そのため、『モンハン』ファンはもちろんのこと、シリーズ未体験のユーザーからも高い関心が寄せられており、『モンスターハンター:ワールド』で初デビューを果たすという方もSNSなどで多く見受けられます。また、久しぶりに『モンハン』に戻ってくる復帰ハンターも少なくない模様です。
そこで今回は、本作で初お目見えとなった新要素の数々や、特に注目しておきたいポイントなどを一挙ご紹介。内容が多岐に渡るため、拠点における施設などを中心にお伝えします。狩りに関連する新要素を紹介する【狩猟編】も公開されているので、よければそちらも合わせてご覧ください。
◆拠点─「調査拠点アステラ」の施設について
新大陸に生きる全ての調査員達の“家”となる「調査拠点アステラ」。ここには、調査を進める「研究エリア」や調査を支える「流通・工房エリア」、ハンターが集う「集会エリア」などが存在。40年前に1期団が築いてから長い年月の間に改築され、現在の姿となりました。
■加工屋
プレイヤーの装備に関わる「加工屋」では、集めた素材とお金で、装備の生産と強化が可能です。生産・強化は、派生図からの選択が可能。また、一部の武器は「強化を巻き戻す」こともでき、別の派生ルートへと強化し直すといったことも。ちなみに、「巻き戻し」を行った場合、強化に使用した素材は全て返還されるのでご安心を。
生産・強化したい装備を登録することで、必要な素材をメニューからいつでも確認することができる「ウィッシュリスト登録」機能を活用すれば、武具の生産・強化の目安に。登録内容に応じて、素材が集まると教えてくれるので、生産・強化をし忘れることもなくなりそうです。
このほかにも、防具を試着してコーディネートを試すといったことも可能。本作には「重ね着」という見た目にだけ影響する装備もあるので、どんな風に着飾るか個々のハンターで個性が出てきそうです。
また本作では、オトモ装備も生産可能。最低限の素材と調査ポイント(探索やクエストの調査で得ることができるポイント)で作ることができるので、自身の装備だけでなくオトモの装備も強敵に合わせて新調していきましょう。
■集会エリア
集会エリアは、オンラインを通じて最大16人のハンター達が集まることができる酒場。ここで、受付嬢から「任務」や「フリークエスト」を受注することが可能。本作では「任務」でストーリーを進めながら増えていくクエストを自由に楽しめます。また、同じ集会エリアにいるメンバーとは、所在地に関わらずチャットによるコミュニケーションが行えます。
「任務」のクエストをクリアしていくと、ストーリーが進展。
特定のクエストを除く大半のクエストはシングルとマルチの両方でプレイできるので、腕試しにソロで行くもよし、手強いクエストにパーティで挑むもよしです。ちなみに、マルチプレイの参加人数は最大4人まで。この点は従来と変わりません。
本作には、招待制ゲーム内コミュニティとなる「サークル」もあり、最大8つのサークルに所属可能。「サークルメンバー用の集会エリアが使用可能」「サークルメンバー間で確認可能なメッセージ作成」といった機能を活用できます。サークルの最大人数は50人と、かなりの大所帯までカバーできます。
手軽にオンラインマルチプレイを楽しみたい時は、便利な検索機能「おまかせ」でマッチングするのもお勧め。「条件を決めて探す」を選べば、集会エリアを検索することが可能。また、「集会エリア番号の入力」や、「一緒に遊んだプレイヤーの履歴」から集会エリアを検索することもできるので、状況に応じて使い分けましょう。
クエスト毎に定められた武器と装備でモンスターの討伐タイムを競う「闘技大会クエスト」も用意。
【酒場でできること】
・闘技大会カウンター/クエストカウンター:様々なクエストの受注、闘技大会クエストへ参加
・サークル管理所:ゲーム内コミュニティの受付窓口
・お知らせボード:ログインボーナスやトピックスを確認
・食事場/マイハウス/集会エリア物資補給係
続いては、「マカ錬金」「植生研究所」などの施設を紹介
◆拠点─「調査拠点アステラ」の施設について・2
■マイハウス
拠点に用意されたマイハウスでは、アイテムBOXを含め、オトモの管理やルームサービスの機能などが利用可能。ゲームが進行することで、よりグレードの高いマイハウスに引っ越しすることもできます。
新大陸には様々な環境生物が存在しますが、捕獲した環境生物をマイハウスに放ち、環境生物と触れ合うことも。狩りの準備だけでなく、癒しの時間を過ごすこともできそうです。充分リラックスした後は、マイハウスからトレーニングエリアに移動して訓練に励む、といったスタイルもハンターらしいかもしれません。
このほかにも、イベントシーンを繰り返し観られるギャラリー機能がアップデートで追加される予定です。なお、アップデートでは、調査拠点の流通エリアにプーギーが出現するようにもなります。
■トレーニングエリア
「トレーニングエリア」では、様々なオブジェクト(柱やタル等)を攻撃することができます。慣れていない武器のお試しや、マスターしたいコンボなどの練習にうってつけ。
装備中の武器で使用できる弾やビンはすべて試射可能なうえ、消費アイテム(弾、ビンなど)は使い放題。気兼ねなく、存分に練習することができます。また、楔虫も設置されているので、新要素となる「スリンガー」の練習も行えます。コンボやコマンドも表示される親切設計なので、新しい武器に挑戦したい時は、まずトレーニングエリアに寄ってみましょう。
■食事場
強敵が待ち受けるクエストに備え、ハンター達が英気を養う施設となる「食事場」。食事をすることで様々なパワーアップ効果を得ることができるので、活用すれば狩りを有利に運ぶことができます。フィールド内にあるキャンプでも食事をすることは可能ですが、食事場ならではの要素となる「かまど焼き」も見逃せません。
「かまど焼き」は、かまどを使って受付嬢がアイテムを食材に変換してくれるというもの。例えば、生肉をかまど焼きで依頼すると、クエスト終了後に携帯食料が出来上がります。次回のクエストに行く際に受付嬢に話しかけるか、食事場で受け取りましょう。ちなみに、料金として調査ポイントが必要となるので、お忘れなく。
■マカ錬金
材料となるアイテムを錬金値に変換し、効果が高い消費アイテムやボウガンの弾などを生成することができる施設「マカ錬金」。クエストや探索などで得られる調査ポイントと、所有の材料(アイテム)を渡すことで得られる「錬金値」を使うことで、他のアイテムに錬金することができます。
アイテムによって得られる「錬金値」は異なりますが、ほとんどのアイテムが材料となるとのこと。調査ポイントをしっかり稼ぎ、材料も揃え、便利に活用しましょう。
■植生研究所
栽培することで、アイテムの増加を依頼することができる「植生研究所」。植物や虫、キノコなどが対象です。調査ポイントを消費して「肥料」を使用すると、栽培1回あたりの収穫量を増やすことも可能です。
収穫は、アイテムごとに設定された必要時間あたり1回行われ、収穫を受け取りに来るまで収穫BOXがいっぱいになるまで自動的に増え続けます。施設がレベルアップすると、栽培できるアイテムの種類や肥料が追加されるので、積極的に利用していきたい施設のひとつと言えるでしょう。
■調査資源管理所
「バウンティ」の登録や報告、入手した「調査クエスト」の管理、「納品依頼」に関する重要施設が「調査資源管理所」です。調査団の活動に貢献することで、調査ポイントやアイテムを獲得することができるので、ハンター生活に欠かせない施設となります。
「バウンティ」には、通常の「登録バウンティ」や、施設の開放などに関わる「重要バウンティ」、定期的にオンラインで配信される「配信バウンティ」があるので、それぞれお見逃しなく。
調査クエストとは、クエストや探索中に発見した調査レポートから生成されるクエストのこと。こちらは受注できる回数に制限があるものの、通常の報酬のみならず、「特別報酬枠」も追加されます。
また、調査員から納品の依頼を請け負うことがありますが、そのアイテムは調査資源管理所で納品します。依頼を達成すると、食事場の食材が増えるといった様々な恩恵が受けられます。先々を見据え、素早く依頼を果たしたいところです。
プレイヤーが所属する「新大陸古龍調査団」とは?
◆新大陸古龍調査団について
約40年前に新大陸へと派遣された最初の期団「1期団」をはじめ、基礎能力の極めて高い人材で編成されている「新大陸古龍調査団」。国へと帰還した方もいますが、今も在籍している1期団メンバーもおり、その層はかなりの厚みを見せてます。プレイヤーもこの調査団に所属し、謎めく「古龍渡り」の解明に挑みます。
■総司令
調査団の総指揮を執る人物。40年前、新大陸にやって来た数少ない1期団の一人で、冷静な指示と、時に大胆な策で調査団を導く。調査員達から全幅の信頼を得ている。
■受付嬢
情報統括のエキスパート「編纂者」。ハンターと共に行動し、膨大な調査内容をまとめ上げる。ギルドの推薦と自身の強い希望もあり、新大陸へとやって来た。利発で明朗。信条は「迷ったら、食ってみろ!」。
■調査班リーダー
フィールドで実地調査を行う調査班を手際よくまとめる青年ハンター。総司令の孫で、調査団唯一の新大陸生まれ新大陸育ち。新大陸に生きる先輩のハンターとして、様々な知識を授けてくれる。
■ソードマスター
1期団のメンバー。調査団で唯一、現在も剣士用装備を愛用するオールドハンター。武器の扱いに関しては1期団中随一の腕を持つ。未だ旧式装備の理由は、「新しきものはよう分からん故」とのこと。
■フィールドマスター
1期団のメンバーでハンター兼編纂者。編纂の重要性を説き、ハンターと編纂者のバディ制を取り入れた。自然科学全般に強く、単独で瘴気の谷を調査している。長年の調査の末、謎の多い新大陸の生態に関して彼女なりの見解を見つけたようだが…。
■料理長
食事場「武器と山猫亭」を取り仕切る巨大なアイルー。腹を空かせた調査員達に、豪快かつボリュームたっぷりな料理を提供する。元々は1期団のオトモだったが、引退を機に料理を始め現在に至った。
■竜人族のハンター
1期団のメンバー。調査団に唯一存在する、世にも稀なる竜人のハンター。竜人ならではの感性とハンターならではの経験値を併せ持ち、調査の要として頼られている。今回の古龍渡りよりも以前、とある調査に出て以来、現在は行方不明。
■2期団
主に武具加工、機材開発、建築を担う。既存の常識を破ることを恐れない、チャレンジ精神に溢れた人材が集められている。「2期団の親方」は従来品の改良・改造をもいとわぬ柔軟な思考の持ち主。頑固なこだわりと確かな技術で、ハンター達の装備を作り上げる。
■3期団
新大陸に関するあらゆる研究を進める、学者中心に構成された期団。「3期団の期団長」は学者集団である3期団のリーダー。奇人変人と呼ばれる天才学者の一人。生物学の中でも、匂いを主とした脳科学を専門としている。
■4期団
調査の拡大を狙い構成された期団。マネージメント能力に優れた人材が集められており、ハンターも多い。全体的に若さと経験値のバランスが良く、実地調査と物資の物流管理を行っている。
■5期団
ゾラ・マグダラオス(別名:熔山龍)渡りと共に派遣された。特に優秀な人材が集められ、規模は過去最大。調査の追い風として期待されており、長きに渡る調査に終止符を打つべく集まった希望の星。プレイヤーや受付嬢も、5期団のメンバーである。
このほかにも「NPCが日本語で喋る」「捕獲したモンスターが拠点に送られてくる」など、
様々な新要素が用意されています。そのため、シリーズファンにとっても刺激に満ちた一作となる『モンスターハンター:ワールド』。しっかりと予習を済ませ、大いなるハンティングに臨みましょう。
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