もはや任天堂の、あるいはゲームの代表的なキャラクターとなった「マリオ」。みなさんはそんなマリオを見て何を思い浮かべますか? トレードマークの赤い帽子、土管に入る、とても高いジャンプ……。
どれも確かにマリオの特徴ですが、忘れてならないのは変身です。

マリオはこれまでさまざまなシリーズ作品で、多様な変身を見せてくれました。時には動物のような姿になりその力を活用したり、あるいは奇妙な武器を持って大活躍したり、もしくはとんでもないものに変身したり……。今回はそんなマリオの印象的な変身をお届けします。

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◆マリオが地蔵になる「タヌキマリオ」
スーパーマリオブラザーズ3』から登場したタヌキマリオはけっこう不思議な存在だと思われるケースもあるようです。タヌキというのはまだしも地蔵に変身するというのですから、タヌキが人を化かすという伝承を知らなければ奇妙に見えることでしょう。

ゲームの変身能力として見ると、タヌキマリオはなかなか優秀です。尻尾で近くの敵を攻撃できるうえ、助走を付ければ空を飛べますし、さらに地蔵状態は制限時間があるとはいえ無敵で踏みつけも可能。『スーパーマリオ 3Dランド』でも活躍します。

◆両生類にすらなる「カエルマリオ」
マリオは人間なのでさすがに水中に入ると機動力が落ちてしまいます。そんな時にピッタリなのが『スーパーマリオブラザーズ3』に登場するカエルスーツ。これを着たカエルマリオは水中でスイスイ泳げるようになり、プクプクやゲッソーはなんのその。
水の中が楽しくなることでしょう。

ただし、残念なことに地上での機動力はかなり落ちてしまいます。カエルのようにピョコピョコ飛ぶので使いづらいのなんの。とはいえ、カエルマリオの状態で王様を助けると特殊なセリフを聞けるなんてオマケもあるんです。

◆空を自由に飛ぶ「マントマリオ」
マリオはさまざまな変身能力を持っていますが、中でも最強に近いのがマントマリオではないでしょうか。マントを回転させて攻撃、走って空を飛ぶことができるのはしっぽマリオやタヌキマリオに近いのですが、うまく操作すれば連続して飛び続けることができます。

仮に地上のアスレチックが難しいにしても、飛び続けてしまえばそれを無視できてしまいます。さらに飛行中はダメージを受けても落下するだけで済みますし、地上に衝突することで衝撃波を発生させるなんてことも可能です。

◆無敵でめちゃくちゃ重い!「メタルマリオ」
『スーパーマリオ64』から登場したメタルマリオもかなり強い変身能力といえます。ほとんど無敵ですし、水中を泳ぐことも可能。『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでもひとり用モードで登場し、とてつもないふっとびにくさを見せつけてくれますね。

ちなみにこのメタルマリオ、『マリオカート7』からは独立したプレイアブルキャラクターとして登場しています。
あんなに重いメタルマリオを支えるカートはさぞ大変なことでしょう……。

◆マリオがでっかいクツをはく「クツマリオ」
個人的にマリオの変身能力で最も印象的なのがクツマリオです。『スーパーマリオブラザーズ3』で登場したクツクリボーを倒すとクツを落とすのですが、なんとマリオがそれをはけてしまうわけです。ブラックパックンなど普通であれば踏めない敵もおかまいなしで楽しいのですが、残念なことに1ステージ限定でした。

しかし『スーパーマリオメーカー』ではクツが復活。好きなだけはくことができるだけでなく、ヒップドロップのような攻撃も追加され、さらに亜種のハイヒールも用意されています。強くてダメージを一回肩代わりしてくれて、マリオのアーマースーツのような存在にもなっています。

◆ハンマーブロスの武器を奪った!?「ハンマーマリオ」
実はドッスンやテレサすら倒すことができる武器があることをご存知ですか? それが『スーパーマリオブラザーズ3』で登場したハンマーマリオ。これはハンマーブロスのようにマリオがハンマーを投げて戦うのですが、ファイアマリオで倒せない相手にも攻撃できますし、ブンブンも一撃なのです。

さらにしゃがむと甲羅に入り相手の炎を防ぐことも可能と、空をとぶことはできないもののかなりの高性能です。強すぎるせいかその後のシリーズではほとんど出番がないのが残念なところ。

◆マリオがバニーなオッサンに!「バニーマリオ」
マリオが猫になるネコマリオも衝撃的でしたが、そもそも『スーパーマリオランド2 6つの金貨』でマリオはバニーになっています。
作中でニンジンを取るとバニーマリオになり、耳をかわいくピコピコ動かして空中を飛べるのです。

さすがにバニーガールのようにきわどい衣装というわけではなくただ単にうさ耳をつけているだけではありますが、それでも改めて見てみるとけっこうインパクトのある変身です。

◆とにかくデカい!「巨大マリオ」
『New スーパーマリオブラザーズ』から登場した巨大マリオは実に恐ろしい存在です。マリオが巨大化し、敵どころかブロックや土管などもすべて吹き飛ばしてしまうのですから……。その様子はさながら怪獣といったところでしょうか。

文句なしに強い巨大マリオですが、意外と穴に弱かったり制限時間が短かったりと地味な弱点があります。やはり大きすぎると機動力が犠牲になるので、マリオの良さが活かしきれないのでしょうか。

◆「オバケマリオ」は霊界にだっていける
いろいろな変身をするマリオですが、動物ところか生きていない存在にすらなってしまいます。それがオバケマリオ。やはりオバケというだけあって柵などの場所をすり抜けることができるわけですが……。死ぬような変身をして大丈夫なのか不安なところです。

ルイージはオバケにさんざん驚かされていましたが、マリオのほうはそれに慣れるどころかオバケそのものになってしまっていますね。
さすがお兄さんといったところでしょうか。

◆変身の可能性は無限大「キャラマリオ」
『スーパーマリオメーカー』にはマリオの特殊な変身能力であるキャラマリオが存在します。これはマリオがさまざまなキャラクターになるというもので、ルイージやピーチ姫はもちろん、リンクやカービィ、果ては有野課長やどせいさんまで……。意外な変身ばかりが存在しています。

性別の差も、敵か味方かの差も、ついでにゲームメーカーがどうのこうのという差まで越えてしまう変身能力。今回紹介した中でも一番すごい変身と言えるかもしれません。
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