付け替えはおカネでもできました)。すべて同じギアパワーが揃っているギアをやたらとありがたがるのは、特に前作からのプレイヤーかもしれません。

◆ダウニーがクソ
『スプラトゥーン2』ではスパイキーがギア関連の仕事を請け負ってくれますが、前作はダウニーという人物が対応してくれました。ちなみに彼はハイカラスクウェアにもおり、スパイキーの奥にあるカフェでパソコンを覗いています。
ギア事業の元締めに昇進したのでしょうか。

前述のように、前作で欲しいギアパワーのギアを手に入れる際はダウニー頼りでした。しかし目当てのギアが注文やスロットで揃う確率はかなり低く、必然的にプレイヤーの間では「ダウニーは仕事ができないやつ」という印象が植え付けられたのです。

◆ニュースはシオカラーズが担当していた
ハイカラスクウェアでアツいのはテンタクルスですが、前作のハイカラニュースはシオカラーズというアイドルユニットが担当していました。ヒーローモードをプレイした方はご存知でしょうが、あそこで出てくるあのふたりです。

もちろんフェスの告知なども彼女たちの担当。
『スプラトゥーン』最後のフェスは、「アオリ VS ホタル」というなかなかに選び難いお題だったのです。『スプラトゥーン2』における最後のフェスも似たような形になるのでしょうか?

◆ロブがクツ屋をやっていた
今や飲食店をうまく切り盛りしているロブですが、『スプラトゥーン』ではクツ屋の店長でした。エビならではの多くの足に違うクツをはいており、オシャレな感じでブイブイ言わせていたのです。どんな心境の変化があったのでしょうか。

ちなみに、ゲソタウンのアネモは前作でアタマのギアを販売していた人物(?)です。前作のフク屋はエチゼンというクラゲが担当していたのですが、いつの間にかいなくなってしまいました。
しかし、『スプラトゥーン2』のフク屋を担当しているビゼンは、エチゼンが分裂して発生した存在だという噂が……。

◆無敵系スペシャルウェポンがすごい
前作には、使用すると数秒のあいだ無敵になれる「バリア」、無敵になるうえ大きなイカとして一撃必殺の攻撃を繰り広げられる「ダイオウイカ」というスペシャルウェポンが存在していました。当然ながらこれらは強く、常に注目されていたと言えるでしょう。

『スプラトゥーン2』でバリアはインクアーマーに、ダイオウイカはイカスフィアに変化しました。元々持っていた特性は残しつつも強力すぎることがないように、かつ味方と息を合わせた時により強い効果をもたらすようにという調整が施されたわけですね。

◆ガチホコの禁止エリアもすごかった
『スプラトゥーン』のガチマッチ、実は最初はガチエリアしか存在しませんでした。
そのうちガチヤグラが追加され、最後の追加ルールとしてガチホコが登場したのです。とはいえこのころはまだいろいろ手探りだったもので、不具合もけっこうありました。

特に問題だったのが、ガチホコで少しリードしたら有利な場所に引きこもり続けるという戦法。もちろんこれは必ず成功するというわけではなかったのですが、それでも引きこもりやすい場所があったのです。そこで追加されたのがガチホコ侵入禁止エリア。ただ手直しできないステージ上の問題もいろいろ多く、シオノメ油田やBバスパークはガチホコ自体が禁止となってしまったのです。

◆フェスパワーが途中までなく、ガチパワーもなかった
『スプラトゥーン』では途中からフェスパワーが追加されたのですが、それまでのフェスは結構ひどいものでした。最初のフェス「ごはん VS パン」はそもそもマッチングが成立せず、同士討ちが存在しなかったので多数派のごはん派が少数派のパン派を待ち続けるだけ。成立してもパン派がひとりだけで戦わされるなど、壮絶だったのです。フェスパワーもなかったころは、プレイヤーの腕もバラツキが非常に強かったように記憶しています。

またガチマッチは、ガチパワーがなかったのでウデマエ基準でマッチングされていたわけですが、これも時期によってマッチング方法がまちまち。そもそもS+自体が少なく部屋にS+がひとりかふたりだけのケースもあれば、S+同士でマッチングするようになったのにS+がS部屋に入り浸れてしまう時期、最終的にはS+だけで戦うようになるなど、紆余曲折を経ていたのです。

◆リーグマッチではなくタッグマッチだった
前作にはリーグマッチではなく、タッグマッチというものが存在しました。基本はリーグマッチと似ているのですが、こちらは2人もしくは3人・4人のチームでバトルをするもの。しかもこのタッグマッチ、A+99まではウデマエが変動していたのです。

2人の場合は他の2人チームと組むことになるのですが、3人で挑む場合はそれ以上の数は増えず、つまり3対4で戦えるという上級者向け仕様。また、タッグマッチで回線落ちしてしまうとウデマエが下がってしまうという恐ろしい仕様もあったのです。こういったあたりも『スプラトゥーン2』ではきちんと整備されたわけですね。

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