本記事には、メインストーリー第2部 第5章「Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス 神を撃ち落とす日」のネタバレが含まれます。
『Fate/Grand Order』のメインストーリー第2部 第5章「Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリュンポス 神を撃ち落とす日」が幕を開けてから早1週間。
本記事では、そんな第2部 第5章のCMに改めて注目!初公開時は何が何だか分からなかったシーンも、クリア後の今なら「こういうことだったのか!」と納得できるはずです。気になったシーンを1つ1つ振り返っていきましょう。
ストーム・ボーダーと向かい合うのは真体ゼウス
暗雲を進むストーム・ボーダーと雷光でかたどった顔が向かい合うCM冒頭のシーン。最初はオリュンポス突入時に起こったゼウスの襲撃を表していると思いましたが、実際は終盤も終盤、ゼウス戦での一幕でした。
こんなに巨大で威厳を感じる顔は真体ゼウスしか思い浮かびませんし、ゼウス戦後に到着したストーム・ボーダーも「暗雲を突破してきた」と言っていますので、このシーンはゼウス戦の裏で進んでいたストーム・ボーダーの状況とみて間違いないでしょう。
暗雲の向こうでは、今も主人公たちがゼウスと死闘を繰り広げているはずです。
主人公たちは神に頭を垂れる
オリュンポス陣営と初めて対峙した市街地での一幕。高所からの着地にも見えた姿勢の低さは、アフロディーテの権能で強制的に「神へひれ伏す姿勢」を取らされていたためでした。
アフロディーテとデメテル
オリュンポス陣営と対峙した際には、新サーヴァント2騎のシルエットも見られましたね。結局のところ、サーヴァントではなく正真正銘の神様たるアフロディーテとデメテルがこの正体でした。
CMではシルエット抜きの姿に加え、彼女たちの真体も登場。
CMでデメテルが浮かべていた切ない表情は、愛娘ペルセポネを思い浮かべてのものでしょう。窓を伝う雨粒は、ペルセポネの死に狂ってまともに流せなくなった涙の代わりか。
キリシュタリアと並ぶのはやっぱりゼウス
キリシュタリアと一緒に空想樹を眺めていたのは、大方の予想通りゼウスでした。異聞帯の王というラスボスに近いポジションでありながら、登場したのはオリュンポス突入直後。声だけの登場でも、カルデアにスケールの違いを見せつけました。
一目で「これぞゼウス!」とわかるデザインでしたが、戦闘時はアフロディーテやデメテルと同じく真体が登場したため、このデザインでのバトルグラフィックはお預けに。有名な神様ですので、プレイアブル実装に期待が高まります。
血に塗れたディオスクロイは過去の出来事か
ディオスクロイが大量殺人を続けてきた話は語られましたが、劇中でこんな血みどろシーンは描かれていません。カルデアがオリュンポスへ着いた頃には破神同盟がほぼ壊滅、オリュンピアマキアも終わっていたので、これはカルデア到着前のディオスクロイを映しているのでしょう。
マシュの新装備は神を貫く「ブラックバレル」
CMでも大きな注目を集めたマシュの新装備は、概念武装「ブラックバレル」でした。アトラス院の製造した“世界さえ容易に滅ぼし得る”と言われる七大兵器の1つで、その威力は神を貫くほど。
いかにも「最終決戦で用いられる切札」という見た目でしたが、物語序盤のデメテル戦から早速登場。デメテル、アフロディーテ、ゼウスと、オリュンポスの主要神3柱を貫きました。
オリュンポスの双子
原住民と予想されていたこの双子ことマカリオスとアデーレは、物語序盤からカルデアを助けるために登場しました。パツシィやアーシャと同じ「原住民の中でも特にピックアップされるキャラクター」でしたが、その立ち位置は今までと別物。
自分たちが消えてしまうのを知りながらも、「昨日と違う明日が欲しい」という思いから終始カルデアに協力してくれました。異聞帯脱出のために別れた後や最後の記憶媒体、クリア報酬の概念礼装など、プレイヤーの精神を抉ってくるのは相変わらずでしたね。
ヘファイストス工房での一幕
ディオスクロイVS宮本武蔵が戦闘を繰り広げているこのシーン。背景からしてヘファイストス工房が舞台なのは一目瞭然です。同工房を訪れた際に「ここでディオスクロイと戦闘か」と予想したマスターも多いはず。
手前には雄叫びを上げるカリギュラも映っていましたが、彼の活躍はアフロディーテ戦とゼウス戦がメインであり、ここでの出番は控えめでした。CMで普段通りのバーサーク状態に見せていたのは、理性を保つ彼の登場に驚きを与えるためでしょう。
後に映るホームズの戦闘シーンも、背景にヘファイストスがいるため同じ場所です。
該当シーンにいたサーヴァントの服装から考えるに、相手はディオスクロイですかね。それほどの強敵相手にホームズが笑みを浮かべているのも違和感ですが。
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戦闘機の正体
真体アフロディーテの隣で空を舞っていたこの戦闘機。その名を「飛行機械ステュムパリデス・ブラックウィング」と言い、エジソン、二コラ・テスラ、エレナが制作した破神同盟の超高速機動兵器です。
アフロディーテ戦で初登場し、主人公たちを上空の真体に送り届けました。CMも同シーンを表していると思いましたが、劇中では夜だった上に高度も低く感じます。ここはCMオリジナルシーン、もしくはモードレッドたち破神同盟による同士討ちの場面だったのかもしれません。
所長の活躍と仲間になったカイニス
アトランティスで重傷を負い戦闘不能となったカイニスですが、CMではバッチリ回復してデメテル戦の最中を駆けていました。表情や雰囲気から仲間になったという見方もありましたが、本当に仲間として登場。破神作戦の最後まで付き合ってくれました。
カイニスを仲間にできた理由が、この直後に流れた所長のシーン。
実際は背景も窓越しの景色で、柱に見えたのはストーム・ボーダーの窓枠です。そして、カイニス懐柔シーンでは所長の株がますます上がる会話も展開。クロワッサンがこんな重要シーンだったとは・・・。
全滅済みだったシルエットサーヴァントたち
エジソンやニコラ・テスラ、モードレッドなど、見覚えのあるサーヴァントたちはシルエットで登場していましたね。劇中では全滅しており、人工知能に残されたペルソナとしてカルデアをサポート。全滅前にも「七重連英霊砲」や「大召喚陣」の準備を進めてくれました。
今にして思えば、全滅済みだからこそのシルエット演出だったのでしょう。直接は助けられないけど、遺したもので主人公をサポートする的な。CMでアルトリア〔ランサーオルタ〕だけいなかったのが謎です。あと金時もクラスが変わっていますね。
武者ロボットは大宝具「摂津式大具足・熊野」
体の駆動部に電気を纏った武者ロボットは、金時の「ゴールデン・ヒュージ・ベアー号」こと、大宝具「摂津式大具足・熊野」でした。
少し前に実装されたオデュッセウスのルームボイスに、「巨大ロボット? ああ、俺の宝具の事か。なに? オレっちのヒュージ・ベアー号と勝負してくれ? 何を言っている?」とあったのも、一種のフラグだったようです。
消えた宮本武蔵と原初神カオス
宮本武蔵の危機を予感させたこのシーンですが、予感はそのまま現実となってしまいました。彼女の先にあったのは、オリュンポス十二機神の源たる「天球型時空要塞カオス」。異聞帯の王だったゼウスすら超える存在です。
劇中では、割れた空に開かれる目のような姿で登場。CMでは宮本武蔵がかぶっているため見えにくいものの、たしかに瞳孔を確認できます。紫色をしているあたり、ストーム・ボーダーに攻撃を加える直前ですね。
※再臨ネタバレのため、一部黒塗り処理を施しています
結果的にカオスは攻略できたものの、宮本武蔵が消失。おまけに霊基グラフからもその存在が消えています。
ベリルの不敵な笑み
CMでの不敵な笑みから、確実に何か起こすと思われていたベリル・ガット。案の定、生粋の殺人狂とまで言われた本性を発揮し、キリシュタリアの計画を破綻に追い込みました。「異星の神」とも敵対したベリルを相手取るLostbelt No.6は、これまた厳しい戦いを予感させます。
満を持して登場したのはロムルス=クィリヌス
CM最後に登場した画面ドアップの男性ですが、その正体はグランドランサーたるロムルス=クィリヌスでした。破神同盟から「大召喚陣」の話を聞いた時点で、呼び出されるサーヴァントに彼を思い浮かべた人も多いでしょう。
戦闘では★5ランサーとして登場し、「ローマ特性」を主軸にしたスキルと宝具を披露しました。バトルグラフィックも完成済みのため、メインストーリー恒例の「ピックアップ2召喚」で登場する可能性が高いです。
振り返ってみれば、真体含むアフロディーテとデメテルの登場回数が特に多かったことや、所長のクロワッサンが真面目なシーンだった、真体ゼウスも登場済みだったなど、新たな発見が多数ありました。今後のイベントやメインストーリーでも、クリア後に改めてCMを振り返れば面白い発見があるかもしれませんね。