PC・スマートフォン・周辺機器製造メーカー「ASUSTeK Computer(ASUS)」の最新ゲーミングAndroidスマートフォン「ROG Phone2」が7月22日に情報解禁されました。

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実は情報解禁日より先にASUSによるプレスツアーが7月16日~18日に台湾・台北で開催され、7月17日のメディア向け発表会で「ROG Phone2」が発表されていました。
本稿ではアジア各国から約100人の記者を招待した一大ツアーの内容と、その狙いについて紹介します。

日本国内のスマートフォンはブランドイメージの高さもあり、iPhoneが高いシェアを誇っています。しかし、例えばカメラの性能一つだけを見ても、iPhoneを上回っているAndroidスマートフォンは多くあります。

今回のプレスツアーで出会った香港在住のスマートフォンに熟知した記者によれば近年、アジアで各企業の新型Androidスマートフォン発表会が行われる際は、iPhoneを比較対象に出して、どれだけ機能が上回っているかを訴求することが一般的だそうです。それだけ、世界のAndroidスマートフォンの性能が高くなっていると言える中、ハイスペックな「ROG Phone2」が登場したわけです。

■至れり尽せりのプレスツアー
プレスツアーは往復飛行機・宿泊費共にASUSが負担してくれたのですが、用意された高級ホテルは台湾・台北にある「amba Taipei SongShan」。

こちらは、5月に同社の新型PC発表会「Sneak Peak」が開催された会場でもあります。部屋に入ると、ASUSのお土産がテーブルの上に置かれていました。帽子、ノート、ステッカー、そしてゲーム風に描かれた台北市内にあるASUS関連ショップや会社の所在地が記された地図です。

「ROG Phone2」は世界同時発売ではなく、グローバル、日本、中国とそれぞれ発表・発売日が異なります。同ホテルにはアジア各国のメディア記者も泊まっており、豪華な朝食ビッフェを堪能した後は発表会の会場まで大型バスで移動です。

このようなメディアツアーが開催された経緯として、ASUSが設立30周年を迎えたことが背景にあります。


5月の新型PC発表会ではアジアのメディアだけでなく、アジアで有名なYouTuberも多く招待していましたが、今回はほぼメディアだけに絞っていました。また、前回は新製品を動画収録する人が多く、会場が大変混雑した反省を活かして広めの会場に変更したそうです。

■過ごしやすさを考えてくれた魅力あるイベント会場

発表会の会場には軽食や飲料があり、ランチタイムにはビッフェ形式で料理が用意されていました。入場すると記者は何やら箱の中に手を入れるように促されました。

クジ引きみたいでしたが、中にはASUSのロゴが入った赤と黒のボールが入っていました。「何ですか?」と聞いても、「何の意味もないですよ」との回答。もちろん、ちゃんと意味があって、後で分かりました。

会場は1フロア内にテレビのあるリビング、デスクトップパソコンのある部屋、海辺のサマーベッド、電車の中を再現した4つのブースが用意されており、新発表の「ROG Phone2」を利用する時のシチュエーションを想定しているわけです。

いざ発表会が始まると、同社のJonney Shih会長が目を輝かせながら歓迎の言葉を述べました。

ASUSのJonney Shih会長
使われた言語は英語で、やはり世界基準のようです。世界のマーケットではスマホゲームの売り上げが急上昇しており、その中で求められるハイスペックなゲーミングスマホ「ROG Phone2」の詳細なスペック情報が明らかとなり、記者を興奮させました。

また、コントローラー「ROG KUNAI GAMEPAD」やディスプレイが2つになる「TWINVIEN DOCK II」など、アクセサリーが豊富に用意されているのがミソで、一般的なソーシャルゲームとは一線を画したゲームプレイにも十分対応できるのです。


■美女が見守る中、記者たちが「ROG Phone2」を使ってゲーム対決
台湾最大規模のゲームショウ「台北ゲームショウ」でもそうでしたが、台湾ではイベントを盛り上げる司会の女性が重宝されています。同日、入場時に黒か赤どちらの色のボールをくじ箱から引いたかで記者はチーム分けされ、代表者による「ROG Phone2」を使ったゲーム大会が始まりました。

美女の一挙一頭即を撮り下ろした写真はギャラリーから全て見ることができます【写真33枚】

司会として登場したのはスタイル抜群の美女。どの角度から見ても目の保養になる美しさだけでなく、会場を盛り上げるのが非常に上手。

赤チームと黒チーム対抗戦で勝ったチームには、スポーツトレーニング用の小型サンドバッグがプレゼントされました。ASUSとどんな関係があるのか不明でしたが、1959年創業の老舗メーカーのもののようで、良い物なのは間違いなさそうです。

次ページ:「ASUS JAPAN」美人広報をモデルに「ROG Phone2」を撮影

■「ROG Phone2」を体験、美人広報にモデルをお願い
発表会、ゲーム大会が終わった後は、各国メディアごとに「ROG Phone2」が貸し出され、体験や撮影の時間に。ここで用意された4つのブースで、テレビに繋いだり、デスクトップPCに繋いだりといった実際の使用方法を想定した体験ができました。

5月の新型PC発表会は新製品があまりに多岐に渡ったため、展示エリアは足の踏み場もないほどの混雑ぶりでしたが、今回は前回の反省も活かされて混雑はありません。適度に休憩を挟みながら各ブースを回り、「ROG Phone2」の制作過程の試行錯誤が展示されているコーナーも見て回りました。せっかくなので、案内人として同席してくれた「ASUS JAPAN」(日本支社)の美人広報にモデル撮影をお願いしました。

詳しいスペックやら特徴はレビュー記事をご覧頂ければと思いますが、ガチゲーマーも大満足な性能に加え、幅広いシチュエーションを想定したアクセサリーが用意されているのが印象的。
日本のメーカーでは、なかなかここまでは難しいのかなと感じる一方、ASUSの振り切り具合は気持ち良いです。

■豪華なディナーパーティー
最後に質疑応答を終えたら、ディナーパーティー用に貸し切られたレストランに移動。

基本的にメイン料理以外はビッフェ形式で、ドリンクはお酒を含めて飲みたいものを自由にオーダーできます。各国の食文化に合わせて事前にメイン料理を選べる仕組みだったので、細かいところにまで気遣いがされていました。筆者は肉料理を選んだのですが、めっちゃ肉が柔らかくで美味し。

「ROG Phone2」については、7月23日に中国・台湾向けにローンチイベントが開催され、9月4日のドイツで開催される「IFA 2019」にてグローバル向け価格が発表されます。日本版の価格や発表時期はまだ未定ですが、判明次第追ってお伝えします。

取材協力:ASUS
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