※本記事は、8月20日までのイベントストーリーで明らかになった情報を元に執筆しています。

スマートフォン向けFateRPGFate/Grand Order』では、2020年水着イベント「サーヴァント・サマーキャンプ! ~カルデア・スリラーナイト~」が開催中です。
『FGO』の水着イベントと言えば、前半・後半の2回に分けて開催されるピックアップ召喚が特徴的。

特に後半のピックアップ召喚は、告知CMやイベントストーリーでその登場サーヴァントをなんとなく予想できます。今回の「サーヴァント・サマーキャンプ! ~カルデア・スリラーナイト~」で言うならば、告知CMに登場していた「紫式部」、「巴御前」、「アビゲイル・ウィリアムズ」が該当!

すでに3騎とも記事執筆時点(8月20日 ※「第五節:スマイリング」が開放済み)でイベントストーリーに登場済み。一部はゲストサーヴァントとして選択でき、クラスやスキル、宝具も確認できました。今回はその3騎に関して、イベントストーリーで確認できたキャラクター情報をまとめます。

1騎目:紫式部

まずはイベントストーリー序盤から姿を見せた「紫式部」です。水着霊基では、★4(SR)のライダークラスとして登場。破壊力のある水着は、彼女自身が「夏ならば大胆に!」の精神で選びました。コマンドカードはQuick2枚、Arts2枚、Buster1枚で構成されています

バトルでは、手に持つガラスペンをメインウェポンとして使用。小型のガラスペンをいくつも投げたり、目玉型の式神をけしかけたり、ガラスペンに乗って体当たりをするモーションなどが見られます。多色なインクをイメージしているのか、エフェクトはカラフルなのが多め。

エクストラアタックでは、ガラスペンで書いた文字が相手を攻撃する、通常霊基の宝具を連想させる演出となっています。
源氏物語に登場する和歌の一首が書かれており、これに合わせたアサガオの咲き誇る演出で締め。ちなみに、和歌の内容は「よそへてぞ 見るべかりける 白露の 契りかおきし 朝顔の花」です。

注目のスキルは、“敵単体に確率で宝具封印状態を付与(1T)&防御力ダウン(3T)”の「サマーナイトブラックウィドウEX」、“敵単体の弱体耐性ダウン(1T)&スキル封印状態を付与(1T)&Arts耐性ダウン(1T)”の「猟奇趣味(夏)C++」、“自身に毎ターンNP獲得状態を付与(3T)+スターを獲得”する「文学乙女(夏)A」となります。

不穏な「猟奇趣味(夏)C++」というスキル名ですが、イベントストーリーで「水着霊基になるにあたり、ホラー系映画なども豊富に見た」と語っていたので、その影響と信じましょう。

スキル演出では、目玉型の式神が周囲を漂ったり、ガラスペンでハートを描いたりします。バトルモーション含めて豊富に出現する目玉型の式神も、見なれてくると「まっくろく〇すけ」みたいでかわいい。

最後は目玉の宝具です。単体攻撃のArts宝具「衣通郎姫・蜘蛛行(そとおりひめ・くものおこない)」と言い、性能は“敵単体に超強力な攻撃&確率でチャージ減少&Arts耐性ダウン(3T+OCで効果アップ)”となります。

巨大な蜘蛛に騎乗して相手へ接近。糸でがんじがらめにし、動けなくなったところを蜘蛛がパックリ食べるという、ホラーチックな演出をしています。蜘蛛に乗るからライダークラスってことですね(思えばガラスペンにも乗っていました)。

<cms-pagelink data-text="次のページ:サマーキャンプでもゲーム! ★4セイバー「巴御前(水着)」を紹介" data-page="2" data-class="center"></cms-pagelink>

2騎目:巴御前

お次はゴーストマンションから本格参戦となった「巴御前」です。
水着霊基では、★4(SR)のセイバークラスとして登場。告知CMでも見せていた通り、水着霊基のテーマは「VRゲーム」でした。コマンドカードはQuick1枚、Arts2枚、Buster2枚で構成されています。

バトルでは、VRコントローラー風の双剣をメインウェポンとして使用。二刀流の要領で接近戦を仕掛けます。通常霊基では赤色の炎が、水着霊基では青色に変化しているのも特徴的。また、スピンしながら何度も斬りつける回転斬りや、身体ごと飛び跳ねる斬り上げなど、格闘ゲームを連想させるモーションも見られます。

エクストラアタックでは、剣を地面に突き刺して大量の炎を噴出。「ともえファイアー」なる技名も叫びました。

注目のスキルは、“自身にガッツ状態を付与(1回・3T)&クリティカル威力アップ(3T)&夜更かし状態(3T後に自身にスタン状態(1T・強化扱い)を付与)を付与”する「ミッドナイトオブサマーサイドA」、“自身のArts性能アップ(1T)&Artsカードのスター集中度アップ(1T)”の「VR新陰流B+」、“スター大量獲得+自身に毎ターンスター獲得状態を付与(3T)&弱体無効状態を付与(1回・5T)”する「生存(山野)EX」となります。

3ターン後にスタンという仕様から、三日三晩ゲームに明け暮れたことを想像させる「ミッドナイトオブサマーサイド」。そして、柳生宗矩の関与を感じさせる「VR新陰流」。
ネタ要素が強めのスキルばかりです。

スキル演出では、主君である源義仲の別名「朝日将軍」をイメージさせる後光が差したり、VRの設定を行ったりします。エフェクトから察するに、VRのプレイエリアを決めていますねこれは。

最後は目玉の宝具です。全体攻撃のArts宝具「VR新陰流奥義・巴淵太陽剣(ぶいあーるしんかげりゅうおうぎ・ともえがふちたいようけん)」と言い、性能は“自身のArts性能アップ(1T)&Buster性能アップ(1T)+敵全体に強力な攻撃&やけど状態を付与(5T)&延焼状態(やけどの効果量がアップする状態)を付与(5T・OCで効果アップ)”となります。

巴御前の展開するVR空間に巻き込まれた相手は、斬られた末に太陽の如く輝いて炎上。VRゴーグルを装着した巴御前の視点が映されるなど、VRゲームを意識した演出となっています。VR新陰流に関しては、イベントストーリーでも語られるのでお見逃しなく。

<cms-pagelink data-text="次のページ:最後はアビゲイル! 水着でもSAN値がピンチ" data-page="3" data-class="center"></cms-pagelink>

3騎目:アビゲイル・ウィリアムズ

最後は「アビゲイル・ウィリアムズ」です。他の2騎と違い、彼女は敵としてバトルに登場しました。クラスは通常霊基と同じフォーリナーですが、味方となった際にクラスが変更する可能性もあるため、フォーリナーと断言するのは時期尚早です。他の2騎が★4(SR)だったため、例年の傾向から見て★5(SSR)の可能性が高め。


アビゲイルとのバトルは1ターンで終わるイベント形式だったため、確認できた情報は一握りでした。まず通常攻撃では、頭上に出現した門から七色の光線が放たれます。

スキル発動時には、額の鍵穴が怪しく発光。おまけに「いあ! ええややはあふたぐん!」とクトゥルフ神話系の呪文まで口にしました。なお、スキル名や効果は実装時と異なりそうなので割愛します。

注目の宝具ですが、これは宝具名から演出、その性能まで一通り見せてくれました。全体攻撃宝具「遥遠なりし幻夢郷(ドリームランズ)」と言い、確認できた性能は“敵全体の防御強化状態を解除&敵全体に強力な攻撃&防御力ダウン”となります。防御強化状態の解除がダメージ前に発生するため、敵として登場すると厄介です。

目の前に現れた門を通り、幻想的な背景の続く階段をひたすら降りていくアビゲイル。降り切った先に見えるのは、バトル相手とその背後にそびえる門です。アビゲイルが相手の前に降り立てば、それに呼応して開門。門から放たれる光を浴びた相手は大ダメージを受ける、という演出になっています。
ダメージ後には、アビゲイルの顔面カットインも用意。

クトゥルフ神話には、夢を見ることによって訪れるとされる異世界「ドリームランド」が存在します。ドリームランドは、70段の階段を降りた先にある「焔の洞窟」、そして700段の階段を降りた先にある「深き眠りの門」を越えれば辿り着くとされているので、宝具演出もこれをイメージしているのでしょう。

ちなみに、“悪い子モード”ではないアビゲイルもチラッと登場済みです。通常霊基の彼女同様、霊基再臨によってモーションや宝具演出が大きく変わる可能性も高め。最後の顔面カットも、良い意味での満面の笑みになるかもしれません。

例年ならば、ピックアップ2召喚はイベント開催の1週間後に実施されるため、今年は8月24日に行われる可能性が高めです。前半組や男性サーヴァント、5周年記念の「アルトリア・キャスター」などに加え、一部では「ピックアップ3召喚もありそう」と噂されており、聖晶石の使いどころが悩ましい今年の夏。

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