また、ステイホームの影響による家庭用ゲームの需要拡大、「ニンテンドースイッチ」の長期的な供給不足、次世代ハードとなる「Xbox Series X | S」や「PS5」の発売などもあり、まさに激動の1年とも言える展開でした。
ですが一方で、ユーザーから大きな注目を集めながら、新情報が満足する形で訪れていない期待作もありました。また、発表されたものの、続報が途絶えているタイトルもあります。
期待度が高いからこそ、新情報が欲しい・・・そんな思いに駆られている方も少なくないことでしょう。また仕方のない話ですが、続報がないままだと、記憶から薄れてしまう可能性もあります。
そこで今回は、2021年に新情報が届いて欲しい期待作を独断でピックアップ! 各タイトルへの応援の意味を込め、改めて紹介させていただきます。気になるタイトルを見つけた方は、新情報の公開を待ち続ける同士と共に、この2021年の動向に注目しましょう!
まずは、昨年のピックアップ作を振り返り
実は、今回と同じ主旨の記事を昨年も行いました。昨年取り上げた作品が2020年にどのような動きを見せたのか、まずはその点に迫ってみます。
『原神』は、昨年めでたくリリースを迎えました。PS4のほか、iOSやAndroid、PCと幅広く展開しており、多くの方々が魅力的な世界を描くオープンワールドを満喫しています。
ちなみにニンテンドースイッチ版も予定されていますが、そちらのサービス開始日などは現在未定です。
この他に目立った動きがあったタイトルと言えば、新たな映像が公開され、2021年に全世界同時発売が決定した『真・女神転生V』です。2017年1月に発表された本作は、4年の月日を経て、その姿を現してくれるようです。
とはいえ、ゲームの詳細などはまだ明かされていないため、発売日決定の情報も含めた更なる続報の到着を待ちましょう。
2019年に『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』続編の制作が発表され、その後も開発が進んでいるアナウンスなどはありましたが、内容に迫る情報などは2020年もないままでした。
ですが、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の世界で起きた100年前の大厄災を描く『ゼルダ無双 厄災の黙示録』を電撃発表。しかも、初お披露目からさほど時間を置かず、2020年11月20日にリリースする迅速さでユーザーを驚かせました。発売元はコーエーテクモゲームスですが、グラフィックや世界観、遊びの方向性などの意見がゼルダチームから寄せられており、ゼルダ史に刻まれる作品に仕上がっています。
『ゼルダの伝説』にとって2020年は、続編という未来ではなく、『厄災の黙示録』で過去に踏み込む年となりました。この勢いで、2021年の新展開に期待したいところです。
このように、いくつかの作品に動きが見られましたが、『ベヨネッタ3』『メトロイドプライム4』『ELDEN RING』『閃乱カグラ 7EVEN』『deep down』『ロストオーダー』については、大きな動きがないまま。この2021年こそ、続報が来ますように!
<cms-pagelink data-text="そろそろ続報が欲しい! 人気シリーズから期待高まる新展開まで" data-page="2" data-class="center"></cms-pagelink>
あの作品の続きは? シリーズ最新作は? 「スタジオ・ゼロ」の挑戦も気になる
昨年取り上げたタイトルも注目どころですが、今回は更に8作品を独断で選んでみました。まずは、待望の発売を迎えたリメイク作の続編から取り上げたいと思います。
2020年に『ファイナルファンタジー7 リメイク』が発売され、一新されたグラフィックはもちろんのこと、キャラクターの魅力を掘り下げたシナリオなども話題となりました。
ですが『FF7 リメイク』で描いた範囲は、ミッドガル脱出まで。
現時点では、続編に関する具体的な話などはまだ届いていません。『ファイナルファンタジー7 リメイク』のクオリティも相当なものだったため、矢継ぎ早なリリースは当然難しいと思われますが、「あの後の物語を早く遊びたい!」と求める声も多いので、正式な新発表が待たれます。
2019年に発表されたPS4/Xbox One/PC(STEAM)ソフト『テイルズ オブ アライズ』は、その後も新映像などを定期的に公開し、その都度話題となりました。『テイルズ オブ』シリーズの家庭用向け完全新作としては、2016年発売の『テイルズ オブ ベルセリア』以来なので、当然のように大きな期待が寄せられています。
ですが、2020年に入ると新情報は途絶え、昨年6月頃には「発売時期未定」と告知。以来、大きな新情報はないまま2021年に入る形となりました。
1作目の『テイルズ オブ ファンタジア』が発売されたのは、1995年12月15日のこと。そのため今現在は、シリーズ25周年イヤーの真っ直中です。このタイミングに合わせ、続報からリリースまで一気に駆け抜けてくれる可能性もあるので、今年の動向に要注目!
2016年の年末に、アトラスから新たな提案が飛び出しました。それは、RPGプロジェクトの始動です。これまで名を馳せた『真・女神転生』シリーズや『ペルソナ』シリーズとは異なる、「真なる幻想体験(=ファンタジー)への回帰」を目指すこのプロジェクトは、後に『PROJECT Re FANTASY』と呼ばれ、コンセプトビデオなどが公開されています。
この、新たな挑戦を担う「スタジオ・ゼロ」からは、一足先に『キャサリン・フルボディ』が飛び出しました。その開発・リリースの関係からか、『PROJECT Re FANTASY』の具体的な内容や新情報などは、まだ届いておりません。
橋野桂氏、副島成記氏、目黒将司氏と、アトラスファンにはお馴染みのクリエイター陣が携わるという点だけでも、大きく興味をかき立てる『PROJECT Re FANTASY』。2020年7月にスイッチ版をリリースして『キャサリン・フルボディ』は一段落したと思われるので、次は『PROJECT Re FANTASY』の番だと信じたい!
<cms-pagelink data-text="昨年発表されたタイトルも、新たな続報が欲しい!" data-page="3" data-class="center"></cms-pagelink>
世界的ヒット作の続編や、ナンバリング最新作などの展開にも期待
ここまでは、2020年やそれ以前から新情報の無かった期待作などをピックアップしましたが、ここからは少し趣向を変えてみたいと思います。昨年発表されたばかりですが、2021年の動きも特に注目されそうな人気タイトル3本をチョイスしましたので、期待作を改めて再確認しましょう。
まずは、大ヒットを記録した『Horizon Zero Dawn』の続編となる『Horizon Forbidden West(仮称)』です。現時点ではPS5とPS4向けのリリースが予定されており、今回もアーロイの壮大な冒険を描きます。
新たな冒険の舞台となるのは、アメリカ西部。遠い未来の世界なので、荒廃した街や緑豊かな大自然などが広がっており、これらの大地をオープンワールドで表現します。
このほかの詳細はまだ未定ですが、海外向けに公開されたPS5のローンチトレイラーを見ると、2021年後半に向けた開発進行が示唆されています。とはいえ、正式な発売時期の発表ではないため、目安や目標程度に受け止めておく方がいいかもしれません。出来るだけ早めに、なんらかの続報を目にしたいものです。
『ファイナルファンタジー7 リメイク』の続編も気になりますが、ナンバリング最新作のPS5ソフト『ファイナルファンタジー16』からも目が離せません。
こちらも詳細はまだ明かされていませんが、「これは、クリスタルの加護を断ち切るための物語」といった気になる一文や、直近のシリーズ作と比べてファンタジー色が濃いこと、『FF14』でも鋭意活躍中の吉田直樹氏がプロデューサーを務めるなど、様々な点に注目が集まっています。
すでにティザーサイトが公開されており、一部のキャラクターもお披露目済み。また、吉田氏が直々に「情報公開は2021年を予定」と表明しているなど、今回取り上げた作品の中でも続報や新展開の可能性が高い作品と言えるでしょう。
こちらで取り上げる3作品のトリを飾るのは、PS4/Xbox One/PC(STEAM)にて展開予定の『バイオハザード ヴィレッジ』。『バイオハザード7』の直接的な続編に当たり、前作の数年後を描きます。
今回も主観視点を採用しているため、臨場感や没入感は満点。前作から引き続き、主人公はイーサン・ウィンターズが務めます。また、シリーズファンにはお馴染みのクリス・レッドフィールドも登場し、謎めいた“村”でのサバイバルホラーに関わる模様です。
気になる続報ですが、公式サイトの次回更新予定は今冬を予定。そう遠くないうちに、新情報にお目にかかれるかもしれません。また、本作の発売時期は2021年なので、順調に開発が進めば、今年を代表する1本になる可能性も高そうです。
<cms-pagelink data-text="個人的に推したい・気になるタイトルも2作品ピックアップ!" data-page="4" data-class="center"></cms-pagelink>
2021年に発売して欲しい『地球防衛軍6』! 続報はまだか、『日之丸子』!
ここまで、独断ながらも注目度が特に高いタイトルを厳選しましたが、最後に筆者個人が特に期待している2作品を紹介したいと思います。
まずは、無数の巨大生物を相手に、ビルすら吹き飛ばすほどの火力で立ち向かう人気シリーズの最新作『地球防衛軍6』について。前作の『5』と直接的な繋がりを持っており、3年後の地球が舞台となります。
人類は総人口の9割を失っており、文明もほぼ壊滅状態。希望を見出すことすら難しい状況から、『地球防衛軍6』の物語は幕を開けます。対する敵も、撤退時に回収されず地球に残された下級のエイリアン(コロニスト)や侵略生物たち。相手側も厳しい環境下に置かれており、見渡す限りの全てが絶望に染まっています。
TGS2020に合わせて開発途中バージョンのプレイを披露するなど、昨年の時点で期待感が高まる展開を見せていますし、ティザーサイトには「COMING 2021」の文字も。こちらも続報やリリースに期待が持てますが、昨年の段階で「おそらく来年の年末くらいじゃないかと」といった発言を岡島信幸氏がこぼしています。まだ未定ながら、リリースは早くても今年の年末か、2022年の始め頃になるかもしれません。
そしてもうひとつのタイトルは、ニンテンドースイッチ/PS4ソフト『日之丸子』。
本作の開発を担当しているタムソフト曰く、「ミリタリーな世界観を舞台に少女が巨大メカへ立ち向かう本格アクション」とのこと。ほぼ初報の情報のみなので、詳細等も不明なタイトルです。
しかしティザートレイラーを見るだけでも、if戦記モノの爽快アクション、スピード感とダイナミックを兼ね備えた魅せ方、重みのある格闘シーンなど、期待感をかき立てる断片がそこかしこに詰め込まれています。あくまでトレイラーなので、実際のゲームとは異なるかもしれませんが、力強い原石のようなパワーを感じるのもまた事実です。
こういった美少女アクションは最近少なくなっているので、ここはぜひ『日之丸子』で、新たな盛り上がりを見せて欲しいものです。そのためにも、まずは続報からお願いします!
2020年にピックアップしたタイトルに加え、新たに8作品に注目してみましたが、新情報が待ち遠しいゲームソフトは数多くあります。また、PS5といった新ハードの普及状況も今後のゲーム業界に大きく影響を与えるため、気になるところです。
2021年は、どのような続報や新発表が届き、どんな作品と出会えるのか。ゲームファンにとって幸せにな1年になりますように!