対馬を舞台とした剣戟アクションを、オープンワールドで描いた話題作『Ghost of Tsushima』。今も多くの方が、蒙古と激しい戦いを繰り広げていることでしょう。


ですが本作の見所は、時代劇を彷彿とさせる戦いだけではありません。対馬の雄大な風景や激戦の一瞬、変わりゆく天候の全てが美しく描写されており、見る者の目を奪って離しません。

嬉しい機能のひとつとして充実したフォトモードが搭載されていますが、ただ遊ぶだけでも記憶に残る瞬間が次々と訪れる『Ghost of Tsushima』。そこで今回は、フォトモードや天候の操作などは一切使わず、普通にプレイしているだけで出会える絶景や美しい瞬間を、フォトレポートとしてお届けします。どうぞご堪能あれ!

なお、ストーリー面には直接触れませんが、ネタバレを考慮し、今回は厳原の約上半分の景色のみに限定しました。それ以上先の風景は取り上げていないので、ご安心ください。

タイトルコールから何気ない一幕まで、目を奪われる絶景の数々

序盤の出来事を経て、目を覚ました主人公・仁が目にした風景がこちら。夜の薄闇を、月光が追い出さんばかりの鮮やかさです。

仁の幼き頃の思い出。散りゆく紅葉が、儚くも美しい。

空は暗く、色合いも全て重めのトーンですが、鮮やかとはベクトルの違う魅力を感じます。

タイトルコールまでの3シーン。
ここで鳥肌が立った方も多いのでは。

夕映えの戦い。頻繁にある戦闘シーンなのに、天候と噛み合うだけでこの素晴らしさ。見事です。

サブイベントを始めただけなのに、この天晴れな景観。

多くの命が散りゆく対馬ですが、夜の帳は誰の元にも訪れます。

記憶の景色は、いつまでも暖かい。

現実は重く、暗い。しかし、未来を変えることができるのは、今この時だけ。

世界の有り様は、人の世と関わりなく変わりない。

命の奪い合いにも、刹那の美しさが宿ります。

和歌を詠み、美しい景色と出会う。


厳原の原にて。飲み込まれるような錯覚すら覚えるほどです。

<cms-pagelink data-text="ただそこにあるだけの対馬は、人をどこまでも魅了する" data-page="2" data-class="center"></cms-pagelink>

仁の過酷な戦いは、雄大な自然が見つめ続ける

誉れの石碑は、見晴らしの良い場所も数多く。

素晴らしい景観と、立ち上る戦火の煙。今の対馬を雄弁に物語る一瞬です。

鮮やかな世界と、闇討のコントラスト。

常世と現世の狭間にいるかのようです。

駆けているだけなのに、絵になります。

対馬の空は、どこまでも高い。

和歌を通じて、己の心と向き合う仁。

人の営みも、この自然に守られています。

いずれかの命が、あの陽よりも先に沈む。


狐に導かれた先は、言葉を失う黄昏時。

激しい戦いに身を置くからこそ、心は穏やかに。

混迷の先にあるのは、希望か、死か。

仁の厳しい戦いは、昼夜を問わず。

その刀が、対馬を守ると信じて。

『Ghost of Tsushima』は、あらゆる瞬間が美しいと表現しても過言ではないほど。それだけ、ビジュアルの魅せ方にこだわっているのが伝わる作りになっています。まだプレイしていない方は、この夏のプレイリストに本作を加えてみてはいかがでしょうか。ただし、血飛沫にはご用心を!

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