長く続いた猛暑日の連続もようやく途絶え、ようやく気温が落ち着いてきました。ところによっては、秋の気配が徐々に近づいていることと思います。


しかし気候の落ち着きとは裏腹に、秋でもアツいのがゲーム業界。この9月から年末にかけ、様々な注目作がユーザーを魅了することでしょう。その中でも見逃せない動きのひとつが、任天堂関連のタイトルたちです。

8月に発表された『ピクミン3 デラックス』を皮切りに、『スーパーマリオ』35周年を記念する展開などの情報が相次いだ結果、任天堂関連のタイトルが毎月リリースされるこの秋。任天堂ファンにとっては、嬉しい悲鳴を上げる時期となりそうです。

そこで今回は、9月~11月に展開する任天堂関連タイトルを一挙ご紹介。
各タイトルの登場時期に合わせ、遊ぶゲームのチョイスやスケジュール調整にお役立てください。

『スーパーマリオ 3Dコレクション』:9月18日 発売

まずは、9月18日発売を迎えたばかりのニンテンドースイッチソフト『スーパーマリオ 3Dコレクション』。本作が発表されたのは9月3日なので、発売までわずか2週間という電撃的な展開です。

本作には、『スーパーマリオ64』、『スーパーマリオサンシャイン』、『スーパーマリオギャラクシー』といった、『スーパーマリオ』シリーズの3Dアクション黎明期を彩った3作が収録されます。人気シリーズの新たな方向性を切り開いた名作たちを、まとめて遊べるお得な1本です。

全てのタイトルがHD画質に対応しており、『スーパーマリオサンシャイン』は画面比率が16:9に。
また『スーパーマリオギャラクシー』は、オリジナル版と同じ操作感覚で遊べるよう、Joy-Con2本持ちでもプレイできます。

『スーパーマリオ オデッセイ』へと続く3Dマリオの歴史を辿りたい方は、この『スーパーマリオ 3Dコレクション』を遊んでみてはいかがでしょうか。

スーパーマリオブラザーズ 35』:10月1日 配信開始

ファミコン時代に一世を風靡した『スーパーマリオブラザーズ』をベースに、35人で競い合うバトルロイヤル要素を軸に生まれ変わった『スーパーマリオブラザーズ 35』が、「Nintendo Switch Online」加入者限定ソフトとして、10月1日より配信を開始します。

本作の目的は、最後の一人になるまで生き残ること。ミスをするか時間切れでバトルから脱落してしまうので、いかに立ち回るかが重要です。敵は危険な相手ですが、敵を倒すと残り時間が増えるので、逃げ回るだけでは勝利を逃すことも。


また、倒した敵をライバルの元へ送り込むことができるので、積極的に倒してタイムを稼ぎながら、ライバルを追いつめるのも重要なテクニックです。敵にも勇敢に立ち向かい、しかしミスをせずに生き残る。過酷でユニークな生き残りアクションが、10月に幕開けを迎えます。

本作自体は無料ですが、「Nintendo Switch Online」に加入していないとプレイできないのでご注意を。また、本作の配信は、2021年3月31日までの期間限定。心残りがないよう、期間内にたっぷり遊んでおきましょう。


<cms-pagelink data-text="人気シリーズのデラックス版や、実際のカートを操作する作品も登場" data-page="2" data-class="center"></cms-pagelink>

マリオカート ライブ ホームサーキット』:10月16日 発売

任天堂がリリースするタイトルは、時にユーザーを驚かせるものも少なくありません。今回紹介する作品群の中では、ゲームと現実世界が交差するニンテンドースイッチソフト『マリオカート ライブ ホームサーキット』が、まさにその好例と言えるでしょう。

『マリオカート』シリーズの最新作となる『マリオカート ライブ ホームサーキット』は、カメラが内蔵された実物のカート(トイ)と連動し、現実世界をサーキットに見立てて遊ぶことができるゲームです。パッケージに付属する4つのゲートを部屋に置き、カートで1周することで、走った軌跡がマリオカートのサーキットなります。

もちろん、「ダッシュキノコ」などのアイテムも健在。ゲームの中で「ダッシュキノコ」を使えば現実世界のカートもダッシュしますし、「パックンフラワー」に食べられるとカートがストップするなど、レース中の出来事は現実世界にフィードバックされるので、臨場感も満点です。


それぞれがスイッチとカートを持ち寄れば、最大4人による対戦も可能。ひとりで遊ぶもよし、みんなで集まりワイワイプレイするもよし。任天堂が提案する新たな楽しさを、この秋に満喫してみるのも一興です。

『ピクミン3 デラックス』:10月30日 発売

耳に残るCMや、ピクミンたちを使いこなすユニークなアクション性など、多彩な魅力で人気を獲得した『ピクミン』シリーズ。その最新ナンバリングとなる『3』をデラックスに進化させた、ニンテンドースイッチソフト『ピクミン3 デラックス』の発売が決定しています。

本編が楽しめるのはもちろんのこと、Wii U版向けに配信された有料追加コンテンツも全て収録。
さらに、オリマーたちが活躍する「サイドストーリーミッション」を新収録するなど、シリーズファンの心をくすぐる追加要素も見逃せません。

また、探索に行き詰まった時に助けてくれるヒント機能や、ピクミンを投げる際に狙いやすくなるロックオン機能など、プレイする上で便利な機能も用意。次の目的地を矢印で導いてくれるので、迷子になることも少なくなりそうです。

さらに本作はおすそわけプレイにも対応しているので、分担して探索したり、一緒に強敵へ立ち向かったりと、協力プレイを楽しむことも可能。お好みのプレイスタイルで、未開の惑星に挑んでみましょう。

<cms-pagelink data-text="懐かしの「ゲーム&ウオッチ」が復活、『BotW』の前日譚も見逃せない!" data-page="3" data-class="center"></cms-pagelink>

『ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ』:11月13日 発売

『スーパーマリオブラザーズ』が、今年で35周年を迎えました。そのため、様々な『スーパーマリオ』関連の展開が続いており、今回紹介したタイトルもその一環となります。ですが、任天堂関連で節目を迎えた作品は、『スーパーマリオブラザーズ』だけではありません。1980年に登場した携帯型ゲーム機「ゲーム&ウオッチ」シリーズも、40周年を迎えています。

記念すべき節目を迎えた作品同士がコラボレーションし、「ゲーム&ウオッチ」で遊べる『スーパーマリオブラザーズ』を実現させた『ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ』が、11月13日に発売。こちらはニンテンドースイッチソフトではなく、単独の携帯ゲーム機となります。

従来の「ゲーム&ウオッチ」は、基本的に1ハードでひとつのゲームしか遊べません。ですが『ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ』は、『スーパーマリオブラザーズ』と続編の『スーパーマリオブラザーズ2』、更に「ゲーム&ウオッチ」の初代タイトル「ボール」も収録。しかも「ボール」は、キャラクターが「マリオ」になっている特別バージョンです。

ファミコン以前に大ブームとなった「ゲーム&ウオッチ」が、この秋にまさかの復活を遂げます。コンパクトなポケットサイズなので、手軽に携帯できるのも魅力的。スイッチ以上に場所を選ばず遊ぶことができるので、遠出のお供にうってつけかもしれません。

『ゼルダ無双 厄災の黙示録』:11月20日 発売

今回紹介する作品のトリを飾るのは、ニンテンドースイッチソフト『ゼルダ無双 厄災の黙示録』(以下、厄災の黙示録)です。任天堂ではなく、コーエーテクモゲームスが発売するタイトルですが、本作を発表した初映像はYouTubeのNintendo公式チャンネルでお披露目されており、ゲーム内容も任天堂が深く関わっています。

本作は、一騎当千のアクションが楽しめる『無双』シリーズとのコラボレーション作品。ですが、『無双』シリーズのコラボ展開に多い“お祭りソフト”的なタイトルではなく、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(以下、BotW)と密接に結びつく関係性を持ちます。

『厄災の黙示録』が描くのは、『BotW』で100年前に起こった「大厄災」について。あの世界で当時何が起きたのか。『厄災の黙示録』を通して『BotW』の歴史を目の当たりに、時代が変革を迎えた瞬間に立ち会うことができるのです。

しかも本作は、遊びの方向性、グラフィック、世界観、そして台詞のひとつひとつまで、『ゼルダの伝説』チームからの意見を受けながら作られているので、『BotW』をプレイしたユーザーにとって見逃せない作品となりそうです。

「大厄災」の激戦を、『無双』アクションで紡ぐ『厄災の黙示録』。既に発表済みの『BotW』続編に備える意味でも、押さえておきたい一作と言えるでしょう。

この秋の任天堂関連作だけで、これだけのラインナップが並んでいます。しかも来年の2月には、『スーパーマリオ 3Dワールド+フューリーワールド』も発売予定。秋だけに留まらず、その先も任天堂の提案でゲームライフが埋め尽くされてしまうかもしれません。

魅力的な作品が相次ぐこの秋、あなたはどのように過ごしますか? 今から、スケジュールを組んでおくのもお勧めです。

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