国内のみならず、海外からも高い注目を集めてきた『DEATH STRANDING』。『メタルギア』シリーズをはじめ、数多くの人気作を手がけてきた小島秀夫氏が、コジマプロダクションを率いて生み出した一作目ともなれば、関心度が高まらないわけがありません。


世界中から注視された期待作は、今月8日に待望のリリースを迎えました。本作を待ちわびた方々はいち早く本作を手にし、分断された世界を繋ぐべく、広大な世界に足を踏み入れたことでしょう。

小島氏らしい着想やこれまでにないプレイ体験など、斬新な提案に満ちている『DEATH STRANDING』。それだけに、プレイヤーが感じる手応えや面白さは、受け取る側次第で印象が大きく変化します。そこで今回は、この注目作『DEATH STRANDING』をどのように感じたのか、プレイした読者を対象にアンケートを募ってみました。「さすが小島監督」と言いたくなる作品だったのか、それとも「イメージとは違った」作品だったのか。
読者の率直な声の数々を、紹介させていただきます。

今回の回答者の男女比は、男性89.8%に対し、女性は4.7%(無回答 5.5%)。本作は、男性向けの色が濃い評価となったようです。年齢別で見ると、最も多いのは20代で、割合は33.9%。そこから、30代(22%)、40代(21.3%)、10代(11.8%)、50歳以上(3.9%)、10歳以下(2.4%)と続きます(無回答 4.7%)。20代が1/3を占めたものの、幅広く支持を集めている様子が窺えます。


◆第3位「ちょっとイメージとは違ったかも」:15.7%

「ちょっとイメージとは違ったかも」と答えた声は、全体の約16%となり、アンケートでは第3位に。ゲームに限った話ではありませんが、一般的に名作と知られているタイトルでも、相性が合わなければ面白いとは感じられないもの。先鋭的な要素が多い『DEATH STRANDING』ゆえに、その意見は更に分かれやすいのかもしれません。

本作のゲーム性での要素は、荷物の運搬が主体。いわゆる「移動」に注目した作品は、ゲーム史の中でもあまり多くないため、戸惑った方も少なくないのかもしれません。いただいた声には「うーん、ビミョー」「めんどうくさい」といった意見もあり、印象とは違った実感を覚えた方もいた模様です。


<Font Size="4">【読者の声】</Font>
景色は綺麗で移動は楽しいかと思いきや、運ぶ荷物が重くて苦痛の何物でもない。敵が余り出てこず、広大なフィールドは単調で移動中はあくびが出る。他のプレイヤーとの繋がりは雰囲気を壊す。もう続けるのが苦痛で仕方がない。
まだ新しさとかかつて無い刺激に出会えていない。技術的芸術的には、感心させられることしばしばだが、何かこう刺激が足りない。

予想以上に単調なゲームプレイで、まだ序盤だがもう飽きそう。
登山はMGSファントムペインでうまく出来なかった部分を実現させたのでは。ただゲームとしてDHLの業者シュミレーションのようでしかない気がする。世界観はすごく先のテクノロジーで覆われている風だがドローンもない、空を飛ぶ乗り物もないとなると微妙に世界観が欠如しているように感じてならない。さらにあれだけの自然の中に野生動物が出てこないというのも不自然。それと水をのむ動作などがザ-ゲームのような動作で興醒めしてしまう。
バランスゲーム…そうであるならこのシステムを全て使えば素晴らしい登山シュミレーションゲームができると思う。
ゲーム開始から3章が始まるまでは少し操作したらすぐムービーに入ったり移動の中で出来ることも少なくて退屈で買ったこと後悔してましたが、途中からサムが出来るアクションが増えてきたり移動方法、配達方法なども追加されて楽しくなってきました。景色は綺麗には綺麗だけど同じような景色が続く中で自分が設置、建設した物だったり他プレイヤーがしたものなどがどんどんマップ上に増え、ちょっとした景色作り、土地の開拓などで快適性を作っていくのが自分にとって楽しさの大きな割合を占めていると感じました。

続いて、1位と2位を発表!

◆第2位「これは最高のゲームだ!」:33.9%

「これは最高のゲームだ!」と答えた声は、第2位に着地。割合は33.9%で、全体の1/3を占める形となりました。コジマプロダクションの挑戦と意欲は、これだけの賞賛と支持を集めており、一定以上の結果を残したと言えそうです。


「革新的」「移動が楽しいのは、初めて」と、『DEATH STRANDING』が持つ新たな提案に共感する声が数多く寄せられており、「孤独なのに繋がる。没頭できる!」といった意見も。先ほど紹介した通り、イメージと違う印象を受けた方もいますが、「意見がまっぷたつに分かれることこそが、これが新しいゲームである証明の一つではないか」との声も届いており、『DEATH STRANDING』の魅力を的確に表現しています。

<Font Size="4">【読者の声】</Font>
疲れる! けど面白い。
ついつい次の配送、次の配送としてしまう中毒性がある。合う合わないが別れる作品であると思うが、バイクゲットする辺りまでは進んで判断してほしい。
オープンワールドゲームで、寄り道が好きな人なら、オススメ。寄り道をメインの目的としているゲーム。寄り道がどれだけ楽しめるかによりますね。
映像がすごい。歩いているだけなのに面白い。
まさに時間泥棒! 運び屋家業とは名ばかりに、実はフィールド探検ゲームだった。 お話はまだまだこれからだが、その秘密がどう明かされていくのか期待!
序盤はダルいと感じたが、ある峠を越えた瞬間移動が楽しくなった。
小島監督のゲームは初ですが、とても面白いです。冒険や探索好きで戦闘が苦手な私にはぴったりなゲームです。
物を運ぶゲームではあるが、同時に人の為に何かができるゲームでもある。そして人に感謝できるゲームでもあるしこんなゲーム体験はこれまでなかったと感じます。
感想じゃないのですが、やりたい気持ちが強すぎて送らせて貰いました! 今、寮生活をしててできないので冬帰省でコレクターズエディションを開封してプレイします! ネタバレも怖いので、動画やレビュー等も見れず、欲が凄い溜まっています(笑)。感想じゃないのですが、失礼しました!
ゲームシステムは単調な部分もあるし、粗もあると思う。色々な作品の継ぎ接ぎにも見えるが、唯一無二の物になってる。見たことないものを見せてくれてワクワクさせてくれるだけで最高!
だんだん他のプレイヤーと助け合ってる感じを感じられるゲーム。いつの間にか何時間も遊んでいる。
最初はこの世界感になじめなかったけれど、だんだん面白くなってきた。字が小さすぎるのが難点。
このゲームは時間泥棒です。。。
サムの休憩は、私の休憩である!! ってくらいサムとのstrandを感じます
配達という要素をテーマに新たなジャンルに挑んでいる感は、受け手によってとても変わる作品だと感じました。私にとってはとても運ぶ工程が楽しく、又音楽と地形の描写がよく、あれやこれやと悩みながら、楽しめる作品です。闘うということは、戦闘だけではなく、こういう闘い方もあるのだと、正に自分との闘いですね。
「究極のお使いゲー」とは正にこのゲームに相応しい言葉です。擬似歩荷体験と言っても良いかも。(ネタバレ無しという事であまり上手く説明出来ません。。。) まだ序盤だという事もありますがストーリーは上手い具合にピースが散りばめられており、ストーリーを進めていく事でジグソーパズルの様に事実が判明して行くような雰囲気があります。そして主人公のサムの動き、表情が豊かでカッコいい。ホームの部屋の中で主人公が色々な仕草を見せてくれますがそれだけで小1時間楽しめると思います。早くBBやBT出現の謎を知りたい!
ぶっちゃけた話、今の「スマホたぷたぷキッズ」向けじゃない。石だがオーブだかをたくさん集めてガチャを引いて強化っていう単純な作業じゃなく、操作キャラのコントロール一つをとってもストレスを溜めながらのプレイになる。が、それが解放された時のカメラワークや音楽の入りと言った演出が素晴らしくエンドルフィンの分泌がハンパない。やめられない止まらないではなく、続けたい繋がりたいって感じ。
◆第1位「小島監督っぽさがあふれてるね」:48%

今回最も意見が集中したのは、「小島監督っぽさがあふれてるね」との回答でした。割合は、全体の半数近い48%。おおむね2人に1人が、『DEATH STRANDING』に小島監督らしさを感じたようです(無回答 2.4%)。

「今までにないゲーム」や「映画を見ている感覚」、「新しいゲームの形のひとつだと思った」に「移動という普通のゲームなら特になにも感じない部分にフォーカスされていて面白い」など、本作が持つ斬新な要素や、新たな可能性を切り開く意欲に共感した方が多数。

「退屈の極み、それが美しさをより強調している。ゲーム性は高い」といった、ともすればマイナスになりそうなポイントを魅力に繋げているとの声も。また、小島監督らしさを感じてこの項目にチェックした上で「よくわからん」と答えた声があるのも、本作らしい点かもしれません。

誰にでも好かれる優等生なゲームでは味わえない、大胆な挑戦と力強い意志が形となった『DEATH STRANDING』。この作品があなたに合うかどうかは、あなただけが決められます。まだ未プレイの方は、新たな体験に身を投じてみてはいかがでしょうか。

<Font Size="4">【読者の声】</Font>
めちゃくちゃ楽しすぎへんか!?!?!?!?!?
単調かな?と思ったけど色んなプレイヤーの気配を感じて、その交流にニヤリとする。
深い。様々な伏線が張られており後半に向けてどのように収束するのか非常に楽しみ。
映像が綺麗でプレイしてるというより映像見てるって感じが強い。
とても楽しい。
クソ面白い。
BTが怖いです…。
まだ始めて4時間。内容的には小島作品らしく濃厚そう。ただ、メタルギアの時みたいに、これをやっても許されるだろう…という良い意味での慣れが許されるか分からないため、プレイ自体はおっかなビックリという感じになりがち。あとは、メタルギアの最後の作品みたいに、中途半端になってないことを祈るのみ…現時点では楽しみしかなく、期待も高い。
知らず知らず荷物を拾ってしまう(笑)。単調な道じゃないので、何かあるかな?と期待しながら歩くことになるので、いつのまにか時間が経つ。
システムフォントが小さく、コンシューマーにしては遊びにくい。こういった地味なところはコナミ時代のほうがちゃんとしてたように思う。
良い意味でも悪い意味でも小島監督らしさが出ている。人を選ぶゲーム。
まだ最後まではプレイしていないが、敵の登場の仕方やイベントの入り方、世界観の作り方は前作のMGSVTPPと似た部分があると感じた。
何が面白いかと問われれば自分でプレイしてくれとしか答えられない。不思議な魅力のあるゲーム。
まだ序盤だが、緩やかなオンライン要素が面白い。
独特の雰囲気の世界観。新しいゲーム性を次の世代にまた繋げる作品だと感じた。
小島監督らしく仕上がってるなと思う。BGMの入り方とか。ただ、靴が消耗しやすいのが少しストレスを感じる。
面白い。
ストーリーは濃厚で先が気になる。ゲーム性はクセになる。
確かにお使いゲーではあるのだけど、世界を踏破していく感じが好きな人にはたまらなく良いと思う。ネットワークも時間とともに道が出来ていたり、先人の歩いた道を行くのも楽しい。そして何より自身設置したものがほかのプレイヤーに役に立つのは何物にも替え難い。
「ストランディングゲーム」というジャンルに位置付けてある通り、いままでのアクションゲームとは違うコンセプトを持っている。あくまで「繋がる」ことを目的としていて、その手段として配達や戦闘が存在している。目的に対して手段が複数あるため、プレイヤーの個性が活かされる仕様だと言える。さらに、間接的なプレイヤーの連携はこれまでのゲームになかった新しい仕様で、素直に良いシステムだと思う。小島監督はMGSでステルスゲームというジャンルを提案したように、「ストランディングゲーム」というジャンルを提案したフロンティア精神あふれるゲームであろう。
配達楽しい。が、受け渡し時などでちょいちょい挟まるデモシーンをスキップするのが煩わしい。1回見たらオートスキップをしてもらえると捗るんですが…。
他人からの評価が気持ち良い。時間を忘れて遊んでしまうので眠い。
自由度が増して、メタルギアのような潜入ステルスもあって、やり込み要素もある。
まるで映画の中にいるかのような世界観。長旅後の配達完了した際の達成感は、他では味わえないかと。BGMがかかるタイミングが、最高です。自分がプレイしてる横で、観てた小学生の息子が、観てるだけで楽しい。もっと観たいと言ってました。
現代の事をいろいろと考えさせられて、ゲームも面白い!
トレッキング、または登山用外が新鮮。派手さはないけどよく考えられてる。簡単なルートがあるんだけど、何故か困難なルートを開拓したくなって遠回りしてしまう。
荷物を運ぶというというゲーム性は正直地味な印象であるが、それゆえに奥深さやこだわりのようなものも感じる。爽快感を得るというよりも達成感を得るゲーム性。難しい運搬のルート開拓をこなしたときの達成感は他のゲームではなかなか味わえないだろう。
蛇口を捻って出てきた水と、井戸を掘り引き上げた水では結果は変わらないけれど過程が異なる為感動を得られる。都市から都市へ移動するこのゲームも他のゲームとは過程が異なる為全く新しいゲームに感じた。
小島監督の作品でやったことあるのは多分MGSVを少し程度ですが、今回のDSもオープンワールドということで広いフィールドでのプレイ感覚は似ているが、梯子やロープなどが使えることによって移動が比較的単調ではなくなったのはいいと思います。後MGSは一応ストーリーが続いてるみたいなので、世界観とかストーリー追う気にはならなかったですが、DSは初作品ということで世界観をじっくり理解していけるのがいいです。ムービーが多いですが、世界観に入り込むために必要な部分だと思っているので、冗長とは感じていない。緩いマルチ要素は今のところ役に立つことが多く、プラスの要素だと思っている。ちょっとUIが見ずらい分かりずらいところがあり、慣れが必要。
プレイ時間10時間程度ですが、お使いで行ったり来たりするのは楽しいです。初めての場所に行くのはドキドキする分、通信通じた後に他プレイヤーの作った橋などが出てくるのが大変嬉しいです。往復している内に道を覚えてきますが、ふと別ルートに行くともっと楽な道があって驚いたり、という発見も楽しいです。ノーマンファンには嬉しいサービスで溢れていますが、ファンでない方には余分な部分が多いかもしれません。でも彼を好きになる良いきっかけとも思います。実物よりもサムの方が若いですが…。
ただ物運んでるだけなのにめちゃくちゃ楽しい。配達の途中にあるいくつもの障害を乗り越えた先に待つ、依頼主からの感謝の言葉が嬉しくていっぱい依頼を受注してしまう。また、プレイする度に別のサムが建てた建造物や国道で、どんどん便利になっていく様が面白いし、自分も貢献したい!と思えてくる。楽しい。