この11月は注目度の高いタイトルが多数登場しましたが、その中でも確かな人気を集めているのが、念願の発売を迎えた『ゼルダ無双 厄災の黙示録』です。

本作は、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(以下、BotW)で起きた「100年前の大災厄」に迫る物語を、『無双』シリーズの一騎当千バトルで表現したアクションRPGです。


本作は、発売に先駆けて体験版が配信されました。その体験版のプレイを通して、製品版に対して期待する点や、使ってみたいキャラクターについての傾向を調査するべく、インサイドにてアンケートを実施。今回は、その結果をお届けしたいと思います。

体験版をプレイした方々は、製品版にどのような期待を寄せているのか。そして、この願いは叶えられるのか。その結果は、発売を迎えた11月20日以降から明らかとなることでしょう。
既に『ゼルダ無双 厄災の黙示録』をプレイしている方は、ユーザーの期待と製品版を照らし合わせてみてはいかがでしょうか。

体験版プレイヤーが、製品版に期待しているポイントは?
■ストーリーについて

製品版に期待する点として最も多かったのは、ストーリーに関するものでした。「100年前のストーリーを濃密に描いてほしい」「一番期待しているのはストーリーですね。大厄災の絶望感をどのように描いてくれるのか、ブレワイの物語へとどう繋がるのか等々、とても気になる事が多くて今から楽しみです」など、物語に注目している声が多数寄せられています。

なお、ストーリーへの期待と一口に言っても、その方向性は様々。まずは、「ブレワイにつながる、またはつながらずにif路線になるストーリー」「物語がifなのか、本当に過去なのか。
あの白いガーディアンの存在からifかなと思われますが、実際にプレイして、一つの作品として満足できるものだと信じています」など、『BotW』と直接繋がるのか、それともifという位置づけになるのか、その点に注目する方も。

また、結末に関する期待も大きく分かれており、「物語的にバッドエンドなので、どう見せていくのか」「バッドエンドになるシナリオに対してどんな過程があるのか」と、当時の悲劇をいかに描くのかが気になるユーザーも少なくありません。

一方で、「本編であるBotWとは異なる結末になることを期待」「主要キャラ全員生存の大団円Ifが欲しいです」「ifのストーリーならば、厄災を防ぐことが出来たストーリーを用意してくれていると思っているので、そこに期待してます」と、ハッピーエンドを望む方も多数。ユーザーの期待が多方向に渡っていることが窺えます。

更に、「おそらく、パラレルワールドの話でハッピーエンドで終わるんだろうけど、正史のアンハッピーの悲しい終わり方も体験したい」「序盤の展開ではハッピーエンドのifストーリーのようだが、ルート分岐で正史(敗北)ルートも見たい」など、ifとしてのハッピーエンドがあると予想しつつ、『BotW』に繋がるバッドエンドも見たいという、両方を望む意見もありました。

加えて、「本編はシリーズのタイムラインに属していませんでしたが、今作で過去のタイムラインと絡んだり、また別のタイムラインが発生するのか楽しみです」「ストーリーがどのように転ぶのか。
単なるWHAT IFではなく、ゼルダ史に刻まれる作品であってほしい」と、シリーズ全体を見据えた位置づけに期待する声も。ストーリーに対するものだけに絞っても、『ゼルダ無双 厄災の黙示録』に対する期待は、かなり大きなものとなりそうです。

■バトルについて

バトルについては、「英傑たち4人を動かせるところ」「体験版では未登場の、各種族の英傑たちを早く操作したい!」と、英傑を直接操作できる点を心待ちにしている方が多くいました。いずれも様々な魅力を持つキャラクターだけに、本作での活躍に期待が集まるのも無理のない話でしょう。

また、英傑を含むプレイアブルキャラクター全体に対する期待も。出来るだけ多くのキャラを使いたいといった意見や、「ハイラル王も使いたい」「前作の魔獣ガノンのような、規格外のキャラクター」など、具体的な希望を告げる方もいました。


本作は、『ゼルダ無双』(1作目)のような、作品世界を超えて集結するような形ではなく、あくまで『BotW』の世界を深く描くスタイルなので、プレイアブルキャラも(現時点の情報では)『BotW』に登場している人物のみ。それだけに、操作可能なキャラがどこまでいるのか、期待が集まるところでしょう。

さらに、「ライネルと戦う時のような緊張感のある重厚な戦闘も味わいたいです」といったバトルの歯応え、「ゲームを進めるとアクションのバリエーションも増えるようなので、そちらにも期待する。特にゼルダ姫」のようなアクションの広がり、そして「神獣の操作」など、こちらも多岐に渡る期待が届く形となりました。

■そのほかの声

寄せられたコメントは、ストーリーとバトルに関するものが大半を占めましたが、この他の意見も寄せられています。高揚感や爽快感といった手触りに関する内容もあれば、「あの素晴らしい世界観を堪能したい」「ブレスオブザワイルドの世界観に浸れること」と、没入感を楽しみにしている声も一定数集まっています。


また、「ストーリーだけでなく、前作並みのクリア後のボリューム」「追加ダウンロードで良いのでボリュームの有るゲームにしてほしい」と遊び応えを望む意見や、「ブレスオブザワイルドでは回想でしか登場しなかったキャラクター達の掛け合い等」「4英傑やリンク、ゼルダの当時の絡みや個人個人の性格などを深堀してほしい」のような世界の深堀り、フレーム改善といったゲーム性の向上など、幅広い期待と要望の視線が『ゼルダ無双 厄災の黙示録』に集まりました。

【読者の声】(一部抜粋)
・やはり英傑を操作できることや、過去のシナリオを見れるところ! 体験版では、もしかしてifストーリーなのかも!?とワクワクしながらプレイしたので、製品版でどんな結末や選択をリンクがすることになるのかとても期待しています。
・100年前の厄災の物語がどのように展開していくのか、終わりはどこまでするのかが気になります。
・とにかくどんな話になるのか気になる。ボリュームも期待している。本編に繋がるバッドエンドが欲しい。

・解像度かフレームレート、どちらか片方はマシであって欲しいです。
・ブレワイのストーリー、雰囲気をしっかり反映してほしい。体験版ではちゃんとできていてよかった。
・四神獣や四英傑が如何にして敗れ、厄災が復活するに至ったのかが気になります。
・ブレスオブザワイルドではリンク一人ぼっちだったので、たくさんの仲間と戦えるのが嬉しい! あと4人も操作出来る英傑たちが残ってるなんて! 早く操作してみたい! まだ他にもプレイアブルキャラが居たら、とんでもない神ゲーになるはずでしょう。
・今後のアップデートで戦闘プレイ中のカクツキ補完を期待したい。スピンオフであるし、制作も違うのは重々理解しているのだが、今の段階でブレスオブザワイルドと銘打つのは少し厳しいと思う。私の様にBoWと銘打っているから初めて無双シリーズをプレイする人も多いと思うので。原作とはチームの規模も制作期間も違うと思うので、比べるのは酷なのかも知れないが、常に50fps位でプレイしている様な感覚は是非改善を期待したい。
・キャラや武器の多さに期待しています。また無双と言ってもギリギリに避けたり縦で弾いたりする緊迫感もブレスオブザワイルドの持ち味なので、ボスと1対1の駆け引きなんかがイベント的にあっても面白そうだと思う。
・四英傑の操作とその神獣の操作、またifストーリーでも大まかなところは本家のブレスオブザワイルドの100年前と同じだと思うので、それぞれの関係性の描き方。また、ifストーリーならではの救いを出来る描き方や100年前と同じように出来そうな所です。

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回答者が選んだ「一番使いたいキャラ」は、これだ!

またアンケートでは、『ゼルダ無双 厄災の黙示録』で使ってみたい『BotW』のキャラクターについても伺ってみました。プレイアブルが決定していないキャラも含め、ユーザーのプレイ意欲を刺激しているキャラは誰なのか、多くの票を集めたベスト10を発表させていただきます。なお、アンケートの有効回答数は259票でした。

まず第10位は、『BotW』の強敵として印象深い「ライネル」(6票)。あの強さを実感してみたいという気持ち、十分分かります。続いては、同率8位で「厄災ガノン」と「インパ」がランクイン(各7票)(「厄災ガノン」にガノンドロフも合算)。『ゼルダ無双』ではプレイアブルだったので、引き続きの参戦を果たせるのでしょうか。「インパ」は、体験版での感触が好印象だった模様です。

その2人を僅差でかわしたのが、第7位の「ゼルダ」。獲得票数は8票と、このあたりは紙一重の差は続きます。そして、娘よりも票数を稼いだ「ハイラル王」が第6位に(9票)。親子仲良く、順位が連続する形となりました。ちなみにハイラル王ではなく、「始まりの大地の老人(王様じゃなくあくまでもあの老人でやってみたい!)」を推す声もありました。そのこだわりぶりに敬意を表し、ハイラル王の票数にはカウントしておりません。

ここからは、ベスト5に突入。まず第5位は、イーガ団の総長「コーガ」が食い込みました。票数は11票を獲得しており、堂々の上位入賞です。そして第4位は、英傑の一翼を担う「ミファー」。ベスト3こそ逃しましたが、票数は一気に伸びて26票も集まっており、『BotW』の人気キャラが今回も存在感を示しています。

そして第3位は、ゲルド族の英傑「ウルボザ」。獲得票数は27票と、第4位のミファーと接戦を繰り広げましたが、わずかにウルボザが勝りました。「英傑たちの詩での立ち振る舞いがかっこよかったので」「ウルボサの怒りなどの演出が気になる」といった声が、彼女の順位を後押ししました。

このウルボサを5票差で下し、第2位に着地したのは「リーバル」。獲得した32票は、全体の12%を超えており、かなりの支持を集めています。「弓矢でザクザク倒せそうなリーバルを選んだ」「どのようなアクションになるのか楽しみです」などのコメントが寄せられ、英傑の中でも抜きんでた関心度を得ています。

そこから更に票を伸ばし、第1位に選ばれたのは「リンク」でした! 全体の15%超えの41票を集めており、圧倒的な結果と言えるでしょう。リンクを操作する楽しさは本作以外でも味わえますが、だからといって関心度が下がったりはしません。「やっぱりリンク」「一番好きなキャラ」とコメントも力強いものが多く、さすがの人気ぶりです。

【『ゼルダ無双 厄災の黙示録』で使ってみたい『BotW』のキャラクターは?】
第1位:「リンク」(41票)
第2位:「リーバル」(32票)
第3位:「ウルボザ」(27票)
第4位:「ミファー」(26票)
第5位:「コーガ」(11票)
第6位:「ハイラル王」(9票)
第7位:「ゼルダ」(8票)
第8位:「インパ」(7票)
第8位:「厄災ガノン」(7票)
第10位:「ライネル」(6票)

11位以下では、「コログ」や「ガーディアン」、「シド」に「神獣」などの名前も挙がりました。また、もうひとりの英傑「ダルケル」にも票が届いたものの、残念ながら4票だったため、ベスト10には届きませんでした。

リンクや4人の英傑、ゼルダにインパなど、『ゼルダ無双 厄災の黙示録』でのプレイアブルが決定しているキャラクターは複数いますが、ユーザーの期待がどこまで実現するのか。その結果は、実際にプレイして確かめてみましょう!