ついに発売されたオープンワールドRPG『サイバーパンク2077』。特に魅力的なのは名前のとおり、サイバーパンクな世界観でしょう。
一歩足を踏み入れればナイトシティのインパクトに驚かされるはず。

そしてサイバーパンクな世界なので、そこに住む人たちも特徴的ですし、生活もかなり未来感があるのです。この記事では「食料事情」、つまり本作での「SFメシ」がどうなっているのか見ていきましょう。

◆いかにもSF感ある食べ物
ナイトシティは自動販売機がたくさんあるのもうれしい。フライドアンツと書かれているこちらは、その名のとおり揚げたアリのようです。食べごたえがなさそうですが、そのあたり気になりますよね。

街中でよく見かけるのが「IT'S BIG」なブリトー。でかくて手軽で食べやすくて人気がありそうです。食べ物のパッケージデザインとは思えないところもいい。まるで電池のような見た目です。

一方で、かわいらしいデザインの食料も販売されています。これはちょっと買ってみたい。


「リアルウォーター」も気になります。同様に「リアルフルーツ」が売られておりこちらはふつうの果物のようなので、つまりリアルウォーターはふつうの水のこと。逆にいえば、フェイクなウォーターが基本の飲み物なのでしょう。現実にいるわれわれはリアルウォーター飲み放題!

食材と思しきものを売っている場所も見かけましたが……。これ、何?

うますぎて爆発する食べ物の広告も大げさすぎて笑えます。まったく食欲がわきません。

◆知ってるけど未来感がある食べ物
また、アイテムとして拾えるものにも注目。「ピエール・クロワッサン」はわれわれの知るクロワッサンとまったく同じですが、パッケージデザインが未来感ありまくり。製造過程でまったく同じ形のものしかできないのでしょうか。

タコスも同様の固形パッケージに入っています。右上についているのはサルサソース?

スウプもそのまま飲めるかのようなパッケージになっています。コップがいらなくて合理的!

チョコレートはもともと合理的な形をしているからか、現代とあまり変わっていないようです。
これは素直においしそう。

◆馴染みある食べ物
ナイトシティでよく見かけるのがハンバーガーとポテト。ハンバーガーはいかにも雑な味がしそうですし、ポテトは尖りまくっていますが、大人気です。

ホットドッグもよく販売されており、そのせいかケチャップとマスタードもたくさん置いてあります。やはり手軽に食べられるうえジャンキーなものは未来でも大人気なのでしょう。

なかにはマスクをしながらハンバーガーを食べる人も。喋りかけたら怒られました。

アジア系の食料を扱っている屋台では、焼きそば、焼き鳥(串焼き?)、カリフォルニアロール、そして麻婆豆腐のような食べ物も見かけました。焼きそばには合成サーロインが入っているらしく、見た目こそふつうですが中身がどうなっているのか、あやしいですね。

そして、屋台で見かけた握り寿司のマズそうな感じときたら! 生鮮食品はあまり手に入らなさそうですし、一般市民はなんだか訳のわからないものを食わざるを得ないのでしょう。

その隣にあったものは……、ドブに入った卵焼きと木の板? 好意的に解釈するとラーメンなのですが、そもそも食べ物に見えません。

肉まんは素直においしそう。
なんの肉なのかは気になりますが。

このゲーム、ホカホカのピザもやたらとマズそうなんですよね。街中を歩いているとゴミ箱に捨てられているピザも見かけるのですが、そのときのグラフィックと店に置かれているピザはまったく同じ見た目をしているのです。

◆そのほかの気になるもの
屋台のおっさんが「スタッドスティック」を食べ物を置く場所に並べていたりして、衛生観念も未来を感じさせます。こんな店、絶対いやだ。

また、おいしそうな食べ物がたくさん描かれた看板もありました。これはおそらく大食い番組なのでしょう。一般市民はこういうのを見て、ブリトーをかじり、格差を肌で感じるのかも。そんな哀れさもSFメシの醍醐味です。
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