様々な家庭用ゲームを遊ぶのに欠かせないのが、ゲームハードの存在です。据え置き機や携帯機など、これまでいくつものハードがユーザーの手元に届き、驚きや興奮に満ちたゲーム体験を提供してきました。


当然ながらハードには寿命がつきもの。長年使っていれば調子が悪くなったり、故障するケースも少なくないでしょう。メーカーに修理を依頼しても費用が高くつく場合があるので、新品や中古品に買い換えてしまうのもひとつの手です。

また、次世代を担うハードが登場すれば、リリースされるゲームタイトルも新ハードに向けたものが増え、現行機に対応する作品は徐々に減っていきます。最新ゲームを安定して遊びたいと思ったら、突き詰めれば次世代ハードに乗り換えるしかありません。

しかし、買い換えや乗り換えに踏み出しにくいのもまた事実。もっといいタイミングがいずれ来るのではないかと、躊躇してしまう気持ちも分かります。そこで今回は、現在(2020年10月頭)における様々なハードを「買い換え・乗り換え」の視点から観察し、その状況やお勧めするスタンスなどをお伝えしたいと思います。

次世代ハードへの乗り換えは、注目したいポイントで変化

ハード方面の話題で今最も注目を集めているのは、やはり次世代機の登場に尽きるでしょう。まずは11月10日に「Xbox Series X/S」(以下、X/S)が、そして11月12日に「PlayStation 5」(以下、PS5)が発売を迎えます。

この次世代機で初めてゲーム機デビューを果たす人もいるかと思いますが、今回は現行機からの乗り換えに絞って話を進めます。ですが、参考の一助になるかと思いますので、よければご覧ください。


新ハードへの乗り換え(もしくは現行機との併用)を考える上で、まず「このハードでのみプレイできる、ものすごく遊びたいソフトがある」という方は、事情が許すならば早期の購入がマストでしょう。もはや説明の必要もありませんが、魅力的なゲームをいち早く遊ぶ楽しさは、他には変えられない刺激です。

そして乗り換えでもうひとつ重要なのは、下位互換について。現行機のPS4ソフトやXbox Oneソフトが遊べるのであれば、どうしても選択肢が狭くなりがちな発売日周辺でも、遊ぶソフトに困りません。また、すでに購入済みのソフト資産が活かせるかどうかも大きなポイントです。

「PS5」の下位互換に関する情報として、SIEのジム・ライアンCEOはインタビューにて「下位互換性をテストした数千本のタイトル中、99%はPS5でプレイ可能であった」と述べています。また、プレイステーション カスタマーサポート 公式Twitterアカウントでは、「PS5の互換動作に対応したPS4のゲームであれば、ディスク版でもデジタル版でもPS5でそのままプレイ可能です」とのコメントを公開しました。このほかにも、公式サイトにて関連情報が記載されています

【「PS5」公式サイトの互換性に関する記載】
■後方互換性
PS5上での互換動作に対応したPS4タイトル(ディスク版・ダウンロード版ともに)をお楽しみいただけます。

■後方互換タイトルのブースト
対応するPS4タイトルとPS VRタイトルでは、より高速でスムーズなフレームレートでプレイを楽しめます。

■PS4タイトルをPS5向けダウンロード版にアップグレード
プレイヤーがお持ちのPS4タイトル(パッケージ版・ダウンロード版)をPS5向けダウンロード版にアップグレードできる場合があります。

「X/S」の下位互換についても、公式サイトの記述を確認できます。「X」「S」共に下位互換性について触れており、幅広いゲームプレイをバックアップする姿勢を窺わせています。
しかも、現行機のXbox Oneソフトのみならず、Xbox 360以前のソフトも対象です。

【「Xbox Series X」公式サイトの互換性に関する記載】
■豊富なゲーム タイトル
Xbox Series Xなら、未来の冒険から現在のお気に入り、そしてクラシック タイトルまで、4世代にわたるXboxの何千ものタイトルを、最高のビジュアルとプレイで体験できます。

■何千ものゲームとの下位互換性
Xbox One、Xbox 360、オリジナル Xboxの何千ものゲームで、読み込み時間の高速化、解像度の向上、フレーム レートの安定化、入力待機時間の向上を実現します。

■よくあるご質問「以前のXboxゲームはXbox Series Xで動作しますか?」
Xbox Series Xは、4世代にわたるXboxの何千ものゲームと互換性があります。また、Smart Deliveryゲームでは、一度ゲームを購入すると、そのゲームに最適なバージョンを、プレイしているコンソールに合わせて入手できます。下位互換性のあるゲームをプレイするには、ディスクを挿入するか、ライブラリを検索して、プレイするゲームを選択します。
【「Xbox Series S」公式サイトの互換性に関する記載】
■豊富なゲーム タイトル
発売初日のタイトル、100を超えるXbox Game Pass ライブラリのお気に入り、何千もの下位互換性のある定番ゲームなど、どんなタイトルをお探しでも、オールデジタルのXbox Series Sならいつでもプレイしたいゲームが見つかります。

■何千ものゲームとの下位互換性
Xbox One、Xbox 360、オリジナル Xbox の何千ものゲームで、読み込み時間の高速化、解像度の向上、フレーム レートの安定化、入力待機時間の向上を実現します。

■よくあるご質問「以前のXboxゲームはXbox Series Sで動作しますか?」
Xbox Series Sは、4世代にわたるXboxの何千ものゲームと互換性があります。また、Smart Deliveryゲームでは、一度デジタルゲームを購入すると、そのゲームに最適なバージョンを、プレイしているコンソールに合わせて入手できます。Xbox Series Sはすべてデジタルなので、コンソールからデジタルゲームライブラリにアクセスし、プレイするゲームを選択します。
「PS5」と「X/S」からは、下位互換に向けた力強い姿勢が感じられます。
ですが、いずれの次世代機も、対象ハードにおける全タイトルの下位互換を保障しているわけではありません。「自分が遊びたいゲームが、対象に含まれているか否か」は、蓋を開けてみるまで分からないのが現状です。

もちろん期待できる可能性は十分ありますが、下位互換を目当てで乗り換えを考えている方は、発売日以降の動向やレビューなどをチェックしてから購入を検討するのがお勧めです。

さらにもうひとつ。ハードの購入時期として、「値下げ」や「バージョンアップ」なども検討材料に入るでしょう。例えば現行機のPS4やXbox Oneは、低価格モデルのリリースや価格改定などが行われ、時間の経過と共に価格面の負担が軽減しました。また、HDD容量の大きなモデルや、「PS4 Pro」や「Xbox One X」といったハイエンドモデルも登場しています。

次世代機の低価格/ハイエンドモデルが出るかどうかは、現時点ではまったくの未定。とはいえ、PlayStationシリーズでは価格の改定や低価格モデルの発売はすっかり恒例ですし、Xboxファミリーも価格改定や実質的なローコストモデルなどが見られます。これまでの傾向を見ると、次世代機をお得に購入できるタイミングがいずれ来てもおかしくありません。

以上の点をまとめると、対応ソフトがすぐに遊びたい方は早期購入でOK。互換性に期待する方は、発売後の情報を確認してから検討。
よりお得な低価格モデル、もしくはハイエンドモデルを求める場合は、数年単位を覚悟の上で続報を待ちましょう。ただし、低価格/ハイエンドモデルが必ず発売されると決まってはいないので、その点にはご注意を。

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現行機の買い換え時期は?

PS4やXbox Oneは、後継機となる次世代機の発売が近づいているので、買い換えよりは前述の乗り換えを検討した方が、遊びの幅が増えるのでお勧めです。それでも敢えて買い換えにこだわるならば、「新品が買えるうちはいつでも、中古品しか見当たらない場合は早めに」が適切でしょう。

例えば「PS4」は今も生産されているので、急ぐ理由がなければ焦って買い換える必要はありません。必要になったタイミングや、使っているPS4の調子が悪くなった時に買い換えを考慮しましょう。一方で、「Xbox One X」のように生産が終了しているケースでは、在庫が切れる前に購入しておくのがベターです。もちろん、いつかはPS4も生産終了を迎えるので、その時は柔軟な対応を。また、直せば済むケースは修理依頼もご一考ください。

まだ後継機が見えない現行機といえば、ニンテンドースイッチです。2017年に発売されたスイッチは、まだしばらく任天堂の最新ハードとして活躍することでしょう。買い換えや2台目を検討される場合は、バッテリー重視の新モデル(2019年8月より発売開始)か、携帯性のライトか、好みや用途に合わせてチョイスしてください。


あくまで噂の範囲ですが、新型が登場するのではといった憶測も流れていますし、低価格モデルが新登場する可能性もゼロではないので、利便性を求める買い換えの場合は状況を見守ってみるのも手段の一つ。家族内で一緒にプレイするための2台目などであれば、プレイ機会を減らすのも勿体ないので、早めに購入するのがお勧めです。

3DSの別モデルが欲しい場合は、早めの買い換えがお勧め

直近のハードで最も買い換えを検討すべきなのは、「ニンテンドー3DS」(以下、3DS)かもしれません。無論、不要な人が無理に買う必要はまったくありませんが、現役で遊んでいたり、プレイしたい3DSソフトがまだある方は、今後に備えて買い換えや予備機の調達を視野に入れてるのもお勧めです。

というのも、3DSの生産終了が先月明らかとなり、新品は在庫限り。また、状態のいい中古品も徐々に数が減っていくことでしょう。ですが、修理対応はまだ受け付けているので、手持ちの機種で満足している場合は、まだ急ぐことはありません。修理対応の終了が発表された辺りで、予備機の確保を検討しましょう。

ちなみに、3DSには様々なバージョンがあります。ひとまわり大きいサイズの「3DS LL」や、ハイエンドモデルの「New 3DS」「New 3DS LL」、一部機能を省いた低価格モデル「ニンテンドー2DS」「Newニンテンドー2DS LL」と、そのラインナップは実に多彩です。

例えば手元の3DSが初期型で、大きな画面の「LL」やハイエンドモデルの「New 3DS」に替えたい、と望む方もいることと思います。このように別モデルへ買い換えたい場合は、店頭に在庫がある今が買い時。
生産終了=新たな供給がないため、時間が経てば経つほど選択肢は狭まるので、早めの買い換えがお勧めです。

筆者個人も、そろそろ3DSの買い換えを考えています。実は、3DSの後継機発表を待っていたのですが、今のところその気配はないので、今は買い換えを検討中です。据え置き機の作品なら移植やリマスターもあり得ますが、3DSソフトは2画面の特徴が逆にネックとなりそうなので、実機での環境は確保しておきたいところです。

携帯ゲーム機の買い換えを考えるならば、「PS Vita」についても一考すべきでしょう。据え置き機とのマルチ作品も多いものの、やはりPS Vitaでしか遊べないタイトルがあるので、こちらも外せません。

PS Vitaも生産が終了していますが、中古市場ならばまだまだ購入しやすい状況です。こちらも後継機の話はまだ持ち上がってないので、惹かれるタイトルがある方は、そろそろハードを押さえておいてもいい頃合いです。入手手段がほぼ中古のみなので、状態のいい本体は時間が経つごとに減っていきます。ただし、TV画面で遊べる「PS Vita TV」の中古市場は、定価を上回る相場になっているのでご注意を。

ユーザー個々人の関心度や環境などで、乗り換え・買い換えのタイミングは変わるため、万人にとって最適な時期というのは実質あり得ません。ですが、ある程度慎重に行きたいのであれば、次世代機への乗り換えは発売日以降に情報を確認してから判断するのがお勧めです。とはいえ、発売日以降にすぐ買えるかどうかは市場の動向次第なので、そこは覚悟しておきましょう。

スイッチについては、急ぎでなければ今後の動向を見極めるのも悪い手ではありません。ですが、ハイエンドモデルなどの話はまだ挙がっていないので、早々に買い換えたり2台目を確保し、ゲームライフをより充実させるのもお勧めです。

3DSの買い換えについては、今が買い時と見てよさそうです。特に、別モデルが欲しい方や予備機を押さえておきたい人は、そろそろ動き出していい頃合いでしょう。手元の3DSで満足している方は、修理対応を視野に入れつつ、まずは現状維持で。

PS Vitaの生産は終了していますが、中古市場にまだ在庫があるので、折を見て購入してもいいかもしれません。また、もう少し市場の動向を見守る余裕がありそうなので、相場をチェックしながら買い時を探すのも一興です。

購入したハードが永遠に使えれば嬉しいのですが、万が一の事態に備え、乗り換え・買い換えについて考えてみてはいかがでしょうか。手に入らなくなってからでは遅いので、後悔のない判断をどうぞ。
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