やはり任天堂はゲームありきでキャラを作る傾向があるため、改めて見てみると「なぜこんなキャラクターに……?」と思えてしまう存在が出てくることもあるのです。今回は、そんな不思議な魅力を持つキャラクターたちに迫ります。
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◆かわいくてカッコいいけど不思議「カービィ」
カービィはとてもかわいいです。そしていざという時はしっかり戦うカッコいいキャラクターでもあります。でも、よくよく考えてみるとカービィは不思議だらけなのです。
なんでも吸い込むのはいいとして、その吸い込んだものはどこへ行ってしまうのか(星型弾になることもありますが、あれも原理が謎です)。そして敵を飲み込んだ時に能力をコピーできてしまうのはなぜなのか? 改めて見てみると、カービィは実に複雑な存在なのかもしれません。
◆チョキチョキ切り合う「スニップ&クリップ」
Nintendo Switch『いっしょにチョキッと スニッパーズ』に登場するキャラクターは、スニップとクリップのふたり。彼ら(?)はお互いに切り合って、形を作ってパズルを解いていくのです。
切り合うというのは冷静に考えると恐ろしいことですし、スニップとクリップはふざけ合うように笑いながらお互いをチョキチョキするのです。でも、切りすぎると消えてしまうという……。彼らはいったいどんな生物なのでしょう?
◆どこにでも現れる行商人「アンナ」
『ファイアーエムブレム』シリーズは作品ごとに舞台が異なるため、それぞれで登場するキャラクターも異なります。
最初はちょっと不思議な行商人だった彼女ですが、同じ顔の姉妹がたくさんいるらしいことがわかり、いつのまにか味方ユニットになり、気づけばあらゆるシリーズ作品に出まくっていたり……。むしろ今では、不思議でない要素のほうがないくらいになっています。
◆なぜルイージの真似を? 「ワルイージ」
ワリオはまだわかります。彼は『スーパーマリオランド2 6つの金貨』でマリオの城を乗っ取った悪者で、人気者のマリオを明らかに意識しているわけですから。確かにマリオなら偽物が出てもおかしくない。でも、ルイージの偽物がいるというのはどういうことでしょう?
『マリオテニス64』から登場したワルイージは、そんな不思議なキャラクター。ただでさえ影が薄めなルイージを真似するという時点で勝算がないような存在ですが、それでも『マリオテニス』シリーズやオリンピック系シリーズにはよく参加しています。
◆へんなおじさん「チンクル」
任天堂の変なキャラクターと聞くと、おそらくチンクルのことを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。『ゼルダの伝説』シリーズに登場する彼は、全身タイツを着ていて変なおまじないを唱える、ちょっと不気味な人間です。
ビジュアルからしてインパクトがありすぎですが、実は彼、ニンテンドーDS『もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド』や『いろづきチンクルの恋のバルーントリップ』などで主役に抜擢されています。
◆カッコいいおじさん「とたけけ」
『どうぶつの森』シリーズでおなじみのとたけけは、ギターをかき鳴らす姿がカッコいいのです。
しかし、とたけけはなぜか全裸。『どうぶつの森』シリーズに登場するどうぶつたちは、だいたい最低でもトップスは着ています。そしてそのどうぶつたちも「とたけけは裸である」と認識しているのです。あんなにカッコいいのになぜか裸。何かこだわりがあるのでしょうか……。
◆仮面の下の素顔は? 「ヘイホー」
今やすっかりマリオのファミリーと化したヘイホーですが、初登場は『夢工場ドキドキパニック』です。つまり外伝的な作品からマリオに逆輸入されたという、ちょっと変わった経緯を持つキャラクターと言えるでしょう。
ヘイホーはシャイなので仮面をかぶっているわけですが(英名はShy Guy)、その素顔はとても気になるところ。また、ヨッシーの邪魔をしてくるはずなのに竹馬に乗っていたり、常軌を逸するほど太っているヘイホーがいるのも面白いポイントです。
◆口から玉を出すすごいヤツ「ガボン」
『スーパーマリオブラザーズ3』ではじめてガボンを見て、二度とこの敵キャラのことを忘れないだろうと思いました。なぜなら、ガボンは口を大きく開けてそこからトゲ鉄球を出し、こちらに投げつけてくるのです。
マリオの敵キャラはいろいろと不思議なところがあるものの、それでもガボンほど変な存在もいないのではないでしょうか。あの鉄球は飲み込んでいるのか? だとしたら内蔵は傷つかないのか? それとも腹の中で生成して出しているのか……。疑問が尽きません。
◆ニャニャニャな「ネコマリオ」
『スーパーマリオ 3Dワールド』のネコマリオが発表された当時は多くの人が驚きました。なんといってもマリオが猫になるという突拍子のなさは、今までに類を見なかったのですから。
しかし、今となっては別にふつうのことです。ゲームシステム的に猫というキャラクターが使われたことは違和感がありませんでしたし、ついには「ニャニャニャ!ネコマリオタイム」なんて情報番組のキャラクターにまでなってしまいました。でも、改めて考えてみるとマリオが猫になるのはちょっと不思議かも。
◆もともとはふつうだった「むらびと」
逆に、最初はふつうだったのに不思議になってきたキャラクターがいます。それは『どうぶつの森』シリーズのむらびと。むらびとはプレイヤーのアバター的な存在となるわけで、表情豊かではない点も別におかしくなく、このキャラクターが特に取り沙汰されることはありませんでした。
しかし『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』に参戦してからは話が変わりました。無表情で斧を振り回す、ボーリングの玉で相手をぶん殴る、ハニワに乗って爆走する……。もともと『どうぶつの森』シリーズがのんびりしたゲームということもあり、過激なむらびとは一気に過激で不思議で不気味なキャラになっていきました。