スマートフォン向け、光と音のRPG『アークザラッド R』が2018年8月23日の配信以来、『I』と『II』の続編の位置づけとして歴代キャラクターはもちろん、主人公とヒロインを始めとした新世代キャラクターも多く登場しています。

それぞれのキャラクターが、アタッカー(攻撃力が高い)、タンク(防御力が高い)、ヒーラー(味方HPや状態異常を回復)、バッファー(味方にバフ効果)、デバッファー(敵にデバフ効果)など、5つの役割(ロール)に振り分けられており、組み合わせによって戦術の幅は前作以上に広がりました。


多くのユーザーやゲームメディアによって、ロールごとの優秀なキャラクターの順位付けがされてきました。しかし、本作は全キャラクターを覚醒まで育てられる“捨てキャラ無し”ですから、性能だけでキャラクター選択は決まりません。そこで、『I』と『II』からのファンである筆者が独断と偏見から、性能を踏まえつつもキャラクター愛を重視した“神7”男性編と女性編を選出しました。本稿では男性編を発表します。いっくよーっ!

※下記、実際に運用しながら説明するために、一部のキャラクターが覚醒状態で映っています。すでにフェスガチャなどでご覧になった方もいるかと思いますが、ご注意ください。

■イーガ(ヒーラー)

10年前にアークとククルとともに世界を救った英雄の1人。元はグレイシーヌにあるラマダ寺の修行僧でひたすら武の修行に明け暮れ、誠実であるが故に頑なところがありました。しかし、ラマダ寺にやってきたアークと手合わせして敗れ、大僧正が実はモンスターだと知り、心の修行の必要性に気付きました。以後は、自分を見つめ直す意味もあって、アークの旅に同道しました。

『R』では、ヒーラーの中では攻撃力が高く、オートスキルによる味方HP回復量の倍率も高いです。範囲も広いので使いやすいです。
当然ながら火力面でも通常のヒーラーよりも期待が持てます。現在は恐らく47歳くらいかと…未だに武闘家として最前線に立つ姿が誇らしい。

■シュウ(デバッファー)

10年前にアークとククルとともに世界を救った英雄の1人。同じく英雄であり、砂漠で生き倒れていた幼いエルクを助け、一人前のハンターになるまでバックアップした面倒見の良い男です。『II』では半死状態になったエルクのために怒りを燃やしたり、『III』ではスパイとして敵組織に入り込んだり、損な役回りも進んで担う情に厚い男の印象です。

『R』ではなぜかアルディア帝国の将校として登場し、スメリア国の住人を人質にしてトッシュを連れ去りましたが、おそらくは…。

シュウは能力を解放させることで、範囲内の敵の防御力を大きくダウンさせるオートスキルと、攻撃力の75%のダメージを5連続で与えるアクティブスキル「乱れ撃ち」が優秀です(覚醒後は7連続に)。攻撃力はあまり高くないのですが、オートスキルとのシナジーがあるために火力が期待できるのは心強いです。

■トッシュ(アタッカー)

10年前にアークとククルとともに世界を救った英雄の1人。元はスメリアの紋次親分一家の若頭で子分たちの面倒見も良い任侠の男。しかし、当時のスメリア国アンデル大臣の謀略によって、自身は幽閉され、一家の命も奪われてしまった。騙されたことに気付いて牢屋の中でモンスターと戦っている最中、やって来たアークとの出会いを通して一緒に冒険することになりました。


戦う以外の生き方を教えてくれたアークへの感謝は深く、大崩壊後はスメリアのショーグンとなり、民のために争いを避けることを徹底していました。アタッカーの中でも随一の物理攻撃力を誇り、「攻撃力の360%」と「180%」のダメージを与える2つのアクティブスキルが強力無比(ともに覚醒後はさらに数字が上昇)。若干、防御力が低いですが、現在のゲームバランスでは、高難易度クエストなどでは十分に育成していても敵から大ダメージを受けるので、「やられる前にやる!」攻撃力重視の考えも大事かと思います。

歴代主人公から選んだのは…?

■エルク(アタッカー)

『II』の主人公であり、10年前にアークとククルとともに世界を救った英雄の1人。一族の命を奪われ、大事な友人や想い人を救えなかった重い過去を背負っています。『R』では、アークの意志を受け継いだ最強の炎使いとして知られるも当初は消息不明でした。

エルクの強みはアタッカーとしての高い攻撃力に加え、攻撃力の195%のダメージを広範囲の敵に与えるアクティブスキル「エクスプロージョン」の優秀さです。覚醒後はさらに範囲が拡大されて真価を発揮します。さらに敵の攻撃力や防御力を下げるウィークエネミー効果を持ったアクティブスキル「オーバースティング」は消費MPも低く、遠距離攻撃として使い勝手が良いです。

■ポコ(バッファー)

10年前にアークとククルとともに世界を救った英雄の1人。スメリア国の首都を守るパレンシア候軍の新米兵士で、精霊をも味方に付ける音楽の才能の持ち主でしたが、当初は本当に臆病者でした。しかし、アークと出会って行動をともにする中で成長を遂げ、『R』では組織「アークス」の設立者になっています。


アークやククルと年齢が近くて仲が非常に良かったため、2人の意志を継いで大崩壊後の復興に尽力するあまり、時には自らの身を省みないことも…弱虫のポコは同じ英雄のシャンテに「頼りになる」と信頼を受けるまでに成長を果たしていました。

ポコの範囲内の味方の攻撃力を大幅にアップさせるオートスキルは、バッファーの中でもトップクラスに範囲が広く、遠距離攻撃に長けたアクティブスキル「荒獅子太鼓」はもちろん、50%の確率で攻撃不可を付与する「へろへろラッパ」は大変優秀です。ただし、防御力が低くて打たれ弱いので敵を近づけさせずに守る編成が大前提になります。『R』でアーク、ククル、ポコの3人を編成できる日がまた来るなんて…(涙)。

■グルガ(タンク)

10年前にアークとククルとともに世界を救った英雄の1人。通称“褌の男”。『II』ではブラキアの独立の立役者でしたが、戦争の犠牲者で孤児となった盲目の少女エレナを引き取ってひっそりと暮らしていました。漂流したシャンテを救った事で、世界を救うための戦いに飛び込むことになります。『II』ではブラキアでのシナリオ以後の存在感の薄さと、戦闘における圧倒的な攻撃力による存在感のギャップが見られました。

寒かろうが暑かろうが褌が一張羅だった男は、『R』でズボンを履くという劇的な変化を見せましたが、その人気ぶりは衰え知らず。ガチャ実装時にはTwitter上で喜びを爆発させるファンが多く見られました。

タンクですが魔法防御力が極端に低い反面、攻撃力がアタッカーのトップクラスと遜色ありません。
ここは物理防御力に秀でたアタッカーとして運用すべきだと思います。四方に攻撃力の150%のダメージを与えるアクティブスキルの「バックスピンソバット」、さらには範囲内のランダム対象に攻撃力の345%のダメージを1~4回与える「グルガウルティメイト」は破壊力抜群(どちらも覚醒後の名称と数字)。後者は単体に対して発動すれば、トップクラスの連続ダメージ量を与えられるでしょう。

■アーク(アタッカー)

『I』の主人公であり勇者。『II』において、ククルとともに自らの命を犠牲にして暗黒の支配者を封印しました。本来は情熱的な性格で毒舌の持ち主ですが、10代のうちから勇者としてあまりに早く成熟しないといけないこともあり、ククルへの想いも含めて自分の気持ちを抑え込むことが求められました。

『R』ではすでに亡くなっていたはずですが、2018年末にククルと合わせてガチャ先行実装。ファンの圧倒的な支持を受ける2人だけあって、Twitter上で非常に大きな反響が見られました。『R』では毒舌家の一面はなりを潜めたようですが、『I』『II』で見せたオールラウンダーとしての強さはそのまま。アタッカーの中でもトップクラスの攻撃力に加え、広範囲のアクティブスキルが非常に強力です。

アクティブスキル「アースブレイク」は範囲内の敵に攻撃力210%ダメージを与え、「テスタメント」は範囲内の敵の数によってダメージを等分して合計で攻撃力の400%ダメージを与えます(どちらも覚醒後の名称と数字)。後者はレベル60の時点で装備状況にもよりますが、単体に向けて2万超えのダメージを与えられました。


おまけにアタッカーにもかかわらず、範囲内の味方HPを回復して毒を除去する「トータルヒーリング」というオートスキルまで持っています。「なんでここまで万能なんだ!」と嬉しくなります。『R』で登場する歴代主人公揃い踏みの中で、間違いなく推されている感があります。キャラ愛と合わせて筆者の中で文句なしの1位です。再会できて本当に嬉しかった。2人が登場した真相については、メインクエストを進めた後にキャラクタークエストをご覧頂きたいです。

以上ですが、きっと誰の中にも“神7”はいると思います。とくにこれまでは覚醒させるための周回が大変だった側面がありましたが、最近は様々な施策も打たれています。覚醒済キャラクターのガチャ実装、10連ガチャに覚醒石のおまけ付き、2019年の福袋で大量の覚醒石がゲットできるチャンス、さらに覚醒石がこれまで以上に大量に入手できるクエスト実装と、配信から時間が経って育成は以前よりも楽になっています。育成が止まってしまったユーザーには、ぜひ再開して欲しいと願います。

『アークザラッド R』は好評配信中。基本プレイ無料のアイテム課金制です。


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