夏に予定されている正式版リリースに先駆け、4/19から実施された本作のβテスト。
『不思議のダンジョン』シリーズが未プレイだった私も十二分に楽しめる作品でしたので、前述の作品をやったことがない方もぜひお気軽にお付き合いくださいね。
※使用画面は開発中のため、リリース時とは異なる可能性がある点をご了承ください。
◆『世紀末デイズ』ってどんなゲーム?
まずは、ダンジョン探索型RPGと銘打たれた本作の世界観やゲーム性のご紹介から。どのような方法で何を目指していくゲームなのか、気になる『世紀末デイズ』のポイントに迫っていきましょう。
■突如として破滅を迎えてしまった現代を舞台に、少年少女たちが平穏を取り戻すため戦い続ける
主人公は天霧 葵(アマギリ アオイ)という高校生。
3年前に両親を亡くして以降、葵と彼の妹の黒羽は支えてあって暮らしていたのですが、そんなある日、謎の放送ジャックが発生します。
そしてその放送のすぐ後に、突如として空から無数の槍が降り注がれることに。
のちにサバキの日と呼ばれるようになったこの日を境に、葵やその仲間たちが妹の消息を追いつつ混沌に包まれた街を復興させていく━━これが本作のメインストーリーとなります。
また世界を襲った槍には特殊な鉱物「オモイカネ」が多数付着しており、主人公たちプレイアブルキャラの大部分はこの鉱物の影響力から超常的な能力を得た「レゾネーター」と呼ばれる存在になっています(中には通常の人間のままで戦うキャラもあり)。
『世紀末デイズ』の“探索型RPG”とは、各レゾネーターが有する攻撃や回復、それにサポートといった力で敵を倒しつつ、混沌に包まれた街(ダンジョン)の攻略を目指していくわけだったのですね。
次のページでは実際のダンジョン攻略についてご紹介していきます!
■ダンジョン攻略のポイントとは
ここからは実際のゲーム性について。
本作では最大4人のキャラでチームを組み、先頭へ配置したキャラを中心にダンジョン攻略を目指します(攻略中に、メインで使用するキャラは自由に選択可能)。
ちなみに、敵とのバトルは相手のマスをタップすることでスタートします。
本作ではターン管理性が採用されていて、敵に攻撃ができるor発動できるスキルがある自軍と敵との攻撃が交互に進行していきます。障害となる相手を効率よく倒しつつ、落ちているアイテムや装備を集めていく探索能力が強く求められました。
アイテムを回収しつつ、邪魔な敵を攻撃
そうして最深部まで到着すれば、そのステージのボスと戦うことに。もちろん、攻撃力も体力もダンジョン最強となっていますので、しっかりと戦略を組み立てる必要があります。特に、キャラのポジショニングが重要で、元々の位置どりが悪かったり相手の攻撃で孤立させられてしまったキャラは戦闘に参加することができません。
敵の近くにいたのに、相手の攻撃で吹き飛ばされてしまうことも……
バトル中の移動距離は1マスずつなので、一度離されるとみんなで戦ってくるところに辿りつく前に状況が激変しちゃう可能性があります。ただし、回復がメインのキャラはむしろ距離をとった方がいいケースもありました。
バトルではチームの4人がそれぞれしっかりと役割を果たせる場所に置きつつ、スキルを活用し勝利を目指すことが大きなポイントとなっているようです。
■アシストキャラ「ヒヨ」も貴重な存在
本作のゲーム性を語る上で忘れてはいけないのが、オモイカネの影響で主人公の携帯に誕生したAI機能「ヒヨ」の存在。
ダンジョンの攻略ではオート機能を使うことができ、その際にゲームを進めてくれるのがこのヒヨです。
オート中にヒヨは、バトルでスキルを使うタイミングからその後の出口の探索、さらには落ちているアイテムの回収までそつなくこなしてくれる有能なアシスタントに。また、大事な選択を迫られていると判断された際は手動へと切り替えてくれる便利システムまで持ってくれています(笑)。
じっくり自分の力で攻略するほか、基本的な攻略はヒヨに任せつつ、ポイントポイントで手動に切り替えて楽しむことも可能。そんな遊び方に幅をもたしている点から、スマホ向けゲームとして快適な環境を追求していることが垣間見えました。
◆ひと通りゲームを遊んでみて━━
『不思議のダンジョン』シリーズ初経験だった筆者にとって最も印象的だったのが、同じステージでも攻略するダンジョンが毎回ランダムであること。
同じステージでも1回目と2回目で違うダンジョンが出現
探索する場所として、メインストーリーの他にイベントクエストや強化クエストも実装されているので、きっと正式版がリリースされれば同一ステージを周回したくなることもあるはず。
そんな時、出現するダンジョンが違うことで同じステージでも飽きさせないよう工夫が凝らしされている点が素晴らしかったです。
また、3Dキャラのアクションシーンにも目を奪われることも多かったですね。
スキルを発動するシーンはもちろん、サイズの大きなボスモンスターは格好良くもあり、リアルで怖く感じることもあり(笑)。
バトルが始まる前から「こいつは強い!」とつい思わされてしまう映像美も、注目ポイントのひとつとなっていました。
以上、今回は『世紀末デイズ』のβ版プレイレポートをお届けして参りましたが、いかがでしたでしょうか。
ローグライクゲームの開発に高い評価が寄せられている『不思議のダンジョン』チームの新タイトル。
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