
8月13日に配信されたスマートフォンアプリ『ココロインサイド』は、人の"心"に向き合ったハートフルなアドベンチャーRPGです。
本作は『彼女は最後にそう言った』や『終わらない夕暮れに消えた君』など、数々の名作アプリゲームを手がけた「SYUPRO-DX」の新作アプリ。発売当初からストア上で注目されていたものの、恥ずかしながら「SYU-PRO DX」作品にほとんど触れたことがなかった筆者。今回満を持して体験することに!
クリアした感想としては……このゲームに出会えて良かった。心の底からそう思いました。まだ余韻が抜けきれていませんが、『ココロインサイド』がどんなゲームなのか少しだけ語っていきます。
"人が消える街"で祈り続ける、ひとりの少女
本作の舞台となる「錠ヶ崎市」は、近頃おかしな事件が多発し住民が次々に去っている――通称"人が消える街"。数年ぶりにこの街へと戻ってきた高校生の主人公が、幼なじみの「大槻マナ」と駅で再会を果たすところから物語は始まります。
「ここはもう、昔と違うんだよ」
さびしそうに呟くマナ。暗くなるまでよく2人で遊んでいた公園も、今では夜に子供の姿を見かけることはありません。謎の連続失踪事件に加え、凄惨な殺人も起きている「錠ヶ崎市」。親が遅くまで子供を遊ばせたがらないほど、街の治安は悪化しているのです。