本作は、1999年に発売されたプレイステーションソフト『モンスターファーム2』の移植版。
育成可能なモンスターはシリーズお馴染みのものから、今作から新たに追加された新種まで、総勢400種を超えるボリュームに。トレーニングなど、ファームで可能な要素も大幅にパワーアップしており、さらに奥深くなったモンスター育成を楽しむことが出来ます。
この『モンスターファーム2』が20年余の時を超えて最新プラットフォームに登場。今回は、iOS版の先行配信版を体験することが出来たので、さっそくプレイレポートをお届けします。
調教助手と新米ブリーダー生活!
新米調教助手のコルティア。
ゲームの大筋としては前作同様、モンスターを修行などで育成し、公式大会を勝ち上がって最高ランクを目指すというもの。
今作では調教助手のコルトちゃんが、相棒として新米ブリーダーであるプレイヤーを全面的にサポートしてくれます。
トレーニングメニューは多種多様。
前作からの主な変更点として、モンスターの基本的なステータスアップイベントである「仕事」が「トレーニング」に改められています。トレーニングは名前の通り、純粋な能力値変動イベントなので、仕事のような賃金が発生しません。このため、今作では大会出場時の賞金がより重要な収入源に。
バトルもよりド派手に。
強いモンスターで、より大きな大会に出場し、賞金をゲットしてより強いモンスターを育てる、という流れが理想的です。
モンスター再生もより多様に!
新種のモッチー。
原作のプレイステーション版ではCDの入れ替えでモンスターを再生することが出来た『モンスターファーム』シリーズ。移植版では円盤石を消費して、インターネット上の楽曲ライブラリを参照することで再生が可能になっています。
エンジェル…エンジェ…アンジュ………なるほどね?
『モンスターファーム2』では、新たに追加されたモンスターとその派生種により、前作を大きく上回るモンスターを再生できるようになっています。しかし、楽曲によってはゲーム序盤、再生が国際モンスター協会「IMa」に認められていないと断られるものも。
再生できない楽曲はゲームを進行してから。
これは、前作のドラゴンやヘンガーにあたる「特別種」がかなり多く追加されたことによるもの。特別種とその派生種はゲーム内イベントの進行度合いによって再生に制限がかけられているのです。
再生可能なCDは、本作の原作発売後20年の間にリリースされた楽曲や、一部ニンテンドースイッチソフトにも対応。
ニンテンドースイッチソフトからも再生可能。
また、本移植版では『モンスターファーム2』からの新要素である「石盤再生」も再現されています。プラットフォーム別に、前作移植版からのモンスターを連れてくることも可能ですので、お気に入りのモンスターをそのまま育てたいという方は是非活用してみてください。
懐かしさの中に新たな発見
現実のCD楽曲とゲーム内の円盤石の関連付けが楽しかった原作『モンスターファーム』シリーズ。登場する種族が大幅に増えた『モンスターファーム2』では、さらに多様な「モンスター」と「楽曲」の連想ゲームが楽しめるものとなっていました。
そんな楽しみは移植版でも、もちろん健在。それどころか、この20年もの間にリリースされた多数の楽曲に対応することで、さらにパワーアップして帰ってきました。
当時の原作を楽しんだ方はもちろん、「前作は知らないけれど新たにシリーズに触れてみたい」という方にも問題なく楽しめる作品となっています。歴代シリーズ最高傑作と謳われた『モンスターファーム2』を是非この機会にプレイしてみてください。
ニンテンドースイッチ/iOS/Android『モンスターファーム2』は好評配信中。価格は2,820円(税込)です。
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